最近、アフウシが怖いです。いや、精神的に怖いとかじゃなくて、物理的に怖い。
食欲はウチに来た時からありましたし、そうゆう生き物だとは事前調査で知っていました。
にしても、最近は凄過ぎる。その目は餓欲によって常にギラギラと光り、その体は捕食のための跳躍に備えて常時スタンバイされています。
カエルの世界は、餌か敵かの二択の世界。ある程度までの大きさの動くものは餌。ある程度からの大きさの動くものは敵、と言った具合です。しかし、コイツ明らかに”敵”と言う概念がありません。人の手、水容器、隣人のツノガエル。動くものは餌であろうがそうでなかろうが、小さかろうが大きかろうが、委細構わず飛んできます。これが怖い。メンテナンスの為にはケージの中に手を入れなければいけませんが、その手にも当然の様に飛んできます。以前、イエアメに指をくわえられた事がありますが、別にどうって事はありませんでした。そりゃそうです。普通、カエルには歯がないんですから。噛まれたって、せいぜい気色悪いだけで痛くもなんともありません。
そう。”普通”のカエルなら。しかし、物事にはすべからく例外がある訳で。
そして、その例外にあたるのが、かのアフリカウシガエルです。
コイツ、カエルの分際で歯があります。それも、尖ったヤツが。噛まれれば、痛い上に流血必至です。これまで、どれほどのアフウシ飼育者がその毒牙にかかってきたことか・・・。いや、毒はありませんが。
しかし、小さい時は大人しかったのに、一体どこでスイッチが切り替わったのか。
ウチの場合、体が大きくなるにつれて気が大きくなってきたのもあるんですが、どうもマウスを与えるようになってから凶暴性が増した様な気がします。
前に聞いた事があるのですが、ワニを飼育する場合、魚類を主食にすると大人しい性格になり、マウス等の獣肉を与えると気が荒くなるとか。
カエルにも同じ事が言えるのかも。
実際、マウスに対する反応は凄くていくらでも呑み込んでしまいます。その味に、野生が刺激されているのかもしれませんね。
そう言えば、ツノガエル達もマウス食う様になってから性格が図太くなった様な......。
う〜む。体のみならず、気まで大きくするとは、マウスの効能恐るべし......。
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