2017年07月31日
基礎カーボカウント、応用カーボカウントについて
以前、「カーボカウント」の概要についてはお話しました。
今日は、基礎カーボカウントと応用カーボカウントの考え方についてお話します。
【カーボカウントとは】
カーボカウントとは、カーボハイドレート・カウンティングの略称です。
カーボハイドレートとは炭水化物のことですので、炭水化物を計算(カウント)するという意味です。
食物の中で最も食後血糖に影響を与えるのが炭水化物ですので、
食事中の炭水化物量を計算して、糖尿病の食事管理に利用しようという考え方です。
炭水化物には、消化されて血糖に影響を与える「糖質」と、消化されない「食物繊維」があります。
食物繊維は血糖に影響を及ぼさないので、カーボカウントでは糖質に注目します。
カーボカウントには、食事療法や内服薬で治療している方や、
インスリン療法でも一定のインスリン量で治療している方が対象になる「基礎カーボカウント」と、
食事前に超速攻型インスリンを食事に合わせて調整している方が対象になる「応用カーボカウント」
があります。
【基礎カーボカウント】
食事中の糖質を計算して一定になるように心掛けると食後血糖を管理し易いという方法です。
『食品交換表』にそった食事を行っている場合でも、糖質の合計を考えることで併用することが出来ます。
特に、食後血糖を測定する場合には、食後血糖がよい値になる糖質の量を知り、
その量を守ることで血糖コントロールは改善します。
【応用カーボカウント】
食事中の糖質量に応じて、食前のインスリン注射量を計算する方法です。
特に超即効型インスリンを食前に注射している場合に使い易い方法です。
インスリン量を計算する際には、「食事中の糖質量は、必要なインスリン量を比例する」
という考えに基づいて行います。
例えば、お茶碗1杯のご飯に超速効型インスリン5単位が必要な場合には、
2杯で10単位、3杯で15単位というように計算できます。
このように、食事中の糖質量に応じれ計算したインスリン量を注射します。
一般に、1日に30単位以上のインスリンを注射している方では、
10gの糖質ごとに1単位の超速効型インスリンが必要なことが多いです。
また、食前血糖値が高い場合には、インスリンの追加投与が必要となります。
この場合、食事前に、糖質に必要なインスリンと補正インスリン量を合わせて注射することで、
血糖を良好に管理することが出来ます。
糖質に必要なインスリン量も補正に必要なインスリン量も、人によって異なります。
基礎カーボカウントの食事量の糖質の算出の仕方、
応用カーボカウントの糖質に必要なインスリン量や補正に必要なインスリン量の算出の仕方などは、
主治医や管理栄養士へ相談して決めていくことが重要です。
また、カーボカウンドを用いることで食事の自由度は広がりますが、
栄養バランスの崩れやエネルギーの摂り過ぎから肥満にならないように注意するようにしましょうね。
今日は、基礎カーボカウントと応用カーボカウントの考え方についてお話します。
【カーボカウントとは】
カーボカウントとは、カーボハイドレート・カウンティングの略称です。
カーボハイドレートとは炭水化物のことですので、炭水化物を計算(カウント)するという意味です。
食物の中で最も食後血糖に影響を与えるのが炭水化物ですので、
食事中の炭水化物量を計算して、糖尿病の食事管理に利用しようという考え方です。
炭水化物には、消化されて血糖に影響を与える「糖質」と、消化されない「食物繊維」があります。
食物繊維は血糖に影響を及ぼさないので、カーボカウントでは糖質に注目します。
カーボカウントには、食事療法や内服薬で治療している方や、
インスリン療法でも一定のインスリン量で治療している方が対象になる「基礎カーボカウント」と、
食事前に超速攻型インスリンを食事に合わせて調整している方が対象になる「応用カーボカウント」
があります。
【基礎カーボカウント】
食事中の糖質を計算して一定になるように心掛けると食後血糖を管理し易いという方法です。
『食品交換表』にそった食事を行っている場合でも、糖質の合計を考えることで併用することが出来ます。
特に、食後血糖を測定する場合には、食後血糖がよい値になる糖質の量を知り、
その量を守ることで血糖コントロールは改善します。
【応用カーボカウント】
食事中の糖質量に応じて、食前のインスリン注射量を計算する方法です。
特に超即効型インスリンを食前に注射している場合に使い易い方法です。
インスリン量を計算する際には、「食事中の糖質量は、必要なインスリン量を比例する」
という考えに基づいて行います。
例えば、お茶碗1杯のご飯に超速効型インスリン5単位が必要な場合には、
2杯で10単位、3杯で15単位というように計算できます。
このように、食事中の糖質量に応じれ計算したインスリン量を注射します。
一般に、1日に30単位以上のインスリンを注射している方では、
10gの糖質ごとに1単位の超速効型インスリンが必要なことが多いです。
また、食前血糖値が高い場合には、インスリンの追加投与が必要となります。
この場合、食事前に、糖質に必要なインスリンと補正インスリン量を合わせて注射することで、
血糖を良好に管理することが出来ます。
糖質に必要なインスリン量も補正に必要なインスリン量も、人によって異なります。
基礎カーボカウントの食事量の糖質の算出の仕方、
応用カーボカウントの糖質に必要なインスリン量や補正に必要なインスリン量の算出の仕方などは、
主治医や管理栄養士へ相談して決めていくことが重要です。
また、カーボカウンドを用いることで食事の自由度は広がりますが、
栄養バランスの崩れやエネルギーの摂り過ぎから肥満にならないように注意するようにしましょうね。
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