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2024年01月31日
太極剣 32式【 第一段 】
太極剣 32式 第一段
預 備 式( ユー ベイ シー)
@南を正面として足を揃え、体を自然にして立ち、両手は垂らす。剣は左手でまっすぐに立てて持ち、右手は剣指にする。
A左足を横に一歩出す。両足は肩幅の間隔とし、重心を両脚にかける。目は前方遠くを見る。
起 勢 (チーシー)
@両腕をゆっくりと前方、肩の高さまであげ、両手心を下に向ける。目は前方遠くを見る。
要 点
・両腕をあげる時、硬直させないようにする。両手の間隔は肩幅とする。
・剣身は左前腕の後ろ側にぴったりとつける。剣先は低すぎてはいけない。剣柄は正面に向ける。
・両腕をあげる時、硬直させないようにする。両手の間隔は肩幅とする。
・剣身は左前腕の後ろ側にぴったりとつける。剣先は低すぎてはいけない。剣柄は正面に向ける。
A上体をやや右にまわし、重心を右脚に移す。同時に左手に持った剣を上体にまわすにつれてやや上にあげ、右に移し、手心を下にむける。右手の剣指は翻しながら下へ腹前に下ろす。
B右脚の膝を曲げて腰をおとしながら、左足を右脚の内側へ引き寄せる。同時に左腕を曲げ、左手を右肩の前へおろす。右手の剣指は斜め上方に向けてあげ、手心を上へむける。目は剣指を見る。
要 点
・重心は右脚に移してから左足を右足の内側に引き寄せる。
・両肩は力を抜いておとす。
・左足を寄せるのと同時に右剣指を上げ、左手の剣をおろすのと同時にさせる。
・重心は右脚に移してから左足を右足の内側に引き寄せる。
・両肩は力を抜いておとす。
・左足を寄せるのと同時に右剣指を上げ、左手の剣をおろすのと同時にさせる。
C体を左に回し(東向き)、左足を左側前方に一歩出す。同時に左手に持った剣は、体の前におろして、剣を左腕の後ろにまっすぐ立てる。右腕は肘を曲げ、右手の剣指は耳のそばを通って前方に。目は前方を見る。
D右足を踏みしめて、重心を左脚に移して左弓歩とする。右剣指は前方にさしだし、左手の剣は左側に払い、左腰のあたりで止める。目は剣指を見る。
要 点
・弓歩にして剣指にさす動作は、重心をまず右脚にかけ、左足を静かに踏み出し、重心をゆっくりと左脚に移す。
・弓歩にして剣指にさす動作は、重心をまず右脚にかけ、左足を静かに踏み出し、重心をゆっくりと左脚に移す。
E右足を前へ一歩踏み出し、爪先を外側へ開いて横向きにおろす。同時に左腕の肘を曲げて上にあげ、右剣指は翻して掌心を上へ向ける。目は剣指を見る。
F上体は右にまわし、両足を交差させ、腰をおとして、半座盤歩のかたちをとる。右剣指は下、右後上方へ弧を描いてあげ、手心は上に向ける。目は剣指を見る。
G左足を前に一歩踏み出し、かかとから着地する。右脚を自然に伸ばして左弓歩とする。同時に上体を左にまわす。剣指は頭部右上方を通して、前におろして剣の柄に添え、剣を右手に移す準備をする。目は前方を見る。
要 点
・両脚を交差させ、半坐盤になる時、半ば腰をおとし、左脚の膝がしらを右膝の裏にあてる。左足のかかとをあげて地面から離す。重心は左脚に多くのせる。
・両腕を伸ばしすげてはいけない。肩はリラックスさせ、肘部をやや曲げる。
・弓歩になる時の両足の横向距離は 30センチメートルぐらい。
・両脚を交差させ、半坐盤になる時、半ば腰をおとし、左脚の膝がしらを右膝の裏にあてる。左足のかかとをあげて地面から離す。重心は左脚に多くのせる。
・両腕を伸ばしすげてはいけない。肩はリラックスさせ、肘部をやや曲げる。
・弓歩になる時の両足の横向距離は 30センチメートルぐらい。
第一段
1 並歩点剣 (ピンブー ディェン ジィェン)
重心を徐々に左脚に移し、右足を左足のそばに引き寄せ、つま先を前に向けて揃え並歩(ピンプ)とする。両膝を軽く曲げて半ば腰を落とす。同時に、右手の剣指を開き、剣の柄を握って剣を右手に移す。右手をやや下へ下ろし、剣は、前方下段に向けて軽く打ちおろして止める(点剣)。左手は剣指にして右手首に添える。目は剣を見る。
要 点
・剣を右手に移した時、右手の虎口をできるだけ剣の「剣格」に近づけるようにする。重心は主として左脚にかけ、上体をまっすぐにする。
・剣を打ちおろして止める「点剣」の動作は、まず右肘を曲げ、右手を下ろして右手首に力を込め、剣先を上から下へと押さえるようにして止める(点啄)剣を硬く持たず自由自在に動かせるようにする。
「点剣」が終わったら、右腕を自然に伸ばす。手首の高さは肩の高さとする。
・並歩の時は両足の裏をしっかり地につけて爪先は前方に向ける。
・剣を右手に移した時、右手の虎口をできるだけ剣の「剣格」に近づけるようにする。重心は主として左脚にかけ、上体をまっすぐにする。
・剣を打ちおろして止める「点剣」の動作は、まず右肘を曲げ、右手を下ろして右手首に力を込め、剣先を上から下へと押さえるようにして止める(点啄)剣を硬く持たず自由自在に動かせるようにする。
「点剣」が終わったら、右腕を自然に伸ばす。手首の高さは肩の高さとする。
・並歩の時は両足の裏をしっかり地につけて爪先は前方に向ける。
2 独立反刺(ドゥリー ファンツー)
@右足を右後方に一歩退いて、爪先から着地する。同時に右手首は下に下ろして左剣指は右手首に添える。目は剣を見る。
要 点
・右足は斜め後方に退き、爪先は横向きになりすぎないようにする。着地した後、爪先は、進行方向に対して60度の角度を保つのが適当である。腰を伸ばし肩の力を抜き、軽くしなやかに剣を握る。
・右足は斜め後方に退き、爪先は横向きになりすぎないようにする。着地した後、爪先は、進行方向に対して60度の角度を保つのが適当である。腰を伸ばし肩の力を抜き、軽くしなやかに剣を握る。
A重心を右脚に移し、体を右にまわす。同時に右手の剣を後ろに向けて引く。目は剣先を見る。
Bひきつづき体を右にまわし、左足のつま先を内側へれる。同時に、右手の剣は体の前を通して後ろへと移し、さらに体の右後方へともっていく。左剣指は、右手首に添えて剣とともに後ろへ移す。目は剣先を見る。
要 点
・動作は途中で止まったり、切れたりしないで続けていくようにする。
・剣を後ろに移すとき、体をまっすぐにして、ねじらないように注意する。
・動作は途中で止まったり、切れたりしないで続けていくようにする。
・剣を後ろに移すとき、体をまっすぐにして、ねじらないように注意する。
C左足を右足の内側に引き寄せ、つま先を地につける(点地)。同時に右腕を外側にまわし、右手首を上に曲げ、剣先を上にはね上げ、剣を体の右側に立てる。その際、剣はやや体の方へ傾ける。左剣指は剣の動きにつれて引き寄せ、右腕の前で止める。目は剣を見る。
