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2017年06月13日
やっぱり、「やればできる」
「運動の上達・成功体験から生まれる「やればできる」という"自信"」が、運動有能感という。
幼児期、児童期にその基礎が作られるという。この時期に、「運動遊び」などで、「できた」、「やった」という運動の上達、成功体験をイッパイした子は、「運動有能感」を形成し、運動好きで活動的になるんだそうです。
更に、
日常の行動においても、自信を持ち積極的に行動するようになるのだとか。
どんな些細なことでも、「達成感」を得られるように指導してあげることが大切なんだネ。
だから、
目標も、手が届くか届かないかのトコロに設定し、「励まし」て成功に導き共に喜ぶのもアリだと思う。
子ども一人一人の性格にあわせて、「やればできる」という"しなやかマインドセット"に繋がっていくものだと思う。
運動で得られた高い運動有能感は、日常生活においても積極的行動をする傾向があるという。
子どもたちの「やればできる」を、
練習で経験させてあげよう
(引用文献)
杉原隆:新版 運動指導者の心理学、大修館書店、2008
(参考文献)
R. Murton:メンタル・トレーニング、大修館書店、1991
C .S. Dweck:「やればできる」の研究、草思社、2008
2017年06月11日
「勝ちたいネン」だよナ
2017年06月10日
やる気になった、なくした理由
あなたのチームではどうでしょう?
全国大会3位入賞、
中学生運動部員約500名
「やる気」になった理由
小学校時代
(男子)
1.ライバルにだけには負けたくないと思ったから
2.記録が向上したり、プレイがうまくできるように
3.ライバルと互いに競争することによって、うまくなれると思ったので
(女子)
1.ライバルだけには負けたくないと思ったから
2.将来よいスポーツ指導者になりたいと思ったから
3.チームメイトと、心が通じあい、一体となったと感じたから
「やる気」をなくした理由
小学校時代
(男子)
1.苦しい練習が続いたから
2.記録が低下したり、プレイの失敗が続いたから
3.満足のゆく記録がでなかったり、プレイができなかったから
(女子)
1.苦しい練習が続いたから
2.絶対に負けたくないライバルに負けたら
3.記録が低下したり、プレイの失敗が続いたから
(引用文献)
杉原隆:新版 運動指導者の心理学、大修館書店、2008
2017年06月09日
長期育成とデータ分析
データ分析は、どんな競技でも行われている。バレーボールは、アナリストもいるし。
データ分析は、データを「どう」読むか、実戦に「どう」使うかが、問題となるんでしょうネ。
卓球の「長期育成とデータ分析」の記事が興味深いです。卓球は、アーリースポーツだから、愛ちゃんや、張本くんのように。
長期育成は、大切だと思う。
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/110200006/011900061/?ST=SP
2017年06月08日
指導者の心得
子どもたちが、「運動好き」になるのも、「運動嫌い」になるのも、指導者の指導方法にかかっている。と言っても、過言ではないように思える。
少子化となり、各競技とも"競技人口"の確保が急務である。地域の学童野球でも、合同チームを組んで、試合に臨むのは当たり前になってきた。
各競技の競技人口の確保、子どもたちの偏った成長の抑止にため、複数競技の実施だって、今後考えられるよネ。
競技の枠をこえて、年代ごとに、身に付けておくべき「基本スキル」があり、それを身につけさせる「場」が、いるよネ。
誰でもが、スポーツコーチに、なれるけれど・・・。
それなりの「哲学」、競技以外の「知識」も、必要だよネ。
野球でも、ライセンス取得の検討が始まっています。「ライセンス」取得が、指導者の「目的」、「ゴール」じゃないよネ。
もう一度、自分の「コーチ/コーチング哲学」を見直そう
(参考文献)
杉原隆:新版 運動指導者の心理学、大修館書店、2008
2017年06月07日
メトリックス・・・
NHKの球辞苑などで、統計的にデータで野球を分析したりしている。とても、興味深い。
FIP(Fielding independent pitching)なるメトリックス(評価指標)が、ある。
真の防御率 を表した指標です。FIPは、投手の評価軸から「打球」という概念を取り除いています。つまり、ゴロアウト、フライアウト、単打、二塁打、三塁打、の概念がこの指標にはないということです。
FIP= {被本塁打 × 13 +(与四球 + 与死球 − 敬遠)× 3 − 奪三振 × 2 } ÷
投球回 + リーグごとの補正値
投手の責任範囲として、本塁打、四球、死球の3つに限定することで、より純粋な投手の能力を評価しましょう、という考え方です。
興味深い論文があります。
高校野球における試合の勝敗に影響を与える要因:投手力・攻撃力・守備力の比較
末木 新(和光大学)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jjpehss/advpub/0/_contents/-char/ja/
投手力(FIP)と勝敗に与える影響が少ないとのこと。
ただ、考察にて、投手力と守備力の相互作用については、本研究で分析出来ないと。他のメトリックスでの分析も必要かと。高校野球なので、大会実施時期により、技術力の質の向上が影響するかもと。
感覚的には、「好投」しても、打線の援護なしとか、「守備のミス」での敗戦があるので。FIPと勝敗との関係は・・・。
どうかな?
