2014年10月17日
海を育てる森づくりプロジェクト!
健康便り38
「海を育てる森づくり」
これまでよく上司や先生から耳にしてきた言葉の中に、因果関係や原因結果を正すときの言葉に「木を見て森を見ないからあなたは駄目なんだ」とかいいますが、最近は、「海を育てる森づくり」が必要なんだと言うそうです。
これは、もともと急に海から魚がいなくなったのを不思議に思った漁師たちがその原因を調べたところ、数年前に開発のために山や木が広範囲に渡って伐採されたことが原因だということが判り、魚を呼び戻すためには、山に植木をするというプロジェクトからできた言葉らしいですが、まさにその通りで、一見しただけでは関係性がないように見える木の伐採と海の魚ですが、s自然のサイクルの中では密接に繋がっているのです。
人間も同じで、60兆個の細胞それぞれが個別の活動をし、血液、リンパの流れ、胃腸の流れ、尿の流れ、空気の流れ、そして気の流れという5つの流れを媒介に、密接に関係し合いながら生命活動が行われて私達は生かされています。
最近は、医療技術が目覚しく進歩しているという反面、様々な病気で悩む方が減ったかというと寧ろ同じように増え続けているのが実情だと思いますが、その原因の一つをあげるとするならまさに海を育てる森づくりをしていないからでは無いかと思うところです。
自然の摂理に学ぶのなら、現在の臓器別医療に私は疑問を感じます。
例えば、今は胃で悩む方、消化系等で悩む方、肝臓で悩む方それぞれに専門病院が存在していますが、そもそも専門病院とはその医師がそれを専門的集中的に技術を磨き、研鑽を高めたことで掲げた看板でありますが、そもそも医師なら,まんべんなく勉強し常に学習すべきことが生業のはずです。
それなのに、仮に、そこに見るからに顔色が悪い人が目の前にいたとします、その患者に対して自分は胃腸専門だからと、ただ腸にコロノスコープを入れ、ポリープはないかが重要でただそれだけを診て、「ポリープや癌もなかったですよ、よかったですね」と返すような医師が多くなっている気がしてなりません。
一人の医師が一人の患者と向き合える時間は、それほど長くとれないことも事実ですし、その短い時間の間に、医師は全神経を集中して、患者の体が発しているSOS信号を受け取らねばなりません。
そこには、大変なご苦労もあると思いますが、忙しさと臓器別医療の推進のような動きが病気患者さんを増やす要因になっていることに気付くべきです。
現在は、インター制度まで廃止されたので、医師は医師免許を取った時点で自分の専門を決めることになっていますので専門以外の臓器のことを学ぶ機会すら与えられなくなっています。
胃が痛むと診察に、こられた患者に胃の専門医が胃の検査をしてどうもしていなかったら、検査の結果どうも無いですねで帰らせますが実は、他の臓器で癌が侵食していたというケースは他聞に聞く話しです。
患者も、自覚症状があるのにこの医者は何ともないと言ったけど信用できないから他の病院にまた診察をしてもらうという感じで医師と患者の信頼関係が築けていないので、結局は最後に総合病院で精密検査を受けるということになるのです。
痛みがある異常、どこかに炎症を起こしていることははっきりしているわけで、それが患者が胃だと勘違いしていても医師がそこを見抜き他の臓器も含めて、原因究明をせねばならないと思います。
私の従兄弟には、医者が沢山いますのであまり医者の悪口を言いたくありませんが、高度医療社会国である日本は、もっと医師の総合力を高めた後にそれぞれの更に専門へ歩む道筋をつくるべきかと考えます。
私の兄も薬剤師でしたが癌で10年前に亡くなりました、姉もC型肝炎から、肝臓癌に転移して末期癌と闘っています。
二人とも、最初の診断では、何も判らず、わずか数ヵ月後には癌だと別な病院で診断されました、それは私に悩みを打ち明けられたときに総合病院で精密検査を受けることを私が進めたので判ったことでした。
医師は、患者の声をもっと耳を傾けるべきだとその時強く感じました。
患者も自覚症状がある場合は、それをうやむやにせず必ず、原因究明を求めましょう!
それが、はっきりすることで第一に原因をしっかり理解して次への選択の準備にすすめるからです。
自分や家族の命を守れるのは、自分だと気づくことが自分達の幸福を守ることに繋がります。
自分たちが今できることは、病気にならない健康なからだづくりです。
明るく、楽しく、元気よく、あなたの生活が過ごせることのサポートとなれば幸いです。
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