D上体を左にまわし、左膝を曲げて高く上げ、右脚で体を支えてたつ(独立歩)。同時に、右手の剣は後ろから次第にあげ、頭部の上方を通し、剣を握っている親指側を下に向けて前方に刺す(反手刺)。その際、剣先はやや低めにする。左剣指は、下顎のあたりを通し、体のひねりにつれて前方にさしだす。高さは鼻の高さとする。目は剣指を見る。
要 点
・剣をはね上げる時は、主として親指と人差指で柄を握り、他の三指は力を抜いておく。足を引き寄せる動作と、剣先をはね上げる動作は同時に終わらせる。
・右脚で体を支えて立ったとき、重心をゆっくりと曲げてあげ、足の甲はぴんと伸ばて下にさげ、すねと左足はやや内側に向けて寄せる。左膝と左肘は上下相対っするようにする。上体を真っ直ぐにし、頭を上に突き抜けるようにし、下顎を引き、右脚は自然に直立させる。
・剣をはね上げる時は、主として親指と人差指で柄を握り、他の三指は力を抜いておく。足を引き寄せる動作と、剣先をはね上げる動作は同時に終わらせる。
・右脚で体を支えて立ったとき、重心をゆっくりと曲げてあげ、足の甲はぴんと伸ばて下にさげ、すねと左足はやや内側に向けて寄せる。左膝と左肘は上下相対っするようにする。上体を真っ直ぐにし、頭を上に突き抜けるようにし、下顎を引き、右脚は自然に直立させる。
3 仆歩横掃 (プー ブー ホンサオ)
@上体を右へまわし、右膝を曲げ、左足を進行方向の左前方30度に爪先からおろす。同時に右手の剣を右後方へ向けて切りおろし、左剣指は右手首のあたりに添える。目は剣先を見る。
A体を左にまわし、半仆歩の姿勢をとると同時に、左剣指は左腹前に引き寄せる。手心は上に向ける。右手の剣は下におろし手心を上に翻す。目は剣先を見る。
要 点
・「半朴歩」になる時、体は前に前に倒れないように、まっすぐにする。右手は軽く剣を持つ、初心者は下まで下がらなくても良い。
・「半朴歩」になる時、体は前に前に倒れないように、まっすぐにする。右手は軽く剣を持つ、初心者は下まで下がらなくても良い。
Bひきつづき、重心をゆっくりと左に移し、左足の爪先を外側に開き、左膝を曲げる。右足の爪先は内側に入れ、右脚は自然に伸ばして左弓歩とする。同時に右手の剣は右から左へと平らに払う。剣は胸の高さとする
。左剣指は左へ弧を描きながらあげ、額の左前方でとめ、手心を斜め上方に向ける。目は剣先を見る。
要 点
・剣をなぎ払う(掃剣)動作と、上体をまわす動作、および重心を前に移す動作はバランスの取れたものとする。定式を決めたとき、弓歩の方向は前方斜め約30度とし、右手は左胸前で止め、剣先は真正面の線上で止める。
・「掃剣」の時、刃の中ほどに力を込める。
・体を左へまわしながら左剣指を左脇から後方下へと伸ばす。と同時に、左腕を内旋させて手心を後方へかえし、再び左上へと弧を描きながらあげていく。
・剣をなぎ払う(掃剣)動作と、上体をまわす動作、および重心を前に移す動作はバランスの取れたものとする。定式を決めたとき、弓歩の方向は前方斜め約30度とし、右手は左胸前で止め、剣先は真正面の線上で止める。
・「掃剣」の時、刃の中ほどに力を込める。
・体を左へまわしながら左剣指を左脇から後方下へと伸ばす。と同時に、左腕を内旋させて手心を後方へかえし、再び左上へと弧を描きながらあげていく。
4 向右平帯 (シァン ヨウピンダイ)
@重心を前に移し、右足を左足の内側に引き寄せる。同時に上体を左にまわし、右手の剣をやや引き寄せる。左手の剣指はおろして、右手首に添える。目は剣先を見る。
A右足を右前方に一歩踏み出すと同時に、右手の剣を前方にさし出す(引剣)。左剣指はひきつづき右手首に添えておく。目は剣先を見る。
要 点
・剣を前にさしだす時に手心はそのまま、剣先は中心線に近いところ。両腕は伸ばし過ぎないようにする。右足を踏み出すとき、重心を左脚にかけ、右足の踵から着地させる。腰をおとして体はリラックスする。
・剣を前にさしだす時に手心はそのまま、剣先は中心線に近いところ。両腕は伸ばし過ぎないようにする。右足を踏み出すとき、重心を左脚にかけ、右足の踵から着地させる。腰をおとして体はリラックスする。
B重心を右脚に移し右膝を曲げ、左脚を自然に伸ばして右弓歩とする。同時に上体を右にまわして、右手を翻しながら剣を右側へ弧を描いてゆっくりと引き(帯剣)、柄を右胸前に移す。剣先は正面で止め、左剣指はひきつづき右手首に添えおく。目は剣先を見る。
要 点
「帯剣」のとき、柄を左から右、又は右から左へ大きく移動させるが、剣先は真正面の線上におくようにする。剣先は柄の高さよりもやや高めにする。弓歩の方向は斜め前方約30度とする。
「帯剣」のとき、柄を左から右、又は右から左へ大きく移動させるが、剣先は真正面の線上におくようにする。剣先は柄の高さよりもやや高めにする。弓歩の方向は斜め前方約30度とする。
5 向左平帯 (シァン ヅォオピンダイ)
@重心を右脚に移し、左足を右足の内側に引き寄せる。同時に、上体を右にまわし右手の剣はやや引き寄せる。手心を下に向ける。目は剣先を見る。
A左足を左前方へ一歩踏み出すと同時に、右手の剣を前にさし出し、左剣指を翻して左腰のあたりに引き寄せる。手心は上へ向ける。目は剣先を見る。
B上体を左にまわし、重心を左脚に移し、右脚を自然に伸ばして左弓歩をする。同時に、右手を翻しながら剣を左側へ弧を描いて引き(帯剣)、柄を左胸前で止める。左剣指は後方に向け、さらに上方に向けて弧を描いて額の左前方に移し、左腕は曲げて上に突っ張り、手心を斜め上方に向ける。目は剣先を見る。
要 点
「帯剣」の動作は左右とも同じで、右手首は翻し長さ左(右)後ろに引く。
「帯剣」「転腰」「弓歩」の動作は、いづれもバランスのとれたものおtする。
「帯剣」の動作は左右とも同じで、右手首は翻し長さ左(右)後ろに引く。
「帯剣」「転腰」「弓歩」の動作は、いづれもバランスのとれたものおtする。
6 独立掄劈 ドゥーリー ルンピー
@重心を左脚に移しながら上体を左にまわし、右足を左足の内側に引き寄せる。同時に、右手の剣を下に向け、さらに後ろへと弧を描いてまわし、「立剣」にして体の左方下段に斜めに置き、手心は斜め上に向ける。左剣指は、頭の左方上段から右肩のあたりにおろし、手心を下に向ける。目は剣先を見る。
要 点
・剣を振りまわす際に、剣先は地に触れないようにする。
・左にまわすときに、右手心を上に向けたままで下へ後ろへまわす。体は前に倒れないようにする。
・剣を振りまわす際に、剣先は地に触れないようにする。
・左にまわすときに、右手心を上に向けたままで下へ後ろへまわす。体は前に倒れないようにする。
A右足を前方に一歩踏み出し、かかとを着地させると同時に、右腕を内側にまわしながら手首を翻して上にあげる。手心は外に向ける。左腕は外側にまわし、左剣指は左腰に引き寄せる。手心は上に向ける。目は剣先を見る。
要 点
右足を踏み出すときに、重心は左側に残す。体のまっすぐにさせる。
右足を踏み出すときに、重心は左側に残す。体のまっすぐにさせる。
