2013年10月18日
296. 松本潤 いい香りの出る器具・レモンの木・松潤伝説 「あさイチ」
松本さんは1983年、東京生まれ。2歳上のお姉さんがいます。
小1からの野球少年で、そのまま中学生になっても野球を続ける予定だったのが、お姉さんの影響でジャニーズに興味を持ち、小学校卒業式の日に事務所に履歴書を送ります。
2か月間連絡がなく、「ぼくは落ちたんだな…」と思っていたころ、ジャニーさんから電話が。
「今、レッスンやってるからユー来ちゃいなよ」
「怖い…本物だろうか?」
お父さんに代わってもらって「本物らしい」
そしてテレビ朝日のリハーサル室へ。まさに人生を変えた電話でした。
ジャニーズでのレッスンは「学校の部活に近かった…」「…大人たちに囲まれて刺激的だった」
そしてNHKのドラマに初出演。土曜ドラマ「もうひとつの心臓」です。
生まれつき心臓が弱い少年を演じました。妹との病室でのやり取りがとてもリアル…。
松本さんは成長期前で身体が小さく、声変わりもしていませんでした。本当に初期の松潤を見ることのできる作品だと思います。
演出をした柴田岳志さんの回想。
「当時から澄んだピュアな存在感がピカイチでした。現場では静かな少年でした。今でも印象深いのは、1か月に及んだロケの最後のほうで撮影した、妹との病室のシーンでした。
ドラマの経験がほとんどなかったにも関わらず、勝負所をつかむ勘がとても良かった。そのシーンが終わり、『ああ、ここまで来てくれた』と感慨深く思ったものです。
衣装合わせのたびに身長が伸びる、そんな少年期のころに一緒に仕事をさせてもらいましたが、今は本当にたくましく成長されて、たのもしく見守っています。」
このドラマは文化庁芸術祭優秀賞を受賞したそうです。
松本さん、このドラマを見直したことがあったとか。
故森田芳光監督もこのドラマに出演していて、松本さんのことがとても印象に残ったそうなのです。そのことを人づてに聞いて、監督が亡くなった後、関係者と対談することになり、見直したのだとか。
「何がよかったのか、全然分からなかった」というのが松本さんの率直な感想。自分では分かりにくいのかもしれませんね。
18歳の悩み
嵐結成が1999年で、松本さんは16歳でした。
多忙な日々が続きます。
「自分では『こうしたい』という思いと、『できない!』というギャップがすごくあって、理想に近づけない…フラストレーションになった…」」「ある意味カン違い…。できないくせに『もっとできる』と思っていたり…。」
そして18歳。高校卒業の年です。
「みんなが進路を決める時期。自分は16歳でデビューしたのに、何もできていない。」「『ヤバいなあ…やらなきゃ』でもできない」
鬱屈した思いを周りにぶつけたこともあったそうです。
「周りが『今はこれをやる時期』、『いや、そうじゃないでしょ?』」よくぶつかったのだとか。
「どうやって乗り越えました?」と井ノ原さん。
「事務所の人が『それはやっぱり違うんじゃない?』ていねいにこんこんと、ちゃんと叱ってくれて…」
「『おれ、間違ってるんじゃ?』と思って…」「『周りの人がどう動いているかちゃんと見てみよう』と思って…」「見てみたら、みんな葛藤を持って、やるべきことをやっている…」「『自分も変わんなきゃ』と思って…」
そうして少しずつ、松本さんは変わることができたそうです。
嵐のメンバー
悩んでいたころ、松本さんは嵐のメンバーともよく話をしたそうです。
「地方のコンサートの後、ホテルで集まってよく話をして…。『グループとしてこうあるべきじゃないか』」
「こうしたい」という希望を語るのは松本さんが一番多かったそうです。
嵐のメンバーと「印象的だった過去の出来事は何だったか?」という話題になると、「2001年、2002年によく話していたこと」と口を揃えるそうです。
足並みの揃わない時期の嵐をまとめたのがリーダーの大野さん。
「(大野さんは)一番年上なんだけど、あまり自分のことや自分の考えを言わないで、人の話を聞いて、『いいと思うよ』というタイプの人なんで…うまく一つにまとまってたんじゃないかと思いますね」
井ノ原さんも、大野さんの包容力には一目置いているようです。「酔っぱらったとき、ずっと介抱してくれて…」なんじゃそりゃ…。
「(嵐は)ほっとくと内向きになる、自分たちだけで話をしているところがある」と松本さん。
「自分が言いだしっぺになって、『ここに行ったら面白いんじゃないの?』」「最後は相葉さんがまったく予想できない行動に出る」(笑)
ライブの後、メンバーで話し続けたことが最強のグループを作ったのかもしれません。
もっとも丸いキャラ
最新作「陽だまりの彼女」で、松本さんは松潤史上「もっとも丸いキャラ」を演じているそうです。
共演した上野樹里さんは語ります。
「(松本さんの)イメージは強くて、鋭くて、(いい意味で)孤独で、自分の強い世界を持っている印象がありました」
「現場ではスタッフへの気配り、いろんなことに気がついたり…一緒に仕事する人たちをすごく大切にする方…暖かい一面を感じました」
「一緒に仕事をしてみないと分からないな、と感じました」
松本さんと上野さんは初共演。
撮影前に、共演者やスタッフとの食事会があったそうです。
2人は隣同士に座ったにも関わらず、ひとこともしゃべらず。
「おたがい、人見知りなんだ」と上野さんは感じたそうです。
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お気に入り
その1 レモンの木
松本さんの自宅のベランダには友人から誕生祝いに贈られたレモンの木があるそうです。
「この木に水をやるのが日課」「料理をしたときに、もいで使う」のだとか。
それまで自宅での料理と言えばインスタントラーメンを作るくらいだったのが、ドラマ「バンビ〜ノ!」でシェフ役をしたのがきっかけで、パスタを作ったり、ティラミスを作ったり、いろいろ作るようになったそうです。
その2 マイブーム
松本さんが自宅で一番リラックスできるのはソファの上。
マイブームなのは、これも人からもらったそうですが、ボタンを押すと「ムーン…」という音がして、電動で部屋にいい香りを発する器具。
いい香りの広がった部屋で、ソファに座り、テレビを見る…。くつろいでいる松本さんの姿が想像できます。
松潤伝説
その1 ひとりごとが多い
松本さんは一人暮らしです。帰宅すると「おう、帰ったぞ」などと、やたらひとりごとをいう癖があるのだとか。「お湯が入りました」という声に返事したり…。
「家はけっこう寂しい」と松本さん。「何万人ものライブが終わって、家で一人パンツを洗う…」
確かにギャップがものすごいですね。ただ、今はあまり言わないようにしているそうです。
そういえば堀北真希さんもひとりごとが多いそうですが、一人暮らしはひとりごとが多くなるのでしょうか?
その2 勘定は早めに済ます
事務所の後輩と食事に行って、会計のときに後輩が勘定を確認すると、「もうお勘定は済んでおります」。
松本さんが早目に済ませていたのですね。
ジャニーズには先輩が後輩に食事をおごるという伝統があるそうなのですが、それでも松本さんは手早い。
「会計のときに立って待ってるのが嫌なので…。『じゃあ、帰ろう』とすっと帰りたい…」
うーん、やっぱりスマートですね。
今、松本さんはライブの構成のことで頭がいっぱいだそうですが、それでもこういうトークに出演すると、本当に言葉なめらかに自分のことを語ってくれます。
いろいろな意味でスマートな松潤さんでした。
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