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2018年04月02日

脚本術に学ぶストーリーの組み立て方

◆脚本術に学ぶストーリーの組み立て方
(2018/4/2更新)
最近ではシナリオライティングの技術に加え、映画脚本術の要素を取り入れてブラッシュしております。
その知見を共有いたします。
ご自身に利用できるテクニックや気づきがありましたら幸いです。


1.ログライン(作品を表す要約の1文)を考える

(1)表現したいテーマや思いついたアイデア、一番書きたいシーンをイメージする。
Point:
・自分(作者)は誰(読者/プレイヤー)に何を伝えたいか

(2)(1)のイメージを「<人物>が<人物or目的>をXXXする」という1文にする=ログラインの完成
Point:
・一目見ただけで興味が持てる内容か


2.クライマックスを考える

(1)最も表現したい場面を考える(ログラインを最も表した場面)

(2)(1)の障害と障害を崩すどんでん返し(切り札)を考える


3.プロットの仮筋を考える

(1)ストーリーの型にあてはめる
ストーリーの型=グリム童話、日本昔話、小説、映画に用いられている定番/普遍的な要素
(具体的な要素については、後述の書籍やwebなどで研究してください)

Point:
・ジャンルは表現手段であるため、ここでは考えない

(2)不足している要素を洗い出す
・役割を補う登場人物の追加
・伏線案
・目的か敵にどんでん返し


4.登場人物を考える

ログラインとストーリーの型を照らし合わせて、不足している要素を登場人物に割り当てる

例.
・主人公:主観、共感、カタルシスのトリガー
・相棒:主人公の軌道を変える、重要な行動/ワードを引き出す役
・語り手:物語全体の牽引役、第三者視点、解説、叙述トリックの一部
・コミックリリーフ/狂言回し:雰囲気を和らげる、シリアス/ユーモアの切り替え装置

Point:
・成長物語の場合、主人公は共感できる/好感が持てる/応援したくなる/勝利する価値がある人物になるように意識する


5.登場人物を肉付けする

登場人物にキャッチーな形容詞を付け、肉付けする

例.血を見ると卒倒する戦士、肉食で好戦的な僧侶

Point:
・主人公は物語の中で最も葛藤し、共感され、感情の変化に時間がかかる人物であること
・成長や変化を描きたい登場人物は設定を極端化することで際立たせる
(やり過ぎるほどコミック風になるので、さじ加減に注意)

例.
どこにでもいる平凡な主人公→本心を話せない口下手な主人公
憧れのヒロイン→超高校生級の美貌、成績優秀、生徒会長、男嫌い


6.サブプロットを追加する

プロットと並行するサブプロットを組み込み、強弱、緩急を強調する

例.
動機の強調:主人公の過去の失敗エピソード、先人の悲恋話
劣勢要素の追加:決戦の前に消耗を強いられる、人質にとられて


7.プロット全体の流れをチェックする

次の15構成を参考にプロットの各ポイントを過不足ないかチェックする

(1)オープニングイメージ
作品のジャンル、スタイル、テーマの象徴的な場面や主人公の出発を描く
ファイナルイメージと対になる

(2)テーマの提示
主人公か登場人物がテーマに関連した台詞を口にする暗示的な場面

(3)セットアップ
ここまでに主要人物が登場する
目的地がある場合は暗示する
主人公に欠けているものを描く

(4)きっかけ
日常から切り替わるきっかけを提示する

(5)悩みのとき
きっかけに対するリスクと不安、決意を描く

(6)第一ターニングポイント
日常から切り替わる(きっかけで提示された内容)
物語、主人公に変化が起こる

(7)サブプロット
ターニングポイントの変化の大きさを和らげる息抜き的な演出
世界観や周りのキャラを描く、ラブストーリーの要素など

(8)お楽しみ
作品全体で主人公たちが最も勢い良く楽しむ場面
身についた力を試すなど
映画の予告編やポスターで使われるワンシーン

(9)ミッドポイント
作品の中盤
主人公たちは絶好調(または絶不調)になる
見せかけの勝利(または敗北)を手に入れる
危険度が上がる
選択肢において誤った選択をする

(10)対立軸の予感
対立軸(人に限らず、モノや現象も含む)が力を増して反撃を始める

(11)すべてを失って
主人公たちが対立軸に敗北して、手にしたもの(地位、称号、仲間、恋人の心など)を失う
主人公は人生観が崩れかける
死を象徴する要素を描く
(木が枯れる…のような描写でもよく、実際に死なせる必要はない)

(12)心の暗闇
主人公たちが失意にある状態
解決策が浮かぶ前、夜明けの前の闇

(13)第二ターニングポイント
解決策を手に入れる
失ったものを取り戻す(あるいは代わりになるもの手にする)
後は実行するだけ、という状況になる

(14)フィナーレ
メインプロット、サブプロット(ラブストーリーなど)全てにおいて解決する
選択肢において正しい選択をする
世界(人、モノ、現象)が変わる

(15)ファイナルイメージ
オープニングイメージと対になる描写で変化を描き、終わる

Point:
・ログラインを表現できているか、膨らませているか
 ログラインは常に全体を見直す指針として活用する



参考書籍:
SAVE THE CATの法則(ブレイク・スナイダー)
貴方のシナリオをもっと盛り上げる、五つのプロットテクニック(中村あやえもん)
創作秘術・物語マッシュアップ: 桃太郎にどんでん返しを入れてみた!(今井昭彦)

posted by tabirpglab at 17:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム
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