B重心を前に移して右脚にかけ、左脚は膝を曲げ上げ、爪先を内側に寄せる。右脚は自然に伸ばし、体を支えて右独立歩とする。同時に上体を右にまわし、右手の剣を「立剣」にして、前方下段向けて振りおろす(劈剣)。その際、右腕と剣は一直線を成すようにし、前方に向ける。左剣指は上へ向け、弧を描いて額の左上方にあげ、左腕は曲げて上に突っ張り、手心を斜め上方に向ける。目は剣先を見る。
要 点
・最後の膝を上げる動作と、剣を振りおろす動作、および剣指を上に突っ張る動作はバランスのとれたものとする。
・「劈剣」のとき、右腕に弾力性をつけて、力を込めるようにする。
・「独立歩」の動作は、体を支える方の足の爪先をやや内側に寄せて、体の安定をはかる。上体は前方にやや傾け、左腕は丸みを持たせて、後方上段に突っ張るように張るようにする。
・最後の膝を上げる動作と、剣を振りおろす動作、および剣指を上に突っ張る動作はバランスのとれたものとする。
・「劈剣」のとき、右腕に弾力性をつけて、力を込めるようにする。
・「独立歩」の動作は、体を支える方の足の爪先をやや内側に寄せて、体の安定をはかる。上体は前方にやや傾け、左腕は丸みを持たせて、後方上段に突っ張るように張るようにする。
7 退歩回抽 トゥイ ブー フェイ チョウ
@右膝を曲げ、左足を後ろに退いておろし、爪先から着地する。
要 点
左足を退く際、歩幅が小さくならないようにする。左足の爪先を斜め45度から60度とする。
左足を退く際、歩幅が小さくならないようにする。左足の爪先を斜め45度から60度とする。
A重心を後ろに移し、右足をやや後ろに退き、爪先を地につけて右虚歩とする。同時に右手の剣を翻しながら上に、頭の前を通して胸前に引き抜き、柄を左胸の下に近づける。その際、手心は内側に向け、剣面と体は平行にし、剣先は斜め上方に向ける。左剣指はおろして剣柄にそろえる。目は剣を見る。
要 点
・「抽剣」のとき右腕を外側にまわし、手心を翻しながら柄を上にあげ、重心を後ろに移し、虚歩のフォームを取りながら剣を引き抜く。
・形を決めたとき、頭を突き上げるようにし、腰を伸ばし、腹を引き、肩の力を抜く。上体を左にまわして、両腕に丸みをつけて突っ張り加減にして、両手を左胸下で合わせて剣面は体と平行におく。
・「抽剣」のとき右腕を外側にまわし、手心を翻しながら柄を上にあげ、重心を後ろに移し、虚歩のフォームを取りながら剣を引き抜く。
・形を決めたとき、頭を突き上げるようにし、腰を伸ばし、腹を引き、肩の力を抜く。上体を左にまわして、両腕に丸みをつけて突っ張り加減にして、両手を左胸下で合わせて剣面は体と平行におく。
8 独立上刺 ドゥリーシャンツー
@体を右にまわし、右足を踏みかえて、右手の剣を腹前にまわし、手心を上に向け、剣先を斜め上に向ける。左剣指は前式についで柄にそえておく。目は剣先を見る。
要 点
体をまわすときは、腹をやや引き、胸を引き加減にする。右足は踏みかえるときに、爪先をすこし外側に開いて重心を左脚にかける。
体をまわすときは、腹をやや引き、胸を引き加減にする。右足は踏みかえるときに、爪先をすこし外側に開いて重心を左脚にかける。
A重心を右脚に移し、左脚は膝を曲げてあげ、右独立勢とする。同時に右手の剣を前方上段に向けて刺し出す。その際、手心は上に向け、剣先は頭の高さにあげる。左剣指は右手首にそえる。目は剣先を見る。
要 点
「独立」の際は、右足で地を強く踏んでから自然に伸ばし、左脚は膝を曲げて高く上げ、足の甲をぴんと伸ばして内側に寄せる。剣を刺しだした後、両腕に丸みをもたせ、力を剣先に込める。剣は前方上段に向けて斜めにする。頭を突き上げるようにして腰を伸ばし、肩の力を抜き、胸を引き加減にする。
「独立」の際は、右足で地を強く踏んでから自然に伸ばし、左脚は膝を曲げて高く上げ、足の甲をぴんと伸ばして内側に寄せる。剣を刺しだした後、両腕に丸みをもたせ、力を剣先に込める。剣は前方上段に向けて斜めにする。頭を突き上げるようにして腰を伸ばし、肩の力を抜き、胸を引き加減にする。
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2024年01月30日
太極剣 32式【 第二段 】
太極剣 32式 第二段
9 虚歩下截 シュイブー シァーヂェ
@左足を左後方へ退いておろし、膝を曲げて重心を左へ移し、上体を左にまわすと同時に、右手の剣を上体の動きに合わせて左へ平に移動させ、手心を上に向ける。左剣指は左腰に引き寄せ手心を上に向ける。
要 点
・剣を左に向けて移す際、腰をまわし右足のかかとを蹴り出す。腕を移動させ、体で剣を動かすようにする。剣身で水平にして顔面への攻撃を受け、剣先は右に向ける。
・左足を左後方、約30度におろす。
・剣を左に向けて移す際、腰をまわし右足のかかとを蹴り出す。腕を移動させ、体で剣を動かすようにする。剣身で水平にして顔面への攻撃を受け、剣先は右に向ける。
・左足を左後方、約30度におろす。
A上体を右に回し右足を内側に引き寄せ、爪先を地につけ右虚歩とする。同時に右腕を内側にまわし、右手の剣を右方下段に断ち切る。(截按)
柄は右腰の横で止め、剣身を体側に斜めにおく。剣先はやや低く、腰の高さにする。左剣指は額の左上に移し、左腕に丸みをつけて突っ張り、掌心は斜め上方に向ける。目は右方を見る。
要 点
剣の刃に力をこめる。手として、体を右にまわすことによって、剣を右方下段に向けて断ち切る。
体をまわす「転体」、剣でさえぎる「截剣(ジェジェン)」の動作と、右足を虚歩にし、剣指を上にあげて突っ張る四つの動作をバランスよくすすめる。
剣の刃に力をこめる。手として、体を右にまわすことによって、剣を右方下段に向けて断ち切る。
体をまわす「転体」、剣でさえぎる「截剣(ジェジェン)」の動作と、右足を虚歩にし、剣指を上にあげて突っ張る四つの動作をバランスよくすすめる。
10 左弓歩刺 ズォゴンブーツー
@右足をあげ、同時に右手の剣を前にあげ、左剣指をおろして右手首にそえる。目は前方を見る。
A右足を右後方に一歩退く。上体を右へまわし、重心を右脚に移す。同時に右腕を内側に回し、右手を翻して外側に向け、剣を体の前を通して右へ引く。左剣指は引き続き右手首にそえておく。目は剣を見る。
要 点
・重心は後に移す時、体をまわし、左の爪先はそのままでもよいし、内側に入れてもよい。剣先を前に向け、剣身をしっかりと固定させる。
・腰をおとして体をまっすぐさせ、肩をリラックスさせる。
・重心は後に移す時、体をまわし、左の爪先はそのままでもよいし、内側に入れてもよい。剣先を前に向け、剣身をしっかりと固定させる。
・腰をおとして体をまっすぐさせ、肩をリラックスさせる。
B上体を引き続き右にまわすと同時に、左足を右足の内側に引き寄せる。右手の剣は下に向けて巻いて腰にもってくる。手心を上に向ける。左剣指は、その動きにあわせておろし、右腹前に移し、掌心は上に向ける。
要 点
・右手の剣を手前へ巻き込むときに、腕を外旋させて右手心を下向きに翻してから、再び上向きにする。
