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2017年07月28日

T型糖尿病〜食事療法の実際〜

T型糖尿病の食事療法では、インスリンの種類や量を考慮して、
食事の量・内容・タイミングと配分を主治医および栄養士と共に決めていきます。
食事プランを上手に実施し、バラエティーに富んだ食生活にするのに
『糖尿病食事療法のための食品交換表(第6版)』が役に立ちます。
小児〜思春期と成人とでは注意すべき点が異なりますが、
健康的な食習慣を続けることや『食品交換表』を活用することに変わりはありません。
小児では、『食品交換表』の1単位の量を早くから記憶して、
その後の食事療法に利用することが望まれます。

【小児・思春期のT型糖尿病】
小児・思春期には、安定した血糖コントロールを維持するためにも、
また小児には対応が難しい低血糖を避けるためにも、
規則正しい3回の食事、就寝前の間食、血糖値が低下しやすい時間帯の間食など、
食事の配分に気を付けましょう。
特に、体育の授業や運動部活動に参加するときには、
インスリン量の調整と共に捕食によって低血糖を予防することが大切です。
しかし、低血糖を避けることばかりに気が奪われ、
間食や捕食が必要以上に増えるとインスリン必要量が増して肥満となるので注意が必要です。

【成人のT型糖尿病】
T型糖尿病では、インスリンを定められた時に注射するので、
生活習慣を考慮しながら、食事量・時間を出来るだけ一定にする必要があります。
血糖値の変動を小さくするために間食をした方がよい場合もあります。
例えば、昼前や夕方あるいは夜中に低血糖が起こる場合は、
午前10字頃や午後3〜4字頃あるいは夜9時頃に間食を摂るなど、
1日の総エネルギー量を食事を含めて5〜6回に分けて摂ることも必要です(分食法)。
運動前には、運動の強さに応じて1〜2単位の捕食も必要です。
しかし、低血糖に注意し過ぎて、1日の総エネルギー量が増加して肥満にならないよう
食事療法を考えることも大切です。
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食品会社で4年間勤務後、管理栄養士として総合病院で6年間勤務。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削っています。
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