人生は気分次第です。
自分の気持ちの持ち方がすべてを決めます。
なぜなら、『引き寄せの法則』 が働くからです。
この法則は思考より気分に、より強く作用します。
「エイブラハムに聞いた人生と幸福の真理 ――『引き寄せ』 の本質に触れた29の対話」 (著者 エスター・ヒックス、ウエイン・W・ダイアー 訳=島津公美 ダイヤモンド社) の8頁に、こう書かれています。
「 『宇宙はあなたの言葉に反応するのではなく、あなたの感情に反応して働くのです。』 」
このように、“感情に対して働く”のが 『引き寄せの法則』 です。
言葉は気分を良くする為の手段です。
『人生は気分がすべて』 と言っても過言ではありません。
『ザ・シークレット』 (著者 ロンダ・バーン 訳者=山川紘矢・山川亜希子・佐野美代子 角川書店) の中で、ジョー・ビタリー博士は、こう述べています。
(68頁)
「 明るい気持ちでいることが重要なのです。
というのも、この爽快な気分が宇宙に放射されると、もっと良い気分があなたに引き寄せられるからです。
あなたの気分が爽快になればなるほど、更に愉快な気持ちにさせてくれるようなものを引き寄せます。
すると、あなたの気分はもっともっと高揚していくのです。」
『いつもニコニコ、笑顔で元気、明るく、楽しく、面白く』 過ごしましょう。
そのポジティブな波動が、更なる良い気分にさせる出来事をあなたにもたらします。
結局、人生は 『気分次第』 です。
では、どうすればいつも 『ハッピー気分』 でいられるのでしょうか?
アーノルド・パテント氏は、著書 「『成功』+『幸せ』 を手に入れる21の原則」 (訳=あさりみちこ 徳間書店) の中で、喜びのレベルを高める方法について次のように述べています。
(225頁〜227頁)
「 人間にとって、いちばん自然な気持ちが、喜びなのです。
『ハッピー気分』 は、だれにとっても、あたり前のものなんです。
わたしたちは、生まれながらに喜びを愛しています。
人間とは、そういう生き物なんです。
たとえ表面的には、正反対にふるまっていたとしても、わたしたちはみな、心の底では、みんなと喜びを分かち合いたい、みんなと平和に暮らしていきたい、そう望んでいるのです。
ところが、現実はどうでしょう?
ほとんどの人は、幾層にもなるレッテル貼りや抑圧された気持ちの下に喜びをうずめてしまっています。
こんなもったいない話があるでしょうか。
まるで、息をのむような美しい宝石が、ほこりをかぶって置き去りにされているようなものです。
そこでわたしたちの課題は、喜びの上に重なっているこれらの余計な層を、喜びが顔をだすまで、タマネギの皮をむくように、一枚一枚はがしつづけることです。
そうすれば、心の泉から、堰をきったように喜びがあふれだします。
そのとき、わたしたちは喜びで満たされます。
これが、喜びをとりもどす、唯一の方法です。
これ以外に方法はありません。
だれかにかわりにやってもらうこともできません。
これは、自分の力で歩いていくしかない、ほんとうの意味での 『ひとり旅』 です。
ほかの人にできるのは、あなたがちゃんと目的地にたどりつけるように、手を貸すことだけです。
(中略)
ひとつだけ、絶対にたしかなことがあります。
それは、
『喜びは、いつもそこにある』
ということです。
あなたの心にも、すべての人の心にも、喜びは存在します。
以上のことから、人生の質は、つぎの要素で決まるということがわかります。
1)『喜び』 が人生の真実であると、確信しているかどうか。
2)喜びが、どれくらい心からわきあがっているか。
3)喜びが感じられない理由は、心を開いていないこと、自分を十分に愛していないこと、すべての人(もの)を十分に愛していないことだと、知っているかどうか。
(中略)
シンプルにまとめてみましょう。
喜び100パーセントの人生にしたいですか?
それなら、喜びの源であるエッセンスとたえずつながっていることです。
覚えていますか?
目的と手段は一緒だということを。
喜びがゴールなら、あらゆる瞬間に、喜びを感じ、喜びを表現していけばいいのです。
それが、いつもハッピーでいる秘訣です。」
『ハッピー気分』 でいるためには、心を開いて、自分を愛し、他者を愛して生きることです。
喜びの源であるエッセンス(真我)とたえずつながっていることです。
『偉人たちの最高の名言に田辺画伯が絵を描いた』 (著者 水野敬也 田辺誠一 朝日新聞出版) のNo.50にこう書かれています。
「 人生には、
たった一つだけ
長続きする幸福がある。
それは、他者を愛して
生きることである。
―――トルストイ 」
『ハッピー気分』 でいるための鍵は、やっぱり 『愛』 です。
気分をナビゲーションに使うという術(すべ)もあります。
つまり、『どちらが正しいか』 ではなくて、『どちらが楽しいか』 を基準にするというやり方です。
楽しい方を選びましょう。
なぜなら、楽しい気分が好結果を招くからです。
気分を良くするためには、起きたことに対する解釈も重要になります。
『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』 (光文社) の中で、著者の田坂広志博士は、
「 人生の 『解釈力』 こそが 『良い運気』 を引き寄せる」
として、次のように述べています。
(196頁〜197頁)
「 『幸運』 に見えることが起こったときだけが、『運が良かった』 のではない。
『不運』 に見えることが起こったときも、『運が良かった』 ことに気がつくべき。
(中略)
何が起こったか。
それが、我々の人生を分けるのではない。
起こったことを、どう解釈するか。
それが、我々の人生を分ける。」
起きたことを 『ポジティブに捉える力』が人生を決めます。
『すべては良きことのために起きる』
そう前向きに解釈しましょう。
なぜなら、人生は気分次第だからです。
私たちは世の中で発生する出来事にどう対応するか選ぶことができます。
ディーパック・チョプラ博士は、著書 『ゆだねるということ(下)』 (住友進=訳 サンマーク文庫) の中で、これについて次のように述べています。
「 わたしたちは世の中で発生する出来事に、どう対応するか選ぶことができるのです。
怒り、敵意、意気消沈、不安などの激しい感情に対応すれば、身体もそれに従って、痛みの原因となるホルモンをつくり出したり、筋肉を収縮させたりといった身体的兆候を現してきます。
だから、このような痛みに対する責任を自ら引き受け、対応の仕方を変えさえすれば、その痛みを減らすことができるのです。
このことをつねに忘れないでください。
わたしたちは感情的なドラマや動揺から自由になることができるのです。
感情にどう対応するかは、個人の責任だということをじっくりと考えてみてください。」
(90頁〜91頁)
「 自分が感情的に反応していると気づいたときには、必ず少し立ち止まり、自分が出来事を解釈しているのか、客観的に観察しているのか、区別してください。
観察が力を発揮するのは、これまでの他人への対処の仕方が、いかに解釈によって決まっていたかを気づかせてくれるからです。
そのことがわかれば今後は他人への対応のパターンを変えていくことができます。」 (95頁)
私たちは起きた出来事に対してつい感情的に対応してしまいますが、少し立ち止まり、客観的に観察してみましょう。
すべては解釈次第です。
どんなことがあっても、歓喜と感謝と笑顔を忘れず、人生の一切に勇往邁進しましょう。
(結論)
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