“成功”ではなくて、“成長”を目指しましょう。
なぜなら、成功とは、“目的”ではなくて“結果”だからです。
成功は充分に成長した結果、手に入るものです。
まず、成長することが先決です。
多摩大学大学院教授の田坂広志博士は、著書
「 逆境を越える 『こころの技法』 」(PHP文庫)
の中でこう述べています。
(36頁〜38頁)
「 人生において、何かの目標を持ち、その達成を目指し、思いを込め、力を尽くして歩むならば、我々は、必ず、『成長』 していけます。
どのような苦労や困難も糧として、一人の職業人として 『成長』 していけます。
一人の人間として『成長』していけます。
その 『成長』 は、必ず、約束されているのですね。
(中略)
我々が、『成功』 だけを目指して歩むかぎり、人生の出来事は、成功という 『良きこと』 と、失敗という 『悪しきこと』 に分かれてしまいます。
そして、不幸にして、その失敗という 『悪しきこと』 に直面したとき、我々の心は挫けてしまいます。
しかし、『成功』 とともに、『成長』 を目指して歩むならば、人生の出来事は、それが、どれほどの 『失敗』 であっても、どれほどの 『逆境』 であっても、我々が、人生に 『正対』 する心の姿勢を失わないかぎり、必ず、それを 『成長』 に結びつけていくことができるのです。
そして、そのことを通じて、『失敗』 や『逆境』 を、『良きこと』 へと転じていくことができるのですね。
(中略)
何があろうとも、人生において 『成長』 は約束されています。
『成長』 していくための 『こころの技法』を摑んでいれば、いかなる 『逆境』 がやってきても、それを糧として、我々は 『成長』 していけるのですね。」
成長することに価値を置くことの大切さを理解していただけたでしょうか?
ディーパック・チョプラ博士は、著書
『富と成功をもたらす7つの法則』 (渡邊愛子訳 角川文庫)
の中で、結果に執着しないことの重要性についてこう述べています。 (107頁)
「 『手放す法則』 では、物質的宇宙で何かを手に入れるには、手に入れたいものへの執着を手放さなければならないと言っています。
これは、あなたの願望を創り出している意図そのものを手放すという意味ではありません。
意図は手放しませんし、願望をあきらめるわけでもありません。
結果に対する執着を手放すということなのです。
これは非常にパワフルな方法です。
あなたが結果に対する執着を手放した瞬間、第五章でお話しした 『一点集中した意図』 と、この 『手放した状態』 を同時に兼ね備えることによって、あなたは願ったものを手に入れるのです。
あなたが望むどんなものでも、執着を手放すことによって手に入れることができます。
なぜなら、手放すことは真のあなたのパワーへの揺るぎない信頼にもとづくものだからです。」
成功に対する執着を手放しましょう。
『人事を尽くして天命を待つ』
の諺のごとく、私たちにできることは、最善を尽くすことだけです。
運を天に任せましょう。
人生は、
『結果がすべて』
ではなくて、
『成長のプロセスがすべて』
です。
私に関していえば、今まで何かを成し遂げたとは言えません。
しかし、成長しているという確信はあります。
ということで、結論はこうなります。
(結論)
『成功ではなく、成長を目指そう!』
「逆境を越える『こころの技法』」(著者 田坂広志 PHP文庫)
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『富と成功をもたらす7つの法則』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 渡邊愛子 角川文庫)
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