2013年10月16日
294. 今井美樹 ユーミンのカバー・ロンドン生活 「笑っていいとも!」
黒っぽい服装。スリムな体型がさらにスリムに見えます。現在家族でロンドンに住んでいるそうです。
「お久しぶりでございます」とタモリさん。「ご主人にはちょくちょくお世話になっております」
たくさんの花束の中に「Dialogue -Miki Imai Sings Yuming Classics- スタッフ一同」というネームが。
「これ、ユーミンのカバーですか?」とタモリさん。
「そうです」
「えーっ!」
「でしょう?」「そう思われるでしょう?そうなんです」と今井さん。
「おれ、この噂を聞いて、『え、そうなの?』と思って」「ユーミン、憧れじゃないですか!女性はね…」「そのカバーを出すのはいろいろあったんじゃないかと思って…」
「触っちゃいけないとこですよね…。触れてはならない聖域…」
「好きでしょ?」とタモリさん。
「私の青春は本当に…フレーズじゃないけど、『青春そのもの』だったんで…だから、これ、レコード会社からお話いただいたんですけど…」
「大胆なやつもいますね」(笑)
「ねえー、だから本当に、『はあ?』って感じ…。で、それを布袋が日本でレコード会社の人たちと会って、その話を受けてロンドンに戻ってきたときに、もうすごくうれしそうに、『喜ぶおみやげを持って帰ってきたお父さん』みたいな感じでね…」
「布袋さん、喜んでいた?」とタモリさん。
「だって、ミュージシャン、ユーミン好きでしょ?」「とにかく、『この話はすごく喜ぶよ』と思って、『すごくいい話がある』って企画書を見せてくれた」「即答で『絶対イヤだ!』って…。」
ユーミンのカバーはたくさんあると思うのですが、ひとりのミュージシャンがまるごと1枚分カバーする、というのは無かったかもしれませんね…。
「だって、できないです。絶対、できない…。『そんな怖くて、大切すぎて触れない』って言って…」「布袋さんはびっくりしてましたけどね…。『なんで?大好きじゃん。幸せなことじゃん。こんなチャンスがあなたに…』」
「なんで受けないんだってことで…」とタモリさん。
「だって何百万人のユーミンファンを敵に回すことになるんですよ!」(笑)
「まずそう考えるよね…」とタモリさん。
「ユーミンの曲は日本の宝なので…ある意味。それを私が…。ワンアーティストがワンアーティストをまるまるカバーする…それもユーミン…。そんな大それたこと、考えたこともなかったし…それに私もユーミンファンの1人として、仮に誰かが出したとしたら、『どんなふうに歌ってんだろ?自分の思い入れのある曲が?』となると思ったんですよ。どんなふうに触っていいか、分からなくて…」
歌うことに…
ユーミンさんの楽曲を愛するがゆえに、これだけ拒んでいた今井さんが歌う決意をしたのは、布袋さんの説得、レコード会社の人たちの思い、そして環境の変化、と様々な理由があったそうです。
タモリさん「ソテーさんは…」
今井さん「ソテーさんじゃない…」(笑)
「別に炒めてはいない」とタモリさん。(笑)
「焼いてはいない…」と今井さん。(笑)
「焼いてはいない…。」(笑)「でかいですよね…入らない」
「彼も説得してくれたんですけどね…でも、怖れ、畏怖の念というか…。私も『なんでこの時期にレコード会社の人がこの話を持ってきたのか、理由を知りたい』と思って…」「みんなが私に聞くことを、私も思ったんですよ。それで『Skypeでもいいからお話ししたい』と言ったら、ロンドンまで来てくださった…」
ロンドンまで足を運ぶ…かなりの熱意ですね。
「で、その思いを伝えてくれて…」
そして、環境の変化…。
「私がロンドンに移ったということもありますね」「今年50歳になるという、大きな、何かチェンジするときかな、と…。」
「『ずっと僕たち、美樹さんにユーミン歌ってほしいと思ってたんです。で、このタイミングだと思う』って言って…。」「自分の中でも、『もしやるんだったら、私だったらどの曲かな?』って。『いや、できません』って言いながら、心の吹き出しがこう…。ちょとずつ、ちょっとずつ…」
そして歌う決心をしたと…。
「何曲?」
「12曲入ってます」「'87年のアルバムまで…」
番組スタッフによると、ユーミンさんの歌は全部で754曲(!)あるそうです。そのうち1987年までのアルバムの中から今井さんは12曲歌った、ということですね。
ロンドン生活
ロンドンでの生活はもう一年以上になるそうですが、そのゆったりしたスピードにやっと慣れたとか。
注文したものがなかなか来ない、というのはしょっちゅうで、東京ほど(日本ほど)サービスが行き届いている国・都市はないということでした。
それにしても、誕生日の3時間前に停電して、やっと直ったのが5日後、というのを聞くと、彼我の違いを感じざるを得ませんでした。
その5日間、夜はキャンドルで過ごされたそうで、それはそれでよかったかもしれませんね。思い出に残る誕生日…。
ところで… 私(よしろう)もかつてユーミンを聴き続けた時代がありました。一番よく聴いたのは「ミスリム」です。 名曲ぞろいで、美しいメロディに聴き惚れているうちに終わってしまい、また針を落とす、という感じで、それこそレコードが擦り切れるほど繰り返し聴きました。
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