2014年10月17日
高血圧について学ぼう!
健康便り39
高血圧について
高血圧とは、簡単に言いますと血圧が粘性を帯びてドロドロになり、血管に大変な負担をかけている状態です。
これをほうっておくと、血管に負担がかかり、その結果、動脈がかたくなり、血管の内壁ももろくなります。それが、脳梗塞、脳卒中、心筋梗塞、狭心症などの危険な病気の原因となります。
原因となる疾患が不明の本態性高血圧症と、原因の分かっている症候性高血圧症があります。
多くは本態性高血圧症で、遺伝的素因が関与し、食塩の過剰摂取、肥満、ストレスなどの環境因子が関係していると言われています。
生活療法が重要で、降圧剤も多種存在します。
1999年、世界保健機関(WHO)は高血圧の治療指針を改訂されました。
正常値は最高血圧130mmHg未満/最低血圧85mmHg未満、理想値は最高血圧120mmHg未満/最低血圧80mmHg未満であるそうですが、現在は更にゆるやかな見方をして、最高血圧140最低血圧85くらいまでなら正常と判断されるようです。
中には、白衣高血圧と言って、普段は正常なのに、診察室では緊張し血圧が高くなる人がいます。
反対に、診察室では血圧が普段より低くなるのを仮面高血圧と言って、診察室では正常な血圧を示すことから、高血圧症の治療をすべき患者が見逃されている可能性もあるそうです。
ですから本来は、一家に一台血圧計をお持ちになり、自分の血圧を定期的に測定するなど自己管理が必要です。
仮面高血圧の人は、普段はヘビースモーカー、ハードワーカー、忙しい主婦やストレスを感じやすい人が多く、診察を待っている間にリラックスし、血圧が低下するものと考えられます。
自分の今の状態をよく観察して降圧剤を服用されている方もそうでない方も、自分の体は自分でケアーする姿勢が大切だと思います。
因みに、血圧がかなり上昇して、動悸がするなどの症状に陥った場合は、血圧とあまり関係なさそうですが肝臓や胆嚢炎のツボを刺激すると、かなりの角度で10分ほどで血圧は20くらいなら下げられますので知っておいてください。 それとお水をコップで2杯くらい飲んでゆっくりすることです。
日本人には高血圧の人がとても多くて、約781万人もの人が治療を受けています。
だからかえって、あまり危険な状態だという意識はないかもしれませんが、症状がほとんど表に出てこないので、長年かかってひそかに血管を蝕んでいきます。
そのため「サイレント・キラー」とも呼ばれる、おそろしい病気なんだということを再確認して欲しいと思います。
本態性高血圧になったり、それが進んだりするときには、遺伝因子とともに、環境因子が複雑にからみあっています。
ですから、治療を進めるときにも、環境因子の多くを占めている生活習慣の改善を抜きにして考えることはできません。
実際に、生活習慣が改善されると、血圧を下げる効果があることもわかっています。
生活習慣で改善しなければならないおもな項目は、次の通りです。
食塩摂取量を制限する
適正体重を維持する
アルコール摂取量は適量にする
適度な運動療法をする
禁煙
脂質(飽和脂肪酸やコレステロール)の摂取量を制限する
では具体的にどのように改善すればいいかというと、それは繰り返しになりますが「高血圧を防ぐ食事」「高血圧を防ぐ日常生活」を送ることにつきます。
逆に言いますと高血圧を防ぐような生活をしてこなかったから高血圧になったのですから。
それを「高血圧を防ぐ食事、生活」にかえれば、予防できるだけでなく、とくに軽症高血圧の人は正常範囲まで血圧を下げることができます。
また、生活習慣をしっかり改善すれば、高血圧ではあっても、くすりを軽い種類に変えていったり、用量を減らしていったりすることができる可能性もあるので医師ともよく相談しながら、薬に頼らないで済む体づくりを目指しましょう!
家族みんなで血管年齢20代!を目指すことが元気に過ごすことが最高の幸福です!
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