2016年03月28日
この漫画家がスゴい(松井優征先生/堀越耕平先生編)
この漫画家がスゴい(松井優征先生/堀越耕平先生編)
週刊少年ジャンプ読者の私ですが、自作ゲームにも関わりのありそうな部分を中心に漫画家さんを紹介してみたいと思います。
週刊少年ジャンプ2016年17号(同年3月28日発売)と合わせてご覧頂くと、より楽しめますので、お持ちの方はぜひ。
■松井優征先生とは
代表作:『魔人探偵脳噛ネウロ』、『暗殺教室』
・連載した2作は、共にアニメ化、ゲーム化。
・『暗殺教室』に至っては、映画化も果たし、更に原作、アニメ、映画の同時期終了という偉業を成し遂げる。
■ここがスゴい
・『魔人探偵脳噛ネウロ』の連載では、「商品として成立する責任ある終わらせ方」を第一目標にしていたとコミックで語っており、連載終了タイミングを何パターンか想定したシナリオ構成をしていた。
・『暗殺教室』では、原作/アニメ/映画を同時期に終了させるため、作者主導で各制作サイドと連携。連載中にも関わらず、詳細なプロットをアニメ/映画の両監督に渡していた。(ジャンプ11、286ページ)
いずれも作品が完全に作者の中で構成されていたから、出来たことですね。連載当初から最後まで完璧に構築されている作品は、なかなか稀です。
〜ちょっと脱線〜
『鋼の錬金術師』の荒川弘先生も、原作とアニメを同内容で同時期に終了させており、当時の連載誌は異例の完売で話題となりました。
■堀越耕平先生とは
代表作:『僕のヒーローアカデミア』
・連載3作目の『僕のヒーローアカデミア』がコミック3巻目の時点でアニメ化の話が上がるなど、大人気を博す。
■ここがスゴい
・過去2作の連載が短期打ち切りになり、精神的に落ち込んでいたが、すぐに新しいアイディアを出さなければならなかった。そんなとき、過去に描いていて『楽しかったもの』『楽しかったこと』だけを描こうと決め、『僕のヒーローアカデミア』が出来上がった。(ジャンプ106ページ)
・ストーリーを描く際は、主人公の物語である『縦糸』と、サブキャラや舞台設定のサイドストーリー面である『横糸』のバランスに注意している。縦糸だけだと重くなるので、横糸を絡ませることで雰囲気をコントロールしている。
主人公の成長と心情の描き方は、読んでいて心を揺さぶられるものがあります。他にもセリフの推敲に力を入れたり、インタビュー発言の中でも、意見の異なるユーザーに配慮する一面もあり、作品を発信する方としての才気を感じました。
今のジャンプは他にも「ワールドトリガー」「火ノ丸相撲」など成長を描く作品が増えてかつ、面白いので、読んでいてとても心地が良いです。
というわけで、週刊少年ジャンプ2016年17号(同年3月28日発売)はインタビュー記事目的でも、作品の充実さでも、おすすめです!
週刊少年ジャンプ読者の私ですが、自作ゲームにも関わりのありそうな部分を中心に漫画家さんを紹介してみたいと思います。
週刊少年ジャンプ2016年17号(同年3月28日発売)と合わせてご覧頂くと、より楽しめますので、お持ちの方はぜひ。
■松井優征先生とは
代表作:『魔人探偵脳噛ネウロ』、『暗殺教室』
・連載した2作は、共にアニメ化、ゲーム化。
・『暗殺教室』に至っては、映画化も果たし、更に原作、アニメ、映画の同時期終了という偉業を成し遂げる。
■ここがスゴい
・『魔人探偵脳噛ネウロ』の連載では、「商品として成立する責任ある終わらせ方」を第一目標にしていたとコミックで語っており、連載終了タイミングを何パターンか想定したシナリオ構成をしていた。
・『暗殺教室』では、原作/アニメ/映画を同時期に終了させるため、作者主導で各制作サイドと連携。連載中にも関わらず、詳細なプロットをアニメ/映画の両監督に渡していた。(ジャンプ11、286ページ)
いずれも作品が完全に作者の中で構成されていたから、出来たことですね。連載当初から最後まで完璧に構築されている作品は、なかなか稀です。
〜ちょっと脱線〜
『鋼の錬金術師』の荒川弘先生も、原作とアニメを同内容で同時期に終了させており、当時の連載誌は異例の完売で話題となりました。
■堀越耕平先生とは
代表作:『僕のヒーローアカデミア』
・連載3作目の『僕のヒーローアカデミア』がコミック3巻目の時点でアニメ化の話が上がるなど、大人気を博す。
■ここがスゴい
・過去2作の連載が短期打ち切りになり、精神的に落ち込んでいたが、すぐに新しいアイディアを出さなければならなかった。そんなとき、過去に描いていて『楽しかったもの』『楽しかったこと』だけを描こうと決め、『僕のヒーローアカデミア』が出来上がった。(ジャンプ106ページ)
・ストーリーを描く際は、主人公の物語である『縦糸』と、サブキャラや舞台設定のサイドストーリー面である『横糸』のバランスに注意している。縦糸だけだと重くなるので、横糸を絡ませることで雰囲気をコントロールしている。
主人公の成長と心情の描き方は、読んでいて心を揺さぶられるものがあります。他にもセリフの推敲に力を入れたり、インタビュー発言の中でも、意見の異なるユーザーに配慮する一面もあり、作品を発信する方としての才気を感じました。
今のジャンプは他にも「ワールドトリガー」「火ノ丸相撲」など成長を描く作品が増えてかつ、面白いので、読んでいてとても心地が良いです。
というわけで、週刊少年ジャンプ2016年17号(同年3月28日発売)はインタビュー記事目的でも、作品の充実さでも、おすすめです!
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