どうも。前回より文調が変わったので、どうしたのかとお思いの方もいるかと思われ。何の事はない。記事数が1000を超えて色々とマンネリ化してるので、ちょっと雰囲気を変えてみようと思った次第。土斑猫の中身は変わっていないので、どうぞ今後もよろしう。
で、現在執筆中の「おとぎストーリー天使のしっぽ」二次創作の新作がまだ公開出来る状態までになっていないので、今回もペット話である。もう少し待っててね。特にエマさん。自分の創作意欲は衰えちゃいないぜ!!
という訳で本題。
実はついこの間まで、フトアゴヒゲトカゲのホットスポットに使う電球に悩んでいたのである。そんなもん、飼育始める前に検討つけとけと叱責されそうだが、まあ事情を聞いて欲しい。
実は、ホットスポット用の集光型電球は幾つか持っていたのである。その中で、一番ワット数の高いものを使っていた。50wの製品だったのだが、いざ使ってみるとどうにも上手くない。聞いたところによると、フトアゴに使うホットスポットの温度は直下で40〜48度台。けれど、なかなかそこまで上がらない。肝心のフトアゴも、いつまでもホットスポットでダラダラ。しまいには消化しそこねた人参をそのまま排泄する始末。明らかに、温度が足りない。節が節なのでこれでもいけると踏んだのだが、それが良くなかった。安く上げようと思うとロクな事がない。猛省。という訳で、新たな熱源を求めてホームセンターへ。
店に行くと、100wクラスの電球はあった。あったが、何かイマイチ物足りない。どうせなら、もっといいものはないかと探してみると、この製品↓が目に入った。
その名も、「ハイパーサン」。聞くからにパワフルな名前である。実際、100wなので相応のパワーがあるのだろう。しかも、熱と同時に紫外線も放射するという。当然だが、ケージにはスポットライトの他にスパイラル型の紫外線灯もつけてあったが、そこはそれ。フトアゴは強い紫外線下で強く発色するという。うちの子はノーマルだが、良い色を出してくれるのならそれはそれでやぶさかではない。調べてみると、ハイパーサンは同系列の製品の中では一番紫外線の放射量を誇るという。その代わり、パワーが落ちると言う記述があったが、100wなので相応の力はあろうと気にしなかった。
・・・・・・お分かりだろうか。
そう。今から思えば、これが間違いだったのである。
とにかく、安く上げる事に懲りていた自分はこれを選択してしまった。
値段は8000円ちょっと。正直、お財布には優しくない。しかし、この時自分は使命感に燃えていた。同じ爬虫類を愛するあなたなら分かるはず!!一刻も早く我がフトアゴ君に快適な環境を!!分かるでしょ!!え?分からない?あっちいけ!!とにかく、その思いに押され、自分はこれを購入したのである。
・・・・・・そろそろオチが見えてきた頃合いだと思うが、お付き合い願いたい。
帰宅した自分は、意気揚々とフトアゴ君のケージにハイパーサンを設置した。
そして点灯!!さあ、ハイパーサンよ!!存分にその威力を発揮するが良い!!
普通の保温球と違い、最初に淡い常夜灯の様な光が灯り、それが次第に白く変わっていく。
おお、何か特別っぽい。これは期待出来るかも・・・・・・。
上がり始める温度。いいぞいいぞ!!ドンドン上がれ!!
20度、25度、30度、そして――
ピタリ
・・・・・・あん?
止まった。温度の上昇がピタリと止まった。
温度計の数値は30度。
何か、低くないか?これ?
しばし、観察してみる。
ノコノコとホットスポットにやって来たフトアゴ氏。いつもの様に、降り注ぐ光の元に身を晒す。そして、観察する事数十分。依然として動かないフトアゴ氏。
おい。ちょっと待て。フトアゴ氏におどきいただき、ランプの直下を測ってみると・・・・・32度。
確定である。足りてない。全然足りてない。
何と言う事でしょう。
パワーが弱いとは聞いていたが、まさかここまでとは・・・・・・。
とにかく、このままではお話にならない。
しかし、このハイパーサンで今月の予算はほぼ使い切ってしまった。これは困った。
どうしたものかと思い、改めて雑品入れの中を漁ってみる。
すると、こんなものが出てきたのである↓
何だ50wか。お呼びじゃないよとスルーしかけて、ふと気がついた。ハロゲン?ハロゲンビームランプ?その言葉が、古き記憶を呼び覚ます。
自分、結構前にヒョウトカゲと言うトカゲを飼っていた。いわゆるレオパとは別物の、イグアナ科のトカゲ。
で、実はこのトカゲ、バリバリの砂漠棲である。当然、ホットスポットはかなりの高温を要する。その時使用していたランプが確か・・・・・・「ハロゲン」!!
もしかしてと思い、急いでケージに設置。点灯。すると・・・・・・
上がる上がる。凄まじい勢いで温度計のメーターが上がっていく。そして・・・・・・ランプ直下が40度突破。50wにして凄まじいパワーである。
っていうか、何なんだ。ハイパーサン。何がハイパーだハイパーサン。ハイパーと言うからにはハイパーでなければいけないんだぞハイパーサン。ハイパーがゲシュタルトしそうなのでハイパーはここらへんでやめるがホント何だったんだハイパーサン。
結局、フトアゴ氏のバスキングスポットはハロゲンランプ50wと紫外線灯(スパイラルタイプ)という事に決まった。
すごく無駄に時間と資金を浪費した様な気がするが、まあ貴重な授業料だったと思うしかない。
ちなみに、今回一番得をしたのはこの方↓
我が家の長老、ロシアリクガメ氏である。
彼にはハイパーサンがぴったりあったらしく、最近少々不活発だった彼が見違える様に元気になった。
これを見るに、ハイパーサンも全然ダメという訳ではないのだろう。実際、紫外線の放射量は多いのだし、温度もそれにあった生体に使えば良いだけの話である。
しかし、こんな事なら普通の100w電球を買っとけば良かったという思いは晴れない。
せめて、どんくらいの発熱量なのかくらいは明記してほしいなぁとかは思うのだが・・・・・・。
まあ、長老が元気になったからいいけどね・・・・・・。チクショウ・・・・・・
【このカテゴリーの最新記事】