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2018年07月24日

お酒を楽しむための条件

糖尿病の自己管理ができて、しかも飲酒に関する自己規制が完全にできる場合には、
少量のお酒なら許可される時があります。
具体的には、次の条件が全て満たされる必要があります。
@血糖のコントロールが良好で糖尿病の合併症がない。
A膵臓や肝臓の病気がない。
B狭心症、心筋梗塞あるいは脳卒中などの動脈硬化による病気がない。
C肥満や高血圧、脂質異常症、痛風がない。
Dアルコールを飲み始めても必ず決められた量でやめることができる。
アルコールが許可される場合、一般的には1日25g(2単位)を限度とします。
これはビール約1缶(350mL)、日本酒約0.8合(140mL)、焼酎約0.4〜0.6合(80〜100mL)、
ワイン約グラス3杯(200mL)、ウイスキー約ダブル1杯(60mL)に相当します。
アルコール自体にはエネルギー(1gが7kcal)はありますが、
炭水化物、タンパク質、脂肪などの栄養素を含まないので、栄養素のある他の食品と交換はできません。
普通は1日の食事量を減らさないでアルコール分を加えるので、
アルコールの分だけカロリーが過剰となります。
アルコールは食事以外の嗜好食品として、決められた量の範囲内に必ず抑えてください。
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食品会社で4年間勤務後、管理栄養士として総合病院で6年間勤務。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削っています。
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