・右手の剣を手前へ巻き込むときに、腕を外旋させて右手心を下向きに翻してから、再び上向きにする。
C左足は左前方に一歩踏み出し、重心を左脚に移し、右脚は自然に伸ばして左弓歩とする。同時に上体を左にまわし、右手の剣を右腰から前方に刺し出し、手心を上に向ける。左剣指を体の横を通して後ろへ移し、さらに上へ上げて額の左側へもっていく。その際、手心は斜め外側に向け、腕は円弧を描いて外側に出す。目は前方を見る。
要 点
・「提剣」「抽剣」「巻剣」の三つの動作は、よどみなく続け。「撒歩」「転腰」「収脚」の動作はバランスよくするめる。腰をまわす動作や腕を振りまわす動作は軽やかにする。
・弓歩の方向は進行方向に向かって左へ 30度前後とする。剣を前に刺し出す際は、体の前に向けてまっすぐに出す。剣先は胸の高さにおき、剣身と腕は一直線になるようにし、剣先に力を込める。全ての動作は、円滑性、連慣性を持たせ、こわばったり、つかえたりしないようにする。
・「提剣」「抽剣」「巻剣」の三つの動作は、よどみなく続け。「撒歩」「転腰」「収脚」の動作はバランスよくするめる。腰をまわす動作や腕を振りまわす動作は軽やかにする。
・弓歩の方向は進行方向に向かって左へ 30度前後とする。剣を前に刺し出す際は、体の前に向けてまっすぐに出す。剣先は胸の高さにおき、剣身と腕は一直線になるようにし、剣先に力を込める。全ての動作は、円滑性、連慣性を持たせ、こわばったり、つかえたりしないようにする。
11 転身斜帯 ヅョワンシェン シェダイ
@重心を後ろに移し、上体を右にまわし、左あしの爪先を内側に入れる。同時に右手の剣を引き寄せ、左剣指はおろして右手首にそろえる。目は剣先を見る。
要 点
・体を右にまわすときに、左足の爪先をできるだけ内側に入れ、次に、左足のかかとを蹴り出し、180度転身する。
・上体は、重心を十分に移動させ、真っ直ぐに保てるようにする。
・体を右にまわすときに、左足の爪先をできるだけ内側に入れ、次に、左足のかかとを蹴り出し、180度転身する。
・上体は、重心を十分に移動させ、真っ直ぐに保てるようにする。
A重心を左脚に移し、右足を引き上げて左足の内側に当てる。右手の剣は斜め前に向けてさし出し、左剣指は引き続き右手首に添えておく。目は剣先を見る。
B上体を右にまわし、右足を右前方に一歩出すと同時に、右手の剣を翻して手心を下に向ける。
要 点
・右足を踏みだすときには、かかとから着地させて、進行方向より30度の角度をとるようにする。
・右足を踏みだすときには、かかとから着地させて、進行方向より30度の角度をとるようにする。
C重心を右脚に移し、右脚は膝を曲げ、左足のかかとを外側に蹴り出し、左脚を自然に伸ばして右弓歩とする。同時に右手の剣は、体の動きにつれて体の右側へ水平に弧を描きながら引き、剣先をやや高めにする。左剣指は右手首におく。目は剣先を見る。
要 点
・弓歩と「帯剣」は同時にする。
・定式を決める時に、剣先を進行方向中心におく。
・弓歩と「帯剣」は同時にする。
・定式を決める時に、剣先を進行方向中心におく。
12 縮身斜帯 スォ シェン シェ ダイ
@上体をやや右にまわし、左足を右足の内側に引き寄せると同時に、右手の剣を体前に引き寄せる。目は剣先を見る。
A左足を左後方に退き、同時に右手の剣を前方に伸ばす。左剣指は体の斜め後ろに開き、手心は下に向ける。目は剣先を見る。
要 点
・右手の剣は前方に伸ばす時に中心線からあまり離れないようにする。
・右手の剣は前方に伸ばす時に中心線からあまり離れないようにする。
B重心を後ろに移し、上体を左にまわし、右足を左足の内側に引き寄せ、爪先を地につけて「丁歩」とする。同時に右手の剣を翻しながら左後方へ向けて平らに弧を描いて引き左側で止め、剣先をやや高めにおく。左剣指は体の前へ向けて弧を描いて移し、手心を下に向けて右手首のあたりにおく、目は剣先を見る。
要 点
・「縮身」とは、重心を後ろに移し、上体をやや低めにして縮めることを指す。その際も上体は真っすぐに保つ。
・「帯剣」の動作は、腰の動きによって手や腕を動かし、「開」から「合」へ連続性を持たせて続け、手と足の動作は一致させ、剣と体の動きも一致させる。
・剣先は斜め前方に向ける。
・「縮身」とは、重心を後ろに移し、上体をやや低めにして縮めることを指す。その際も上体は真っすぐに保つ。
・「帯剣」の動作は、腰の動きによって手や腕を動かし、「開」から「合」へ連続性を持たせて続け、手と足の動作は一致させ、剣と体の動きも一致させる。
・剣先は斜め前方に向ける。
13 提膝捧剣 ティ シー ポン ジィェン
@右足を一歩後ろに退くと同時に、剣を前にさし出し、左剣指は引き続き右手首に添えておく。目は前方を見る。
要 点
・剣は中心に向けて前方にさし出す。
・剣は中心に向けて前方にさし出す。
A重心を後ろに移し、左足を引き、つま先を地に付けて(点地)左虚歩とする。と同時に、両手を両側に開き、手心を両手とともに下に向け、剣は斜めに下腹の前におき、剣先をやや高めにする。目は前方を見る。
要 点
・剣身は固定させて剣先をやや高めにして中心線におく。
・剣身は固定させて剣先をやや高めにして中心線におく。
B左足を前に踏みかえ、つま先を斜め外側に向ける。同時に右手の剣と左剣指をすこし前に開いて移し、手心を下に向ける。目は右手の剣を見る。
Cひきつづき重心を左脚に移し、左脚を自然に伸ばして立ち、右脚の膝を曲げて上にあげ、足の甲をぴんと伸ばして内側に寄せて左独立歩とする。同時に両手は体の両側から前に弧を描いて胸の前にあわせて右手の掌心を上に向け、左剣指を掌に変えて右手の下におく。手心は上に向ける。剣先をやや上にする。目は前方を見る。
要 点
・動作は全体を通してよどみなく、完全に行う。
・剣の動きは安定感をもたせて伸び伸びとしたものにする。膝をあげる動作と剣を支える動作は同時に終了させる。
・動作は全体を通してよどみなく、完全に行う。
・剣の動きは安定感をもたせて伸び伸びとしたものにする。膝をあげる動作と剣を支える動作は同時に終了させる。
14 跳歩平刺 ティァォ ブー ピン ツー
@右足を前におろし、かかとを着地させると同時に、剣を支えもった両手を下におろし、腹前へ移す。目は前方を見る。
A重心を前に移して右脚にかけ、左足のかかとをあげると同時に、両手で支えた剣は胸前を通して前に突き出す。目は前方を見る。
要 点
・両手で剣を腹前へ引き寄せる時には弧を描くようにする。
・重心を完全に右脚に移し、右膝を伸ばし、左足のかかとをあげて、次の動作の準備とする。
・突き出した剣の高さは胸の高さにし、両腕は自然に伸ばす。
・両手で剣を腹前へ引き寄せる時には弧を描くようにする。
・重心を完全に右脚に移し、右膝を伸ばし、左足のかかとをあげて、次の動作の準備とする。
・突き出した剣の高さは胸の高さにし、両腕は自然に伸ばす。
