2004年05月06日
抗D人免疫グロブリン製剤投与の記録は20年間保存
D(Rho)マイナスの産婦がD(Rho)プラスの子を分娩したときに、母体血中での抗D(Rho)抗体の産生を抑制するために、本剤を分娩後72時間以内に筋注する。これにより、次回妊娠時の新生児溶血性疾患を防止することができる。
原料はアメリカの非献血による人血液。HBやHCV、エイズの検査は行ってはいるが、その他さまざまな感染のリスクは否定できないといえる。(現在の血漿分画製剤の製造工程では、ヒトパルボウイルスB19などのウイルスは完全除去することはできない。また、ヤコブ病の原因である異常プリオンも完全には排除できないとされる。)
いずれ、人血液からつくられた製剤なのだから、いたしかたないわけである。
そのため、投与した場合、その記録は、なんと20年間保存しなければならないのだ。
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