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2018年07月22日

余暇を楽しむ 〜旅行〜

【旅行するときの一般的注意】
糖尿病の自己管理がしっかりとできていて、合併症が落ち着いていれば、
国内旅行はもちろん、海外旅行も問題ありません。
飛行機の機内食は高カロリーですので、食べ過ぎに注意してください。
多くの航空会社では、事前に予約しておくと糖尿病食を利用できます。
着ないは乾燥していますので、脱水にならないように水分を多めにとりましょう。
ただし、アルコール飲料は控えるようにしましょう。
また、血栓症の予防のために、時々姿勢を代えたり、歩行や屈伸運動も行うようにしましょう。
内服薬やインスリンで治療している場合には、低血糖に対処できるように、
砂糖、ブドウ糖、飴などの捕食を必ず用意しておきましょう。
また、何かの事情で食事が予定より遅れた場合に備えて、簡単な軽食も用意しておくと安心です。

【海外旅行とインスリン注射】
インスリン注射をしている患者さんが時差のある海外へ旅行する時には、
インスリン注射の時間や量の調整をする必要があります。
中間型インスリンで治療中の 場合には、アメリカ方面へ行く東回りでは減量し、
ヨーロッパ方面へ行く西周りでは増量することが勧められます。
その目安は次のとおりです。
●東周り:中間型インスリン量=通常のインスリン量×[1−時差(時間)/24(時間)]
●西周り:中間型インスリン量=通常のインスリン量×[1+時差(時間)/24(時間)]
超速効型あるいは速効型インスリンは通常通りで良いとされています。
しかし、普段の血糖コントロール状態によって個人差がありますので、
事前に旅行予定表を主治医にみせて、インスリン注射の調整方法の指導を受けるようにしましょう。
海外旅行中も血糖自己測定を行い、インスリン量の調整の参考にしましょう。
インスリンや注射器具類は必ず機内に持ち込むようにしましょう。
低血糖やシックデイなどの緊急時に備えて、
糖尿病でインスリン注射をしているという英文の証明書を主治医に書いてもらうようにしましょう。
(三本糖尿病協会では海外旅行のための患者さん用カードを用意しています。)

[海外旅行と予防接種]
糖尿病であっても予防接種をうけることは問題ありません。
予防接種をすると副作用のために発熱して、血糖のコントロールが乱れることもありますので、
予防接種が必要な場合には早めに(少なくても2週間前)受けるようにしましょう。
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食品会社で4年間勤務後、管理栄養士として総合病院で6年間勤務。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削っています。
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