西武ライオンズ応援ブログ

今季成績を振り返るコーナー。

今回は十亀です。

十亀は今季は期待外れだったのではないでしょうか。




今季は二桁を期待されたが、規定投球回数には届かず。

勝ち星も結局５勝と若手の今井に並ばれてしまいました。

後半戦では中継ぎに回るなど厳しい状況に追い込まれてしまいましたね。

とはいえ、今季はQS10回とチームで４番目の多さだ。

ここを擁護する声もある。

そう打線との相性が悪かったというところ。

しかし、これは十亀自身にも問題あると言えるので注意が必要だ。

WHIPというランナーをどれだけ出したかという指標では今井と同等。

しかしK/BBという投手の能力を測る指標では今井にだいぶ離された数字だ。

ここで十亀の問題となるのは四球の多さだ。

四球は実に56個を与えているのだ。

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この数字はわずかに投球回数を上回る榎田が40個。

投球回数が160回を超えている菊池や多和田が50個に満たないことを考えるとその多さはわかるだろう。

四球が多いということは自然と球数が多くなる。

球数が多くなるということは野手のリズムが悪くなるということ。

だから打線の援護も自然と少なくなるというメカリズムの正に典型的なパターンである。

三振が取れるようなピッチャーではないので、多和田のように制球を良くしなければ厳しいということだ。

しかし、十亀の良い状態というのは150キロ近く球威が見られる時だと私は思っている。

球威がある時の荒れ球はいいのだが、これが制球を気にしてしまうと

小さくまとまってしまいがち。

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制球を気にして球威を落としているような十亀は打者には打ち頃だったりする。

このあたりがQSを10回も記録しながら、半分の５勝しかできていない部分に繋がっているのではないだろうか。
年齢が31歳となり、パワーピッチングがどんどん通用しなくなってくる頃に差し掛かっている。

来季以降もピッチングスタイルが変わらないのであれば、

結果は出ないだろう。

守護神をやっていた頃の150キロを望むのは厳しい気もする。

とにかく制球力と変化球の精度を上げてベテランらしいピッチングが必要となってくる。

そういう意味では巨人から先日加入した内海から学ぶことも多いのではないだろうか。

来季、十亀がローテに加われるかどうかは想像以上に厳しい道にも感じる。

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