2017年09月10日
「呪われた映画」
やりすぎ都市伝説SP2015秋で放送された都市伝説。
映画の聖地ハリウッド。
日本の芸能人の中にも、ハリウッド映画に憧れる人も多く、出演を熱望する役者も少なくない。
有名なところで言えば、渡辺謙がハリウッド進出に成功した例だと言えるだろう。
その証に、海外では渡辺謙のファンが多く、日本人俳優と言えば=渡辺謙と定着するまでになっている。
しかし、そんな憧れの対象であるハリウッド映画の中に「誰も出演したがらない呪われた映画」があるという。
その映画のタイトルが「ATUK(アトゥック)」である。
アトゥックというのは、イヌイット語でおじいさんという意味だ。
カナダの作家が書いた小説を元に作られた作品で、アラスカに住んでいるイヌイットの集団が、ニューヨークに行って生活するといった、内容的には全く怖くなく、むしろコメディ的な要素が盛り込まれた作品なのだ。
このアトゥックという作品は、1980年代初期には、すでに映画の脚本が完成していたという。
あとは出演者を決めるのみだったので、当時コメディ界のトップスターであった「ジョン・ベルーシ」にオファーしたところ、快く引き受けてくれたのだ。
出演者も決まり、さっそく撮影準備に取り掛かった。
しかし、いざ撮影を開始しようとすると、なんとジョン・ベルーシが、薬物の多量摂取で死んでしまったのだ。
これではマズイと、新たに代役を頼むことに。
そこで白羽の矢が立ったのが、これまたコメディ界では有名な「サム・キニソン」であった。
彼も二つ返事でOKし、次こそはとさっそく撮影に取り掛かった。
しかし、また悲劇は起こった。
代役のサム・キニソンが、撮影スタジオに向かう途中に、交通事故に遭い死亡したのだ。
主役の2人が相次いで死亡したため、この映画の製作は一旦中止されることに。
そして、その数年後。
一旦はお蔵入りしかけたものの、もう1度撮影を再開することになった。
次にオファーされたのが、有名なコメディ映画「ホームアローン」にも出演していた「ジョン・キャンディ」である。
もちろん彼も、出演を快諾してくれて、さっそく撮影に取り掛かった。
しかし、またもや悲劇は起こった。
3人目のジョン・キャンディも、心臓発作により、他の2人と同様に死亡してしまったのだ。
それどころか、アトゥックの脚本を一緒に読んだ、ジョン・キャンディの友人まで、脳出血で亡くなってしまったという。
この一連の流れにより、またもや製作を中止するはめに。
しかし、それから数年後。
なぜか分からないが、またこの作品を製作することになる。
いい加減やめとけよ、と思うが、どうしても作りたいらしい。
次にオファーされたのが、これまでにも、主演映画を数本撮っている「クリス・ファーレイ」という俳優であった。
もちろん有名な俳優さんで、キャストとしては申し分なかった。
しかし、このクリス・ファーレイという人物も、薬物の過剰摂取により死亡してしまうのであった。
流石にこれで懲りた、かと思いきや、またその数年後、誰が言い出したのか、製作を開始することに。
次こそは、ということでオファーされたのが「フィル・ハートマン」だった。
とはいえ、もちろんこれまでのことがあるので、快諾とはいかず、断られたという。
製作スタッフが、何度も何度もお願いをしたところ、彼もその熱意に負け、しぶしぶ引き受けたのだ。
しかし、それが運の尽きだったのか、なんとフィル・ハートマンは射殺されてしまう。
しかも、実の奥さんに射殺されたというのだから、いよいよもって恐ろしい。
痴情のもつれか、はたまた何かに取り憑かれていたのか、射殺した理由は明かされていないという。
この事件を機に、アトゥックの製作は、完全に中止されることになった。
問題のアトゥックの脚本に関しては、一切の情報がなく、現存しているのかすら分かっていないのだとか。
ハリウッドでは、この一連の騒動により、世界一笑えないコメディ映画として有名になったという。
もしかしたら、今もどこかで誰かが、この呪われた映画を、製作しようと画策しているのかもしれない。
タグ:ハリウッド映画
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