2013年10月17日
295. 武田鉄矢 フライフィッシング・モテなかった・101回目のプロポーズ 「笑っていいとも!」
たくさんの花束の中に「リン・チーリン」という名前が。
この方は中国の女優さんで、中国版「101回目のプロポーズ」の主演を務めている方だとか。
「上海の貧しい労働者の青年が、上海の一流企業のこれの(バイオリンの)お嬢さんに恋をして、中国のトラックの前に飛び出す、という」(笑)
かつて共演した浅野温子さんはリン・チーリンさんのバイオリンの師匠役、武田さんも恋する2人を飲み屋で励ます日本人役で出演するそうです。
「何年ぶりですか?」
「22、3年ぶりですかねえ…」「リン・チーリンさんは本当にべっぴんでした…」「きれいな人でした…。こんなに背が高くて…。『あなたは私のアイドルです』って言われて…」「胸がキュンとしました。ジジイのくせに…」(笑)
かつて武田さんが主演した「101回目のプロポーズ」はかなりの人気で、中国では海賊版(?)が作られるほどでした。
ちゃんと著作権を取った映画「101回目のプロポーズ」はすでに中国で上映。これからアジア全域で上映されていくそうです。
四川省あたりでは武田さんが出る場面で拍手が起こったそうです。武田さん、浅野さんが出ていると「今度はちゃんと著作権料を払っている…安心だ」という思いがあり、素直に共感できるのではないか、というのが武田さんの意見です。
「中国人は私みたいにモテないヤツがいっぱいいる。映画館で泣きながら見るやつがいるそうで…」
「身につまされるんだよね…」とタモリさん。
モテなかった…
「俺らの世代って、ほんとにモテなかったよね…」とタモリさん。
「そうですよね…」
「モテた記憶ってないよ!」とタモリさん。「今はけっこうカッコいいヤツいるでしょ?小学生のときから告白されたり…ないよね?」
「ない!」と武田さん。「福岡の天神で女の人から振り切られて…。佐賀の人だったんですけど、あのスポーツセンターの前で怒鳴られて…」
「怒鳴られた?」
「俺しつこかったから…。『別れとなか!別れとなか!』って粘って…。その『101』みたいに…」(笑)
「実際にあったの?それ…」とタモリさん。
「パッと手を振り切られて、『大きい声出すよ!』」(爆笑)「ステージで話すとウケるんだけど、みっともないフラれ方しましたよね…」
武田さん、フラれた話が非常にウケるので、だんだんノッてきて…。
「俺たち、フラれたらその場で泣いてたよね?ぐずぐず追っかけたりしなかったよね?」
「しなかった」とタモリさん。「安い酒、飲みに行くんだよね」
「友だちがいて、すぐ集まる。『だれだれがフラれた』っていう情報が入ると、すぐ5、6人集まる」(笑)
「しかもみんな笑顔で集まってね…」(笑)
「フラれたとや?俺は最初からイヤな予感がしとった…。」「また、明日から探そう」(笑)
「ほんとカッコいいヤツいなかったからね」とタモリさん。
頭脳、運動神経、ルックスの3拍子揃ったタイプが、かつては少なかったという意味のようです。
「『手をつないだ男女は結婚しなければならない』って思ってませんでした?」と武田さん。
「あった…あったね…。『手をつないだらもう俺のもんだ』って…」
「手をつないで街を歩くともう…」
「もう完全に!」とタモリさん。
「それは肉体関係の一種だった…」と武田さん。
基本的にはモテないのに、フォークソングをしていたがために、瞬間モテて、思い込みから失敗、という経験もあったそうです。
趣味
「最近、ゴルフやめたの?」とタモリさん。
「ジジイになって集まり悪くなって…。4人集まるのがたいへん…」
ゴルフに代わる趣味として、武田さんが注目したのが釣り。これならひとりでも楽しめます。
「ちょっと技術があるやつ…フライフィッシングってわかります?こう、投げるやつ」と武田さん。
フライフィッシングの練習道具がスタジオに登場です。フライの付いてない、ひもだけのものです。
「うまい人がやると、コーヒーカップに落とすみたいな確率で…」「現場に行くと、これやると大変。後ろに引っかかって…」と言ったとたん、ひもが何かに引っかかりました。(笑)笑いの神が降りている?
タモリさんが挑戦。すぐもつれてしまい、指導する武田さん。
「もうやんない!俺!」とタモリさん。(笑)
「短気はダメ」
タモリさん、もう一度やってみますがうまくいきません。喜ぶ客席…。
「やってみい!」とタモリさん、客席に向かって叫びます。(笑)
フライフィッシングはひもの結び方も3種類覚えないと仕掛けができないようになっているのだとか。
「イギリス人が作っただけあって、めちゃくちゃややこしい…」
釣果は?武田さんは「6度出撃して1度も釣れていない…」そうです。
「最悪はヤマメの養殖場の裏手に行ったのよ。『逃げ出すやつもいるだろう』って」(笑)「釣れねえ…」
「なんでもっと簡単なやつから始めなかったの?」とタモリさん。
「釣りやっている人を見ると、大物を釣る人は顔がちょっと怖いじゃないですか…」と武田さん。
「たとえば?」
武田さん、声をひそめて「松方弘樹さんとか…」(笑)
64歳でも元気な点はデビュー当時と変わりません。
フォークグル―プ「海援隊」でヒットを飛ばし、やがて映画やドラマにも進出し、代表作が何本もある武田さん。これからも川を上る魚のように、力強く歩まれますように…。
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