2023年11月22日
時給の価値観とその先
先日中学1年の孫が学校帰りに立ち寄り、しばらく遊んでから帰って行った。
お茶を妻と孫との三人で楽しんだ後に、庭に出てバトミントンをして大汗をかき楽しい時間を過ごした。
我家の三女の処の次男坊である。
彼には兄と弟がいる、三人兄妹の真ん中である。
テニス部に属し中学生活を満喫しているようである。
心優しき少年であり、帰宅時たまに我家に立ち寄り妻と遊んでいくらしい。
たまたま私も在宅しており、一緒に茶を飲みバトミントンに興じたであであった。
このひとときがどれ程妻の心を癒してくれる事か、有難い事である。
将来仕事に就く時であろう未来について話したのである。
中学、高校、大学と10年近く必死に勉強し運動すれば残り50年以上比較的楽な人生が待っていると。
初期の10年前後を楽しく遊び暮らしていたら後半の50年以上は、はいつくばっての働き蜂だろうとも。
全てがそうなるとは言わないが、確率的には若い時楽して過ごすと、厳しい老後になるぞと。
要は楽あれば苦あり、苦あれば楽ありとの話であった。
仮に東京に勤め出すとして、「東京に通った場合朝早く出ないと9時に着かない。朝晩のラッシュに揉まれ往復で4時間前後はかかるから大変だと思うよ。近見の千葉当りだったら往復1時間半位かな。その差は2時間半位かな。これが毎日続き定年まで続くんだよ」と。
更に、実生活に即した例で彼に説明しだした。
「最低賃金は時給1000円前後だよね。東京と千葉の通勤時間差にどう見ても2時間はあるから、1日で2000円。月に20日勤務としても40,000円、東京の方が賃金高くても千葉勤務と時間差を考慮したら同額となるよ。近見の方が通勤疲労の度合いがどれ程違うか」と。
簡単な時給の話で、賃金の高い東京勤務でも通勤時間等を考慮した時、果たしてそれが高いのか。
精神的、それ以上の肉体疲労を考慮したら通勤時間を先ず考えてみるようにと、人生の先輩として助言した。通勤時間が日に2時間以上の差がある時、一般的に年間労働日数は240日前後であろうから480時間、日数にすると丸20日間も余分に電車等にお世話になっている事になるのである。
そんな些細な事でも積み上げていくととんでもない事が判る。
1年間で20日、40年勤務した場合何と800日、2年と2カ月程余分な通勤時間なのである。
人は一生懸命働いている時、そんな事など考えもしない。
たまたま孫に説明しだし、計算してゆくと思いもしない数字が見えだして来た。
因みに今の私は家から職場まで往復1時間程。
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