B右足で地を蹴り、跳び出して左足で着地する。着地の時、左脚は膝を曲げて衝撃をゆるめ、右足を素早く左足のくるぶしのあたりまで引き寄せる。
同時に両手を両側に開き、両手の手心を下に向け、剣は右腰のあたりへ移し、剣先は下腹の正面におき、左掌を剣指にする。目は前方を見る。
要 点
・左足で跳び出す動作は、柔らかく、安定性、弾力性をもたせ、高すぎたり遠くへ跳ばないようにする。着地の際は、膝を曲げて衝撃を押さえ、右足を素早く引き寄せ、上体の姿勢を正し、安定感と自然さをもたせる。
・左足で跳び出す動作は、柔らかく、安定性、弾力性をもたせ、高すぎたり遠くへ跳ばないようにする。着地の際は、膝を曲げて衝撃を押さえ、右足を素早く引き寄せ、上体の姿勢を正し、安定感と自然さをもたせる。
C右足を前に一歩踏み出し、かかとを地につける。同時に、右手の剣を腰のあたりに引き寄せ、左剣指を左腰側に寄せ、両手とともに手心を上に向ける。目は前方を見る。
D重心を右脚に移し、右脚は膝を曲げ、左脚は自然に伸ばして右弓歩とする。同時に右手の剣を前に向けて水平に刺し出し(平刺)、手心を上に向ける。左剣指は後ろへ移し、さらに前へまわして額の左斜め上方へ移動させ、左腕に丸みをもたせて外側へと突っ張り、手心を斜め上に向ける。目は剣先を見る。
要 点
・剣を前に刺し出す動作は重心を前に移して、左足で前に跳び出す動作は両手を両側に開き、剣を水平に刺し出す動作は弓歩にするのと同時にすすめる。
・上体はやや左斜め方向にし、腰をねじらないこと。両足の横幅は10センチメートルぐらいにする。
・全体を通して、動作はよどみなく、リラックスさせ、柔らかく自然にすすめる。
・剣を前に刺し出す動作は重心を前に移して、左足で前に跳び出す動作は両手を両側に開き、剣を水平に刺し出す動作は弓歩にするのと同時にすすめる。
・上体はやや左斜め方向にし、腰をねじらないこと。両足の横幅は10センチメートルぐらいにする。
・全体を通して、動作はよどみなく、リラックスさせ、柔らかく自然にすすめる。
15 左虚歩撩 ズォ シュブー リャオ
@重心を後ろ脚に移し、上体を左にまわし、右足を左足の内側に引き寄せ、つま先を地につける。(点地)同時に右手の剣を上体の動きにしたがって上にあげ、さらに後方に向けて円を描いてまわし、体の後方に移す。左剣指は右手首におろし、頭は剣の動きにつれてまわす。
A右足を前に踏み出し、つま先を前に開き、上体を右にまわす。同時に、右手の剣を引き続き下へ円を描いてまわし、左腰の傍らに移動させる。左剣指は引き続き右手首に添えておく。
B重心を右脚に移し、左足を前に出し、つま先を地につけ(点地)左虚歩とする。同時に、右手の剣を引き続き体の左側から前に向け、さらに上に向けて弧を描いてはねあげる。剣は頭の前で止め、右手は親指側を下に向け、手心を外側に向けて額の右上方で止め、剣先をやや低めにする。左剣指は引き続き右手首に添えておく。目は剣先を見る。
要 点
・剣のまわしは体に添わせて近くで行うこと。右下腕を内旋して手心を内側に翻すようにする。
・剣を後ろにまわす時に、体の向きと目線を左へまわす動作を一致させると動作が充分大きくなる。肩の関節を軸として腕を振って体をまわし、脚の動作とバランスのとれたものとする。その際、剣を握る手はリラックスさせ、腕で剣を動かし、柄の方から前へもっていく。剣先は地に触れぬように注意する。
・虚歩は剣をはね上げる動作と同時に完成させる。右手の剣は頭部後方に高々と挙げないように注意する。
・剣のまわしは体に添わせて近くで行うこと。右下腕を内旋して手心を内側に翻すようにする。
・剣を後ろにまわす時に、体の向きと目線を左へまわす動作を一致させると動作が充分大きくなる。肩の関節を軸として腕を振って体をまわし、脚の動作とバランスのとれたものとする。その際、剣を握る手はリラックスさせ、腕で剣を動かし、柄の方から前へもっていく。剣先は地に触れぬように注意する。
・虚歩は剣をはね上げる動作と同時に完成させる。右手の剣は頭部後方に高々と挙げないように注意する。
16 右弓歩撩 ヨウ ゴンブー リャオ
@上体を右にまわすと同時に、右手の剣を上から後ろへ向けて円を描く。左剣指はその動きとともに右肩下におろす。目は剣を見る。
A体を左へまわし、左足を踏みかえてつま先を外側に開く。右手の剣は引き続き下へとまわし、左剣指は左腰に引き寄せる。目は剣先を見る。
B右足を一歩踏み出し、重心を右脚に移して右弓歩とする。同時に上体を左にまわし、右手の剣を下から前へ、さらに上へ向けてはねあげ、右手は肩の高さにおき、剣先はやや低くする。その際、右手は腕を外側に回して、手心を外側に向ける。左剣指は後ろへ移し、さらに上に向けて弧を描きながら頭部の左方上段に移し、手心を斜め外側に向ける。目は剣先を見る。
要 点
・剣を体につれて動かす時に、右手首は柔軟に柄を持ち、剣の先が地面に着かないように制御すること。
・剣を前方へはね上げる時に、右肩がやや前方へ左肩が後方へと姿勢が斜めになる。弓歩と剣は同時に完成させる。
・弓歩の横幅は10センチメートルほどにし、上体が前に傾かないように腰をゆるめる。
・剣をまわす要点は前項の「左虚歩撩」と同じ。
※「撩(リャオ)」とは攻撃のことである。
・剣を体につれて動かす時に、右手首は柔軟に柄を持ち、剣の先が地面に着かないように制御すること。
・剣を前方へはね上げる時に、右肩がやや前方へ左肩が後方へと姿勢が斜めになる。弓歩と剣は同時に完成させる。
・弓歩の横幅は10センチメートルほどにし、上体が前に傾かないように腰をゆるめる。
・剣をまわす要点は前項の「左虚歩撩」と同じ。
※「撩(リャオ)」とは攻撃のことである。
2024年01月29日
太極剣 32式【 第三段 】
太極剣 32式 第三段
17 転身回抽 ヂュァンシェン フェイチョウ
@右弓歩の脚から、重心を後(左脚)に移動し、上体を左にまわし、右足のつま先を内側に入れ、右脚をまっすぐ伸ばす。同時に右手の剣を体前に引き寄せ、剣身を水平にして肩の高さにおく。左剣指は右手首に添え、目は剣先を見る。
要 点
・体をまわす際、重心を十分に移動させて、右足のつま先をできるだけ内側に入れる。右手は親指、人差指と虎口で剣の柄を握り、その他の三指はリラックスさせる。
・体をまわす際、重心を十分に移動させて、右足のつま先をできるだけ内側に入れる。右手は親指、人差指と虎口で剣の柄を握り、その他の三指はリラックスさせる。
A上体をさらに左へとまわし、左足のつま先を外側へ開き、左弓歩とする。同時に右手の剣を東南に向けて切りおろす。剣指は前式に続いて右手首に添えておく。頭は体の動きにつれてまわし、目は剣先をみる。
要 点
・体を左にまわす時に、まず右足先を内にいれて、続いて左足先を外に開く。右腕は曲げて剣を顔の前を通過するさせてて前方に切りおろす。この動作は連続させて、協調性をとること。剣は柄から水平に動かした後、切りおろす。
