2017年07月29日
T型糖尿病〜運動療法〜
本日は、T型糖尿病の運動の効果についてお話します。
【運動療法の効果】
運動を継続すれば、インスリンの働きが高まり、
筋肉や肝臓などでブドウ糖やその他の栄養を有効に利用できるようになります。
T型糖尿病はインスリンが全く作られない状態になるので、
運動によって直接的に血糖のコントロールがよくなるわけではありません。
しかし、運動によってインスリンの働きがよくなれば、
注射するインスリンの量が増えず、肥満の予防にも役立ちます。
また、でょくごの適度の運動は血糖値の安定にも有効です。
適度の運動は血液中の中性脂肪を低下させたり、HDL(善玉)コレステロールを増加させ、
さらに血圧を安定させる効果があり、動脈硬化の予防に役立ちます。
また、運動をすることによってストレスを解消し、安眠が得られます。
インスリン療法や食事療法で日々緊張が続いたり、糖尿病が原因の心配事がある場合には、
運動が生活のリズムを整え、ストレスを解消するのに役立ちます。
【運動療法を実施する際の注意点】
運動の種類・実施方法はT型糖尿病でもU型糖尿病と同じです。
T型糖尿病で空腹時血糖値が250r/dL以上あったり、尿ケトン体が陽性である場合、
強い運動を行うと、運動中または運動後に血糖値がより高くなる危険があります。
このような時は運動をしてはいけません。
30分以上のウォーキングやジョギングなどの運動を行う前には、
血糖測定と出来れば尿ケトン体のチェックも併せて行いましょう。
上腕部や大腿部にインスリン注射をすると、運動によりインスリンの吸収がよくなり、
低血糖になる危険がありますので、
運動するときにはインスリンは腹壁(おへその周囲)に注射します。
運動をすると血流がよくなり、エネルギーが多く消費されるので、
低血糖に注意する必要があります。
低血糖をさけるためには、次のことに注意しましょう。
@インスリン量の調整:運動前のインスリン量を運動量に応じていつもの2/3〜3/4に減らす。
A捕食の摂取:運動量が多い時や運動時間が長い場合には、運動前あるいは運動中、運動後に捕食を摂る。
*捕食量の目安(1単位=80kcal)
・非常に軽い:30分間くらい続けて1単位
例)散歩、乗り物(電車、バス立位)、炊事、家事(選択、掃除)、買い物、軽い体操
・軽い:20分間くらい続けて1単位
例)歩行(70m/分)、入浴、階段(降りる)、ラジオ体操、自転車(平地)、ゴルフ
・中等度:10分間くらい続けて1単位
例)ジョギング(軽い)、階段(のぼる)、自転車(坂道)、歩くスキー、スケート、バレーボール、
登山、テニス(練習)
・強い:5分間くらい続けて1単位
例)マラソン、縄跳び、バスケットボール、ラグビー、水泳(平泳ぎ)、剣道
B運動のタミング:運動をする場合には、空腹時でなく食後1〜3時間の間とする。
運動中に低血糖が起こった場合には、すぐにブドウ糖や砂糖水や糖分を含む清涼飲料水を飲みましょう。
しかし、人工甘味料で甘くした清涼飲料には糖分が含まれておらず、低血糖の回復には役立ちませんので、
注意が必要です。
【運動療法の効果】
運動を継続すれば、インスリンの働きが高まり、
筋肉や肝臓などでブドウ糖やその他の栄養を有効に利用できるようになります。
T型糖尿病はインスリンが全く作られない状態になるので、
運動によって直接的に血糖のコントロールがよくなるわけではありません。
しかし、運動によってインスリンの働きがよくなれば、
注射するインスリンの量が増えず、肥満の予防にも役立ちます。
また、でょくごの適度の運動は血糖値の安定にも有効です。
適度の運動は血液中の中性脂肪を低下させたり、HDL(善玉)コレステロールを増加させ、
さらに血圧を安定させる効果があり、動脈硬化の予防に役立ちます。
また、運動をすることによってストレスを解消し、安眠が得られます。
インスリン療法や食事療法で日々緊張が続いたり、糖尿病が原因の心配事がある場合には、
運動が生活のリズムを整え、ストレスを解消するのに役立ちます。
【運動療法を実施する際の注意点】
運動の種類・実施方法はT型糖尿病でもU型糖尿病と同じです。
T型糖尿病で空腹時血糖値が250r/dL以上あったり、尿ケトン体が陽性である場合、
強い運動を行うと、運動中または運動後に血糖値がより高くなる危険があります。
このような時は運動をしてはいけません。
30分以上のウォーキングやジョギングなどの運動を行う前には、
血糖測定と出来れば尿ケトン体のチェックも併せて行いましょう。
上腕部や大腿部にインスリン注射をすると、運動によりインスリンの吸収がよくなり、
低血糖になる危険がありますので、
運動するときにはインスリンは腹壁(おへその周囲)に注射します。
運動をすると血流がよくなり、エネルギーが多く消費されるので、
低血糖に注意する必要があります。
低血糖をさけるためには、次のことに注意しましょう。
@インスリン量の調整:運動前のインスリン量を運動量に応じていつもの2/3〜3/4に減らす。
A捕食の摂取:運動量が多い時や運動時間が長い場合には、運動前あるいは運動中、運動後に捕食を摂る。
*捕食量の目安(1単位=80kcal)
・非常に軽い:30分間くらい続けて1単位
例)散歩、乗り物(電車、バス立位)、炊事、家事(選択、掃除)、買い物、軽い体操
・軽い:20分間くらい続けて1単位
例)歩行(70m/分)、入浴、階段(降りる)、ラジオ体操、自転車(平地)、ゴルフ
・中等度:10分間くらい続けて1単位
例)ジョギング(軽い)、階段(のぼる)、自転車(坂道)、歩くスキー、スケート、バレーボール、
登山、テニス(練習)
・強い:5分間くらい続けて1単位
例)マラソン、縄跳び、バスケットボール、ラグビー、水泳(平泳ぎ)、剣道
B運動のタミング:運動をする場合には、空腹時でなく食後1〜3時間の間とする。
運動中に低血糖が起こった場合には、すぐにブドウ糖や砂糖水や糖分を含む清涼飲料水を飲みましょう。
しかし、人工甘味料で甘くした清涼飲料には糖分が含まれておらず、低血糖の回復には役立ちませんので、
注意が必要です。
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