この世には、“闇”が存在しています。
しかし、“闇”に北風を吹かせても意味がありません。
“闇”が最も怖れるものは太陽です。
同様に、“悪”を批判しても“悪”はなくなりません。
『悪』 が最も怖れるのは、『愛』 が世界に広まることです。
『ザ・シークレット』
(ロンダ・バーン著 訳者 山川紘矢・山川亜希子・佐野美代子 角川書店) にこう書かれています。
(230頁)
「 マザー・テレサは聡明でした。
彼女は
『戦争反対の集会には出席しません。
平和のための集会を開くのでしたら、私を招待して下さい』
と言っていました。
彼女は 『秘密』 を理解していたのです。
彼女がこの世で為し遂げた事を見て下さい。」
マザー・テレサは“悪”に頓着しませんでした。
なぜなら、ネガティブなものに関わることのマイナス面を理解していたからです。
そもそも、本質的には“悪”は存在しないとみることもできます。
平家物語・大臣殿被斬にこうあります。
「 善も悪も空なりと観ずるが、まさしく仏の御心にあひかなふことにて候ふなり」
意味は、「善も悪も実体のない仮の姿であると悟ることが、まさしく仏のお心にかなうことであるのです。―旺文社 全訳古語辞典―」 です。
善悪を決めつけない事の大切さをディーパック・チョプラ博士は、著書
『この瞬間どこからでも、あなたの望む富はやってくる。』 ( 訳者 住友進 サンマーク文庫)
の中でこう述べています。
(35頁)
「 ものごとをつねに善か悪か、正か否かに分類しなくなれば、意識はもっと穏やかになっていきます。
判断という重荷を捨て去った瞬間、心のなかで交わされる対話はもっと穏やかになり、無心の境地(思考と思考の合間)にもずっと簡単に入っていけるようになるのです。
定義、レッテル貼り、説明、解釈、評価、分析、判断などをやめることが大切です。
このようなことをすれば、心のなかで騒がしい対話が始まってしまいます。」
私たちが為すべき事は、悪を批判することではなくて、愛を広めることです。
(結論)
『北風になるな、太陽になれ』
『ザ・シークレット』
(著者 ロンダ・バーン 訳者 山川紘矢・山川亜希子・佐野美代子 角川書店)
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『この瞬間どこからでも、あなたの望む富はやってくる。』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)
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