・弓歩の方向および切りおろす剣先の方向は、東南向約30度となる。
・体を左にまわす時に、まず右足先を内にいれて、続いて左足先を外に開く。右腕は曲げて剣を顔の前を通過するさせてて前方に切りおろす。この動作は連続させて、協調性をとること。剣は柄から水平に動かした後、切りおろす。
・弓歩の方向および切りおろす剣先の方向は、東南向約30度となる。
B重心を後ろに移し、右脚を曲げて腰をおとし、上体を右へまわす。同時に右手の剣を右腰あたりに引き寄せる。左剣指は、引き続き右手首に添えておく。目は剣の柄を見る。
要 点
・剣を引く(抽剣)際は、体をまわして腰を後ろへおとし、右腕をまず下に向け、さらに後ろへと引くようにする。肘はやや曲げ、手首をおろし、前式に続いて親指、人差指、虎口で剣の柄を握る。
・剣を引く(抽剣)際は、体をまわして腰を後ろへおとし、右腕をまず下に向け、さらに後ろへと引くようにする。肘はやや曲げ、手首をおろし、前式に続いて親指、人差指、虎口で剣の柄を握る。
C左足を引き寄せ、つま先を地につけて(点地)左虚歩とする。同時に、右手の剣を引き続き後ろへ引き、体の右側で剣を止める。その際、剣先をやや低くする。左剣指は、胸前を通して、下顎のところから前に向けて出す。その高さは鼻の高さとする。目は剣指の方向をみる。
要 点
・虚歩の方向及び左剣指の方向は東南約30度となる。
・この式では、剣の引き抜くは立剣にして下へ、後方へと弧を描いて行ない、下の刃に力を入れる。
・定式では、剣身が右股の横に位置し、柄は右股後方となり股関節をゆるめる。
・虚歩の方向及び左剣指の方向は東南約30度となる。
・この式では、剣の引き抜くは立剣にして下へ、後方へと弧を描いて行ない、下の刃に力を入れる。
・定式では、剣身が右股の横に位置し、柄は右股後方となり股関節をゆるめる。
18 並歩平刺 ピン ブー ピン ツー
@左足を左に移し、体を左にまわして体を前方に向ける。同時に、左剣指を左側に向けて弧を描き、体の左へと移す。目は前方を見る。
要 点
・左足のつま先を東へ向けて踏み出す。
・左足のつま先を東へ向けて踏み出す。
A重心を左脚に移し、右足と左足を揃え両脚を自然に伸ばして「並歩(ピンブー)」とする。同時に両手を腰側から前に向けて出し、胸前で合わせて剣を前方に刺し出す。左手は右手の甲に下から添えて支え、目は前方をみる。
要 点
・「並歩」「刺剣」の動作は同時にすすめ、上体は自然な状態で正し、両足は平行にしてつま先を前方に向け、両脚は自然な形で立つ。両肘はやや曲げ、両肩はリラックスさせて力を抜く。
・剣身が振れないようにして体の前方へ刺し出し、力が剣先へ貫くようにする。肩を沈める。
・「並歩」「刺剣」の動作は同時にすすめ、上体は自然な状態で正し、両足は平行にしてつま先を前方に向け、両脚は自然な形で立つ。両肘はやや曲げ、両肩はリラックスさせて力を抜く。
・剣身が振れないようにして体の前方へ刺し出し、力が剣先へ貫くようにする。肩を沈める。
19 左弓歩攬 ズォ ゴンブーラン
@体を右にまわし、右足のつま先を外側に開いて、右脚は膝を曲げて腰をおとし、重心を右脚におく。同時に右腕を内側にまわし、右手の剣を上にあげ、頭の前を通して後ろへとまわし、手心を外側に向け、左剣指を右手首に添える。目は剣先を見る。
A左足を左前方に大きく一歩踏み出し、かかとを着地させると同時に、右手の剣を右後方にまわし、左剣指は腹前におろし、手心を上に向ける。目は剣先を見る。
要 点
・左足を踏み出す時に、重心を右脚にかけて、体を左へまわす。
・体をまわして剣を右後方に移すとき、剣を体の右側に近づけて立円を描いて、垂直にする。
・左足を踏み出す時に、重心を右脚にかけて、体を左へまわす。
・体をまわして剣を右後方に移すとき、剣を体の右側に近づけて立円を描いて、垂直にする。
B重心を左脚に移動し、上体を左にまわして左膝を曲げ、右脚は自然に伸ばして左弓歩とする。同時に、右手の剣は、右後方から下に向けて、さらに左前方に向けて頭の高さに切りあげて(相手を)塞ぎ止める。(攬剣)その際、右腕は外側にまわし、手心を斜め外側に向ける。左剣指は左後方を通して、弧を描きながら頭の左上方に移し、手心を斜め上段に向ける。目は剣先を見る。
要 点
・弓歩では両足の横幅は30センチ程度とし、腰がねじれないようにする。
・全体の動作は、腰をまわす動きを主体としてすすめる。転腰、揮臂(腕を振る)、弓歩、攬剣、および剣指を突っ張るようにしてあげる動作はバランスのとれたものにして、よどみなくすすめる。
・「攬剣」の時、柄は頭前のやや左側に来るようにして剣先は正面の中心線で止める。
・弓歩では両足の横幅は30センチ程度とし、腰がねじれないようにする。
・全体の動作は、腰をまわす動きを主体としてすすめる。転腰、揮臂(腕を振る)、弓歩、攬剣、および剣指を突っ張るようにしてあげる動作はバランスのとれたものにして、よどみなくすすめる。
・「攬剣」の時、柄は頭前のやや左側に来るようにして剣先は正面の中心線で止める。
20 右弓歩攬 ヨウ ゴンブーラン
@重心をやや後ろに移し、上体を左にまわして左足のつま先を外側に開く。同時に右手の剣を上にあまわして垂直に立てる。
要 点
重心を後ろに移す時に、体が後ろに傾かないようにする。左足をやや開くこと。
重心を後ろに移す時に、体が後ろに傾かないようにする。左足をやや開くこと。
A左足を踏みしめて重心を左脚に移し、右足を左足の内側に引き寄せると同時に、右手の剣を左後方に向けてまわし、左剣指は右手首におろす。頭は剣の動きにつれてまわし、目は剣先を見る。
B右足を右前方に一歩踏み出して、かかとから着地する。重心を前方に移動し、上体を右にまわし、左脚は自然に伸ばして右弓歩とする。同時に、右手の剣を引き続き下へとまわし、前方上段に向けて振りあげて塞ぎ止める、手心を外側に向けて、剣身は頭の高さで止める。左剣指は右手首に添えておく。目は剣先を見る
要 点
・剣をまわすときは体を十分にまわし、右手の剣は、体の左側に近づけて立円を描く。腰をまわし、腕を振る動作を主体とし、これが動作全体をリードする。その他の注意事項は「左弓歩攬」と同じ。
・剣をまわすときは体を十分にまわし、右手の剣は、体の左側に近づけて立円を描く。腰をまわし、腕を振る動作を主体とし、これが動作全体をリードする。その他の注意事項は「左弓歩攬」と同じ。
21 左弓歩攬 ヅォ ゴンブーラン
@重心を後ろに移し、上体を右にまわし、右足のつま先を外側に開く。同時に右手の剣を上にあげ、後方へ向けてまわす。左剣指は引き続き右手首に添えておく。
A重心を右脚に移し、左足を右足の内側に引き寄せる。同時に、上体を引き続き右にひねり、右手の剣を右後方に向けてまわし、左剣指を体の前に移し、掌心を上に向ける。目は剣を見る。
B左足を左前方に一歩踏み出し、かかとを着地させると同時に、右手の剣を下に向けてまわし、右手の剣を右腰の傍らに移す。左剣指は左腰に引き寄せる。
