2021年01月28日
純な心
年取るとどうも、昔話が多くなる。今回の話も60年も前になるのであろうか。
子供の頃漸く自転車に乗れるようになると、目いっぱいのスピードで道路を疾走していたものである。
自分ではこのまま自転車に翼を付けたら飛び上がるのではないかと、思うぐらいスピードを出して走ったもの
である。
ある日、いつものように上半身を前に倒し、所謂前かがみの状態で全力疾走していた時、隣に高校生位の
女性の自転車がスーッと走り寄り「ぼく!、一緒に競争してやろうか?」と。
うれしはずかし思う間もなく、一気に150m位の直線道路を並走して走りだした。
結果は覚えていないが、今でも上気し鼓動の音だけが妙に聞こえた事だけが記憶の片隅に残っている。
素敵なお姉さんは今どこに。
かなりなお婆さんになってしまっていることだろう。
だが、素敵なお姉さんの思い出はいつまでも鮮やかに残っている。
それにしても、あの時のお姉さんのような子供に優しくすっと傍に立ってくれるような大人になろうと、
その時以来つとめてやってきたつもりである。
純な大人というやつかな。
今後もガキどもと楽しく遊べる爺として頑張ろう。
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