防御率とFIPの差なんかは、勝敗と相関ありそうな"気が"する。
2017年06月06日
再考「指導者哲学」
2011年スポーツ基本法が施行された。
そのなかに、スポーツ推進のための基盤となる「指導者養成」、「指導者の資質向上」がある。
これは、中学の運動部顧問にもあてはまることだと思う。
近年では、教師も多忙でクラブの指導もままならぬとか、経験のない競技の顧問をイヤイヤやってるだとか、厳しい指導でブラック化しているとか・・・。
「子どもたちが"主役"」であるはずが、大人の事情で右往左往じゃ、子どもたちは良い迷惑だナ。
中学のクラブ(運動/文化系の区別なし)は、「地域」で、指導していけばいいじゃん。と思うのだが・・・。
転ばぬ先の杖で、よく検討してからじゃないと、決められぬか。
時間がかかれば、子どもたち、ドンドン卒業しちゃうヨ。
被害者は、子どもたちだナ。
ある中央競技団体から、その「団体独自」の指導者制度のアンケートがきたが・・・。
独自かぃ
「ライセンス取得」は、指導者のゴールでもなければ、目的でもない。資格取得で、スタート地点についたことになるのでは。
ヨーロッパのサッカーの監督
「学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない。」
・指導者は、選手のために「学び続けるひと」なんだナ。
R.マートンの本のように、指導者自身の「コーチ哲学」を明確に
指導者の好き嫌いで、「天晴れ」や「喝」っじゃネぇだろうナ。
(参考文献)
R マートン:スポーツ・コーチング学、西村書店、2013
R マートン:メンタル・トレーニング、大修館書店、1991
2017年06月05日
声かけできるか?
試合で敗戦する場合、「自滅」するパターンがある。どの年代のカテゴリーでもあると思われる。
試合相手にしてみれば、こんな"楽"なことはないと思う。
自滅パターンは、「ミス」に尽きる。打ち取ったと思った内野ゴロ、フライを"ポロリ"落ちされると・・・。周りのショックは、大きいかもしれない。精神的に、"ガッカリ"し、更に、連打された日にゃ・・・。"負のスパイラルへ、ようこそ"になってしまうネ。
この良くない「流れ」を「切る」には。
そこに、各々の「工夫」があるのでは。
・大きい声での声かけ
・ダッシュで、守備位置/ベンチへ
・ミスした選手への「励まし」
「何か」行動を起こさないと、「結果」に結び付くかどうかは、分からんが、流れやリズムは作れないだろうか。
こういった取り組みを「練習」から、「習慣化」して欲しいナ。試合で"いきなりヤレ"と言われてもナ。
特に、チーム内での「励まし」が欲しい。
自分を「励ます」ことと、他者(チームメイト)を励ますことの間には、「正の相関」があると言う。自分自身をも「励ます」ことになる。
ポジティブな声かけは、失敗を未来の成功への期待につなげよう。
しなやかなマインドセットで、逆転されたら、
「再度、逆転しよう」と
「本気」 声かけできる「選手」を育てたい。
(参考文献)
D L Gallahue:幼少年期の体育、大修館書店、1999
C S Duweck:「やればできる!」の研究、草思社、2008
2017年06月03日
やって、やれないことはない
「やればできる」のか?
"しなやかなマインドセット"(心の持ち方)として、人間の基本的な資質は、努力しだいでいくらでも伸ばせるという「信念」、もって生まれた才能、適性、気質は、ひとりひとり違う(当たり前)が、「努力」と「経験」を積み重ねることで、誰でも大きく伸びていけるという「信念」を持ち続けていることが大事なんだネ。
スポーツだって、そうだよナ。
教育心理学者、ベンジャミン・ブルームは、著名なスポーツ、芸術家、学者で、素晴らしい実績を残した120名について調査したそうだ。
その結果、大多数が、幼少期には凡庸な子で、本格的な訓練を受けるまでは、際立った才能は見られなかったんだって
努力と精進と、色んな人のサポートがあって、才能が開花したと思われます。
「しなやかなマインドセット」(心の持ち方)を持つことは、指導者、選手とも必要だと思います。
(参考文献)
C S Dweck:「やればできる」の研究、草思社、2008
2017年06月02日
名言だな・・・
野村さんの名言に、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」がある。
確かに、チャンスに打てなければ、守備でピンチに、エラーが出れば・・・。結果として、敗戦に繋がるナ。
勝つとき、「どうして、連打が出るんだろう」とか、超ファインプレイで、ピンチを切り抜けたり。そのプレイだ、飛び出す必然性を客観的に説明するのは、むずかしいよナ。
最後の最後まで、何があるかわからない。子どもの中学硬式野球の試合で、こんなゲームがあり、一生忘れない。
コールードゲーム寸前(0対7)、ツーアウトから、内野ゴロ"エラー"で出塁。そこから、投手は崩れ、四球、連打で同点、次の回には、投手は交代したものの、"勢い"は止まらず、勝ち越しそして、勝利
こんなことは、滅多にないが(タイガースが、9点差ひっくり返したネ。)。
球場の雰囲気、ミスをしたチーム全員の精神状態が、悪い方向へいっちゃうんだネ。
不思議だネ。
最後まで、"キレない心"を持つことが大切なんだネ。