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2024年03月20日

【910日目】赤い世界:マップ制作

2年に1回の頻度でスマートフォンやクレジットカードを落とし、その度にキチンと返って来る日本の治安の良さに惚れ惚れしているゲーム作家のkuroです。

昨夜は勉強のために仕事後に移動しており、更新が遅れました。
後半はそのことに少し触れられればと思います。

#赤い世界
##マップ制作
早朝の筋トレを終え朝8:00から作業開始。
睡眠時間を最優先するようにしてから、生活サイクルが健康的に戻りました。

数日ぶりになってしまったので、直前のマップ制作作業から再開です。
反転するギミックがあるので、淡々とこなしていました。
画面効果も反転させなければいけないので、作業量は多そうです。

1日は始まったばかり、どんどん進めます。
まずは昨日更新できなかった分として、投稿します。

#雑記
##AIの得意領域と人の得意領域
脚本、静止画、動画、音楽、キャラクターデザイン、あらゆるクリエイティブ領域にAIが活かせるようになりました。

2022年は驚きと警鐘を鳴らされている印象でしたが、2024年現在は共存を認める風潮が強くなってきたと感じています。

AIは使う/使わないが区別されるものではなく、グラデーションがかかったように少しずつ生活に浸透し、割合を増やしているようです。

たとえばBingブラウザで検索すると、検索結果の右にChatGPT風のテキスト結果が出るように。
これはクラウドサービスを使うぞ!と意識せずとも、気付いたら使っている現状にも似ています。

話を戻すと、AIは得意領域において徐々に浸透している。
人はAIと得意領域が重ならない部分を意識した方が良く、その立ち回りが2024年はとても重要だと感じています。

大まかな私の理解は次の通り。
AIの得意領域は、問いに対して、平均的な結果を大量のパターンで出力すること。
人の得意領域は、問いを立てること。

問いを立てる能力を磨くことが、この先の創作活動に影響を与える気がしています。

##記憶のつくりかた
人にできてAIにできないことを探すのも大事なポイント。
創作活動で人にサービス、作品を提供する側においても同じことが言えます。

FR2というアパレルブランドが参考になります。
インターネット勃興期に他店に先駆けてオンライン販売を初めて売上を伸ばしました。
要因は次の通り。

・他店は携帯電話の小さい画面、粗い画素数で服の善し悪しはわからない=売れないと考えていた
・実際は手軽・便利に購入できる利点が上回った
・競合がいなかった

売り手の目線で想像した購入基準と、購入者の購入基準の違いですね。

2024年現在はオンライン販売が当たり前になりましたが、#FR2はオンライン販売を撤退しました。
現在の戦略は観光地に出店をして、海外観光客向けにおみやげとしてのアパレルを売る。
ポイントは次の通り。

・海外観光客をターゲットにした(2050年には日本人は1億人以下になり、老人が増えるのでアパレルの顧客が減る)
・海外観光客の目的は観光地(京都、沖縄、原宿)なので観光地に出店した
・顧客がメルカリに販売することで疑似的なオンライン販売の構造を残した(転売を禁止していない)

結果、#FR2は7割が海外顧客、10年間セールは行わない、利益率は40%越え(ユニクロ、ユナイテッドアローズ、ビームスなど日本のアパレルは大体13〜16%)を果たしています。

これらは人の行動を起点にしているということ、そして人の記憶に残るようにサービスが設計されていることがポイントと言えそうです。

多くの方にとって観光はお金を使う機会。
観光に必要なのは価格ではなく、体験。
(安いから京都に行こうではなく、紅葉の季節だから京都に行こう)

体験は手軽さよりも、手間がかかった方が思い出になります。
一説によると、思い出とは苦労、時間と体験のかけあわせ。
記憶が思い出になるには、負荷が必要らしいのです。

1週間前の食事内容と味は思い出せなくても、初めて緊張したデートの食事や味は覚えているように。

AIでは「時間、歴史、工程」が絡む思い出は生成できない。
ハイクオリティが標準になる世界で、思い出をどう絡めていくのかが問われている時代だなと感じております。

それでは素敵な休日をお過ごしください。
posted by tabirpglab at 09:35 | 制作記