2017年08月20日
カレーチェーン店が日本に少ない理由
国民食と言っても過言ではないカレーライス。
つくりやすいし、おいしいですよね。
ですが、カレーライスの専門チェーン店は意外と数が少ないんです。
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同様に国民食と言われるラーメンはチェーン店が非常に多い。
実はこれにはしっかりとした理由があります。
大規模なチェーン展開を行うにはカレーの原料となる香辛料が大量に必要です。
その香辛料の多くはインド産ですが、大量に輸入を出来るのが、権利の関係上ハウス食品とヱスビー食品だけです。
チェーン展開は大量に仕入れて価格をさげることが最大のメリットになるんですが、ヱスビー食品とハウス食品は香辛料の販売は行わず、業務用のルーの販売しか行わない。
また一定の金額での販売となるのでチェーン展開のメリットがあまりないです。
おまけにベースのルーが限られているので味の差別化もしにくいのが現状となっています。
しかし、日本にただ一社だけ、大規模チェーン展開に成功した店があります。
有名なチェーン店、「カレーハウスCoCo壱番屋」。
なぜココイチだけが成功できたのでしょうか。
その理由は簡単。ココイチはハウス食品の子会社です。
ちなみに個人経営でカレー店を始めた場合、店の名前が売れてくるとハウスかヱスビー、どちらかのエージェントがやってきて、その傘下に入るように勧誘してくるらしい。
断れば香辛料の仕入れが厳しくなりたちどころにつぶされてしまいます。
試しに近くのカレー店をのぞいてみてください。
必ず目につくところにハウス・ヱスビーどちらかの縄張りを示す会社名の入ったルー缶が飾られているはずです。
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