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2017年07月05日

血糖自己測定(SMBG)の方法

今日は血糖自己測定(SMBG)の方法についてお話します。
手技は口頭では説明しにくい部分もあるので、
初めて行う際は、必ず医療機関での説明を受けてから行ってくださいね。

SMBGは、インスリン治療中、GLP-1受容体作動薬治療中、妊娠中の糖尿病の方、
ハイリスク妊娠糖尿病の方で保険適用が認められています。
通常は月60回以上までですが、
T型糖尿病あるいは妊娠中の糖尿病の方では月120回以上まで認められています。
SMBGで知る血糖値は自身の動機付けであるとともに、
治療効果の判定のためにも非常に重要です。

【測定】
穿刺準備から測定終了までの手技を習得し、正確な値が得られるようにしましょう。
測定回数や時刻は、治療目的に応じて異なります。
例えば、1日1回の持続性インスリンによる治療では、空腹時血糖の測定が重要ですし、
1日数回以上のインスリン治療時では、インスリン注射時の測定が重要です。
インスリン投与タイミングと異なる食前や食後、
あるいは低血糖の測定も治療効果の判定に重要です。

【測定結果の記録と活用】
日本糖尿病協会が発行している自己管理ノートなどを活用し、
測定した血糖値を記録保管しましょう。
血糖値の変動に影響するような生活の変化や自覚症状を備考欄に記録し、
血糖の変動要因を把握できるようにしましょう。

【測定器の保守管理】
制度保証のために定期的に保守点検を行い、記録しておきましょう。

SMBGを行うことは、必ず血糖コントロールの改善の一助になってくれるはずです。
そして長年記録をつけていくと、自分の血糖値が上昇しやすいパターンも分かるようになってきます。
医療従事者に説明するときにも、記録表を見せる習慣をつけるようにしましょうね。
(栄養食事指導を行う際にも見せてもらえると
血糖上昇の傾向が分かって話がしやすくなります!)
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食品会社で4年間勤務後、管理栄養士として総合病院で6年間勤務。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削っています。
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