C左足を踏みしめて重心を左脚に移し、上体を左にまわしながら左脚は膝を曲げ、右脚は自然に伸ばして左弓歩とする。同時に右手の剣で弧を描いて、左前方上段にあげて塞ぎ止め、左剣指は弧を描いて額の左上方に移す。目は剣先を見る。
要 点
・前述の左弓歩攬と同じ
・前述の左弓歩攬と同じ
22 進歩反刺 ジンブー ファンツー
@体を右にまわし、右足を左足の内側を通して前に踏み出し(蓋歩)、つま先を外側に90度程度開いて置く。同時に右手の手首を曲げて、剣先をおろし、柄を胸前におろす。左剣指は右手首に添えておろす。目は剣先を見る。
要 点
・右足を踏みおろした時、重心は依然として左脚にかかっている。
・剣の柄を胸前へおろす時に、右手首を逆に曲げて手心を斜め外へとまわし、剣を自在に動かせるように握る。
・右足を踏みおろした時、重心は依然として左脚にかかっている。
・剣の柄を胸前へおろす時に、右手首を逆に曲げて手心を斜め外へとまわし、剣を自在に動かせるように握る。
A体を引き続き右にまわし、両膝を曲げて腰をおとして歇歩とする。同時に右手の剣を立剣にして、後ろに向けてまっすぐに刺す。剣身の高さは肩の高さとする。左剣指は左に向けて開き、手心は横に向ける。目は剣先を見る。
要 点
・歇歩とする時に、重心はやや右脚にかけて支えておき、左足のかかとを上げてつま先は着地する。
・後方へ剣を刺す時、剣はしっかりと握り、体の横を通って後方へ刺す。剣身と右腕は一直線にする。左剣指も反対側へ揃えて広げる。
・歇歩とする時に、重心はやや右脚にかけて支えておき、左足のかかとを上げてつま先は着地する。
・後方へ剣を刺す時、剣はしっかりと握り、体の横を通って後方へ刺す。剣身と右腕は一直線にする。左剣指も反対側へ揃えて広げる。
B両足は引き続き歇歩の状態を保ち、右手の剣先を上にはねあげる(右手首を上に向けて曲げる)左剣指はそのまま。目は剣を見る。
要 点
・剣先を上へあげる時に、右手首を柔軟にして円滑に剣を握る。
・剣先を上へあげる時に、右手首を柔軟にして円滑に剣を握る。
C左足を前に一歩出して、かかとを着地させ、重心を右脚にかける。目は剣を見る。
D左膝を曲げて、重心を左脚に移し、右脚を自然に伸ばして左弓歩とする。同時に右手の剣を後ろから前へ向けて刺し出す(反刺)。剣先はやや低く、左剣指を右手首に引き寄せる。目は剣先を見る。
要 点
・弓歩の両足の横幅は30cm程度とし、腰、股関節を弛めて上体をまっすぐに保ち、顔は前方へ向ける。
・「反刺」の時は、剣を体の右手に近づけ剣をはらいあげ、上体はそのままの姿勢を保つ。剣の柄は軽く握って自由に動かせるようにする。剣先に力を込め、剣先は頭の高さよりやや低いところに置く。肩の力を抜き、腰をリラックさせる。
・弓歩の両足の横幅は30cm程度とし、腰、股関節を弛めて上体をまっすぐに保ち、顔は前方へ向ける。
・「反刺」の時は、剣を体の右手に近づけ剣をはらいあげ、上体はそのままの姿勢を保つ。剣の柄は軽く握って自由に動かせるようにする。剣先に力を込め、剣先は頭の高さよりやや低いところに置く。肩の力を抜き、腰をリラックさせる。
23 反身回劈 ファンシェン フェイピー
@体を右にまわして重心を後ろに移し、左足のつま先を内側に入れる。同時に右手の剣を顔の前へ引き寄せ、左剣指は引き続き右手首に添えておく。目は剣先を見る。
要 点・つま先のまわし込みは、できるだけ大きくし、重心を右脚にかける。
A重心を左脚に戻し、右足を左足の内側に引き寄せる。(つま先は地につけない)同時に右手の剣をやや前方へ送り出す。左剣指は引き続き右手首に添えておく。目は剣先を見る。
B右足を斜め前方に向けて一歩踏み出し、かかとを着地させる。同時に右手の剣を上にあげ、手心を外側に向ける。左剣指は左腰に引き寄せ、前腕を外がわにまわし、手心を上に向ける。目は左後方を見る。
C体を右にまわし、重心を右脚に移して右膝を曲げ、左脚は自然に伸ばして右弓歩とする。同時に右手の剣を右前方に振りおろす。高さは肩の高さとする。手心は内側に向ける。左剣指は弧を描いて額の左方上段にあげ、手心を斜め上に向ける。目は剣先を見る。
要 点
・右足を西北約30°の地点に踏み出し、体をまっすぐにし、腰を弛める。
・剣は平らに振りおろし、剣身と腕が一直線となり、刃の前端と中断に力を入れる。
・弓歩の横幅は10センチメートルぐらいにし、振り下ろし、体をまわし、弓歩にするという動作は一致させて同時に完了する。
・右足を西北約30°の地点に踏み出し、体をまっすぐにし、腰を弛める。
・剣は平らに振りおろし、剣身と腕が一直線となり、刃の前端と中断に力を入れる。
・弓歩の横幅は10センチメートルぐらいにし、振り下ろし、体をまわし、弓歩にするという動作は一致させて同時に完了する。
24 虚歩点剣 シュブー ディェン ジィェン
@左足を右足の内側に引き寄せる。その際、つま先を地につけても、つけなくてもよい。同時に左検指を右手首におろす。目は剣先に向ける。
A上体を左にまわし、左足を前に出してつま先を外側に開く。同時に左前腕を外側にまわし、左剣指を左腰に引き寄せ、手心を上に向ける。右手首を曲げ、剣の柄を上にあげ、剣先を体の後ろへ向ける。目は前方を見る。
B重心を左脚に移す。右足を左足の前に一歩出し、つま先を地につけ(点地)右虚歩とする。同時に右手の剣を左剣指とともに弧を描いて後ろから体前に移し、剣先を前方下段に向けて打ちおろす。(点剣)左剣指は右手首に添えておく。その際、右手は肩の高さに位置させ、剣先は低めにする。目は剣先を見る。
要 点
・体を回して足を一歩踏み出す際、右手を上にあげる。柄を握る手は軽く、リラックスさせる。
・全体の動作はとぎれることなく、バランスを保ちながらすすめる。腰を軸とすることに注意する。右足のつま先を地につける動作と「点剣」は同時に行う。
・体を回して足を一歩踏み出す際、右手を上にあげる。柄を握る手は軽く、リラックスさせる。
・全体の動作はとぎれることなく、バランスを保ちながらすすめる。腰を軸とすることに注意する。右足のつま先を地につける動作と「点剣」は同時に行う。
2021年10月03日
太極拳 48式
太極拳 48式
【第1段】
00.起 勢 【チーシー】
01.⽩鶴亮翅 【バイフゥリァンチィ】
02.左搂膝拗歩【ズォロウシィアォブ】
03.左単鞭 【ズォダンビェン】
04.左琵琶勢 【ズォピィパァシィ】
05.捋挤勢 【リィジィシ】
06.左搬攔捶 【ズォバンランチュェイ】
07.左掤捋挤按【ズォポンリィジィアン】
【第2段】
08.斜身靠 【シェシェンカオ】
09.肘底捶 【ジョゥディチュェイ】
10.倒巻肱 【ダオジュエンゴン】
11.転身推掌 【ズゥァンシェントゥェィジァン】
12.右琵琶勢 【ヨウピィパァシ】
13.搂膝栽捶 【ロウシィザイチュェイ】
【第3段】
