2018年11月19日
慢性合併症 〜糖尿病細小血管障害〜
今日は、「糖尿病細小血管障害」についてお話します。
・高齢者糖尿病においても、罹病期間、血糖コントロール、高血圧などが糖尿病細小血管障害の発症、
進展に関与している。
・厚生労働省長寿化科学総合研究事業が糖尿病細小血管障害の長寿追跡調査を行い、
以下のような結果が得られている。
@空腹時血糖値が140r/dLあるいはHbA1cが8.4%以上の場合は、追跡中に糖尿病網膜症が高度に発症した。
A空腹時血糖値が140r/dL未満であっても糖負荷後2時間値が250r/dLを超えると、
長期追跡中に糖尿病網膜症が高頻度に発症した。
B微量アルブミン尿を認める症例、あるいはHbA1cが7.9%以上の症例は効率に顕性糖尿病腎症へ進展した。
C糖尿病細小血管障害(腎症、網膜症)の発症と血糖コントロールとの関係における
年齢の影響は少なかった。
・高血圧は糖尿病腎症の危険因子でもあり、糖尿病細小血管障害の発症や進展防止の観点からも
血圧は130/80oHg以下にコントロールすることを目指す。
・高齢者糖尿病の神経障害は加齢にとる感覚神経、自律神経の変化や他疾患に由来する症状のため、
診断が困難なことが多い。
明日は、「糖尿病大血管障害(動脈硬化)」についてお話します。
・高齢者糖尿病においても、罹病期間、血糖コントロール、高血圧などが糖尿病細小血管障害の発症、
進展に関与している。
・厚生労働省長寿化科学総合研究事業が糖尿病細小血管障害の長寿追跡調査を行い、
以下のような結果が得られている。
@空腹時血糖値が140r/dLあるいはHbA1cが8.4%以上の場合は、追跡中に糖尿病網膜症が高度に発症した。
A空腹時血糖値が140r/dL未満であっても糖負荷後2時間値が250r/dLを超えると、
長期追跡中に糖尿病網膜症が高頻度に発症した。
B微量アルブミン尿を認める症例、あるいはHbA1cが7.9%以上の症例は効率に顕性糖尿病腎症へ進展した。
C糖尿病細小血管障害(腎症、網膜症)の発症と血糖コントロールとの関係における
年齢の影響は少なかった。
・高血圧は糖尿病腎症の危険因子でもあり、糖尿病細小血管障害の発症や進展防止の観点からも
血圧は130/80oHg以下にコントロールすることを目指す。
・高齢者糖尿病の神経障害は加齢にとる感覚神経、自律神経の変化や他疾患に由来する症状のため、
診断が困難なことが多い。
明日は、「糖尿病大血管障害(動脈硬化)」についてお話します。
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