『自発的な気づき』を重視しましょう。
自発性・自主性・主体性・自立心が肝要です。
『独学』をオススメします。
『真理は自ら学ぶものである』
と、私は認識しています。
教えないから人が育つという一面もあります。
これについて、
「『教えないから人が育つ』横田英毅のリーダー学」(著者 天外伺朗 講談社)
の中に、こう書いてあります。
「一般の社員教育では即戦力のため知識やノウハウを詰め込もうとする。
だが、それは能力の表層に過ぎない。
第2層は
『自ら知識やノウハウを獲得する力』、
第3層は
『自分にとって必要な知識やノウハウを嗅ぎ取る嗅覚』
だ。
その奥には、
『やる気』、
『向上意欲』、
『自己実現の力』
など、
いくらでも深い層がある。
安易に知識やノウハウを与えると第2層以下が強化されず、
人は育たない。
それがタイトルの
『教えないから人が育つ』
の真意だ。」(5頁)
個人に対して、
安易にアドバイスを与えたり、
知識やノウハウを教えたりすれば、
かえって、
自発性・主体性の妨げになり、
本人のためになりません。
『自発的な気づき』が大事です。
『自灯明・法灯明』という仏教用語があります。
意味は、
「〈自らを灯明とし、
自らをたよりとして、
他人をたよりとせず、
真理(法)を灯明とし、
真理をよりどころとして、
他のものをよりどころとせずにあれ〉
という教え」
です。
自灯明について、
『自燈明』(著者 玄侑宗久 三笠書房)
の中に、こう書いてあります。
「 『自燈明』などと言われても、
何のことかチンプンカンプンかもしれない。
これはお釈迦さまが亡くなる前に、
アーナンダという弟子に対して話した最後の教えである。
つまり、
お釈迦さま亡きあと、
何を頼りに生きていけばいいのかと訊ねるアーナンダに、
お釈迦さまは
『汝自身を拠り所(燈明)にせよ』
『その汝の感じる世界の在り方(法)を拠り所にせよ』
『それ以外を拠り所にしてはいけない』
とおっしゃった。
(中略)
お釈迦さまはべつに自分の教えを強要するのでもなく、
自分の言葉を拠り所にせよともおっしゃらなかった。
ただ数学者が静かに示す定理のような、
この世界を貫く法則があるだろうし、
それを実感できるように自己を調えなさい。
そしてそういう自己を、
拠り所にしなさいとおっしゃったのである。」(1頁〜2頁)
自らを明かりとし、
法(真理)を拠り所とすることが大事です。
宇宙の真理は、
教えられるものではなく、
自ら直観・直覚するものです。
『直指人心見性成仏』という禅の言葉があります。
意味は、
『坐禅によって自己の本来の心性を徹見すれば、それが仏の悟りにほかならない』
ということです。
瞑想を日課とし、
直観・インスピレーション・天啓を得るべく、
共に、精進しましょう️
(参考図書)
「『教えないから人が育つ』横田英毅のリーダー学」
(著者 天外伺朗 講談社)
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『自燈明』
(著者 玄侑宗久 三笠書房)
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