2009年10月10日
オーデュボンの祈り
「オーデュボンの祈り」を読み終えた。まさに、伊坂幸太郎の世界なのか、喋るカカシなどまったくもって非現実的なのだが、どんどん引き込まれていった。そして、最後は爽快感とも違うのだが、なんとなく納得できて終わることができた。
警察から逃げる途中で気を失った伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来鎖国を続けているその孤島では、喋るカカシが島の預言者として崇められていた。翌日、カカシが死体となって発見される。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止できなかったのか?ミステリーの新時代を告げる前代未聞の怪作。第五回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作。
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