14.白蛇吐信 【バイシャトゥシン】
15.拍脚伏⻁ 【パイジァオフゥフゥ】
16.左撇身捶 【ズォピェシェンチュェイ】
17.穿拳下勢 【チュァンチュェンシァシ】
18.独立撑掌 【ドゥリチゥォンジァン】
19.右単鞭 【ヨウダンビェン】
【第4段】
20.右雲手 【ヨウユンショウ】
21.右左分鬃 【ヨウズォフェンゾン】
22.高探馬 【ガォタンマァ】
23.右蹬脚 【ヨウドゥンジァオ】
24.双峰貫耳 【シュアンフォングアンァル】
25.左蹬脚 【ズォドンジァオ】
26.掩手撩拳 【イェンショウリァオチュェン】
27.海底針 【ハイディジェン】
28.閃通背 【シャントンベイ】
【第5段】
29.右左分脚 【ヨウズォフェンジァオ】
30.搂膝拗歩 【ロウシィアォブ】
31.上歩擒打 【シャンブゥチンダァ】
32.如封似閉 【ルゥフォンスゥビィ】
33.左雲手 【ズォユンショウ】
34.右撇身捶 【ヨウピェシェンチュェイ】
35.左右穿梭 【ズォヨウチュァンスオ】
36.退歩穿掌 【トゥェイブゥチュァンジァン】
【第6段】
37.虚歩圧掌 【シィブゥヤージァン】
38.独立托掌 【ドゥリトゥォジァン】
39.馬歩靠 【マァブゥカオ】
40.転身大捋 【ズゥァンシェンダァリィ】
41.撩掌下勢 【リァオジァンシアシィ】
42.上歩七星 【シャンブゥチィシン】
43.独立跨⻁ 【ドゥリグワフゥ】
44.転身擺蓮 【ズゥァンシェンバイリェン】
45.弯弓射⻁ 【ワンゴンシャーフゥ】
46.右搬攔捶 【ヨウバンランチュェイ】
47.右掤捋挤按【ヨウポンリィジィアン】
48.十字手 【シィズゥショウ】
49.収勢 【ショウシィ】
太極拳 48式 【 第一段 】
太極拳 48式
【 起 勢 】
(南)
腕を円弧と波の動きを表現 気の上昇下降
【 第一段 】
バイフゥリァンチィ
01.⽩鶴亮翅
(南)
虚歩になり手を上下に開く
ズォロウシィアォブ
02.左搂膝拗歩
(南)
弓歩になりながら搂掌払い
推掌<トゥイザン>押す
ズォダンビェン
03.左単鞭
(東)
左に鞭の動き
ズォピィパァシィ
04.左琵琶勢
(東)
琵琶をつま弾く
リィジィシ
05.捋挤勢
(南東)(北東)(南東)
捋<リュイ>で引き寄せ擠<ジー>で打つ
ランチュウエイと手足逆
ズォバンランチュェイ
06.左搬攔捶
(東)
左搬<バン>(左裏拳)
攔<ラン>(相手をいなし)
捶<ツイ>(縦拳)
ズォ ポンリィジィアン
07.左掤捋挤按
(東)
左手からの掤<ポン>
捋<リュイ>
擠<ジー>
按<アン>
太極拳 48式 【 第二段 】
太極拳 48式 【 第二段 】
シェシェンカオ
08.斜身靠
(西)
交差した手を両拳に変え肩で押す
ジョゥディチュェイ
09.肘底捶
(東)
右拳で打ち左手を鉈で切り付けるように打つ
ダオジュエンゴン
10.倒巻肱
後退しながら相手を引き込み押す
ズゥァンシェントゥェィジァン
11.転身推掌
(北西・南東・北東・南西)
振り返り活歩(後ろ足寄せ)で搂掌<ローザン>
推掌<トゥイザン>
ヨウピィパァシ
12.右琵琶勢
(西)
琵琶をつま弾く
ロウシィザイチュェイ
13.搂膝栽捶
(西)
右掌で払い左拳で相手の下腹部を打つ
太極拳 48式 【 第三段 】
太極拳 48式 【 第三段 】
バイシャトゥシン
14.白蛇吐信
(東)
高歇歩になりながら相手を引き込み推す
パイジァオフゥフゥ
15.拍脚伏⻁
足の甲を叩き掴み寄せた相手を拳で打つ
ズォピェシェンチュェイ
16.左撇身捶
(北東)
弓歩になりながら左腕を肩中心に振り下ろす
チュァンチュェンシァシ
17.穿拳下勢
(東)
沈み拳を打ち出す
ドゥリチゥォンジァン
18.独立撑掌
(東)
片足立ちになりながら膝蹴り掌で跳ね上げ
ヨウダンビェン
19.右単鞭
(西)
右手で鞭の動き
太極拳 48式 【 第四段 】
太極拳 48式 【 第四段 】
ヨウユンショウ
20.右雲手
横歩き無限大∞のように腕を使う
ヨウズォフェンゾン
21.右左分鬃
(西)
ボールを作り輪に変え腕を分け開く
ガォタンマァ
22.高探馬
(西)
虚歩で相手を引き込み打つ
ヨウドゥンジァオ
23.右蹬脚
(北西)
右足踵で蹴る
シュアンフォングアンァル
24.双峰貫耳
(北西)
両拳で相手こめかみを打つ
ズォドンジァオ
25.左蹬脚
(南西)
左足踵で蹴る
イェンショウリァオチュェン
26.掩手撩拳
(西)
下から拳を打ち出し弓歩になる
ハイディジェン
27.海底針
(西)
相手を引き込み縦円で刺す
シャントンベイ
28.閃通背
(西)
相手の突きを跳ね上げあばらを打つ
太極拳 48式 【 第五段 】
太極拳 48式 【 第五段 】
ヨウズォフェンジァオ
29.右左分脚
(南東.北東)
足の甲で蹴り上げる
ロウシィアォブ
30.搂膝拗歩
(東)
弓歩になりながら払い押す
シャンブゥチンダァ
31.上歩擒打
(東)
一歩踏み込み相手を捕まえパンチ
ルゥフォンスゥビィ
32.如封似閉
(東)
相手に近づき、
掴まれた右手を捨て相手を封じ込め押す
ズォユンショウ
33.左雲手
横移動 両手を外回し
ヨウピェシェンチュェイ
34.右撇身捶
(南東)
弓歩になりながら左腕を肩中心に振り下ろす
ズォヨウチュァンスオ
35.左右穿梭
(北東・南東)
右左に相手の攻撃を跳ね上げ胸を打つ
機織りに似ていると言われている
トゥェイブゥチュァンジァン
36.退歩穿掌
(東)
足を下げつつも相手攻撃を抑え指先で刺す
太極拳 48式 【 第六段 】
太極拳 48式 【 第六段 】
シィブゥヤージァン
37.虚歩圧掌
(西)
振り返り掌で抑える
ドゥリトゥォジァン
38.独立托掌
(西)
立ち上がり掌で持ち上げる
マァブゥカオ
39.馬歩靠
(南西)
肩肘で体当たり
定式歩形は半馬歩
ズゥァンシェンダァリィ
40.転身大捋
(北東)
相手の腕をつかみ回転しながら腕をへし折り
地にたたきつける
リァオジァンシアシィ
41.撩掌下勢
右掌を下から打ち出す
シャンブゥチィシン
42.上歩七星
(西)
足を進め虚歩<シーブー>で両拳クロス
ドゥリグワフゥ
43.独立跨⻁
(南西)
虎にまたがるように左鉤手と右掌を挙げる
左爪先で股間蹴り上げ
ズゥァンシェンバイリェン
44.転身擺蓮
(南西)
回転して.右足で円を描き振り
右足甲を左掌右掌の順でたたく
ワンゴンシャーフゥ
45.弯弓射⻁
(弓歩 西・目 南西)
相手を引き込み
ためを作った両拳で相手を打つ
ヨウバンランチュェイ
46.右搬攔捶
(西)
右搬<バン>(裏拳)
攔<ラン>(相手をいなし)
捶<ツイ>(縦拳)
ヨウポンリィジィアン
47.右掤捋挤按
(西)
右手からの掤<ポン>
捋<リュイ>
擠<ジー>
按<アン>
シィズゥショウ
48.十字手
(南)
斜め十字で固縛した相手を押す
【 収 勢 】
(南)
相手をたたき落とす
気を沈めて太極から無極に戻る