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2022年04月03日

「観心本尊抄」の音読(約1時間)

『日蓮大聖人御書全集 新版』が届いた後、まず、読んだのが「観心本尊抄」でありました。その後、通し読みを行いますと「観心本尊抄」が出てきますので、そこで読み、通し読み終了後の今回、「観心本尊抄」音読して読んでみました。「送状」を含め、1時間かかりましたね。
三遍読むに功徳まさる。
『日蓮大聖人御書全集 新版』358頁(一念三千法門)

このような感覚がありますね。「観心本尊抄」の力でありましょう。

今度は、じっくりと「観心本尊抄」を研鑽してきたいと考えています。

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2022年03月24日

仏法の力とは何か

当に知るべし、日月天の四天下をめぐり給うは、仏法の力なり。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1557頁(四条金吾釈迦仏供養事)

太陽、月の動きは、仏法の力によると言っています。そうしますと、仏法とは宇宙そのものを動かすエネルギーといえましょう。まさに根本的な動力の源ですね。

日蓮は、この仏法の力の根本の法を「南無妙法蓮華経」の題目に集約させています。唱題行によって、宇宙全体のエネルギーを我が身に充満させるという観点から信仰を行うことがよいでしょうね。壮大な信仰となります。おすがり信仰、御利益信仰という小さい枠を超えています。そもそも仏法とはこのようなスケールの大きい宗教なのでしょうね。

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2022年03月23日

『日蓮大聖人御書全集 新版』読了

『日蓮大聖人御書全集 新版』を読了しました。昨年の11月18日から読み始めましたので、約4ヶ月かかったことになります。総頁数が2232頁ですから、非常に分厚い本です。この御書を読了しても、1冊の本を読んだことにしかならないのは辛いところですね。

最初に「編年体」の御書で通し読みをし、2回目に通し読みしたときは「全集」の御書でありました。今回、「新版」の御書で3度目の通し読みとなります。
三遍読むに功徳まさる。
『日蓮大聖人御書全集 新版』358頁(一念三千法門)

となりましょうか。

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2022年02月28日

厄の払い方

厄の年、災難を払わん秘法には、法華経に過ぎず。たのもしきかな、たのもしきかな。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1375頁(太田左衛門尉御返事)

大田乗明が、自らの大厄の年について嘆いていることに対しての日蓮の返事の一節ですね。

厄を払うにはどうすればよいのか。いろいろな秘法があるようですが、日蓮は、法華経に及ぶものはないと言っています。

結局、自らの法華経信仰に基づき、自分自身の厄を払っていくことが肝要ですね。

ただ、日蓮は、
当年の大厄をば、日蓮に任せ給え。
同書 同頁

とも言っており、厄を払っておこうというのですね。それこそ、頼もしい限りです。大田乗明と日蓮との信頼関係がいかに深かったかが分かる御文ですね。

我々としては、法華経信仰に基づき、また、日蓮の書である御書を拝しながら、自らの厄を払っていくことですね。

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2022年02月15日

呪っているのか、呪っていないのか

大衆も、日蓮を心えずにおもわれん人々は、天にすてられたてまつらざるべしや。こう申せば、愚癡の者は、「我をのろう」と申すべし。後生に無間地獄に堕ちんが不便なれば申すなり。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1208頁(清澄寺大衆中)

清澄寺の大衆に対して与えられた書の一節です。清澄寺の大衆の中には、日蓮を理解し得ないと思っている人々がいたようです。日蓮は、そのような人々に対して、天に捨てられないようなことがあろうか、いや、捨てられるに決まっていると言うのですね。このように言うと、愚か者は、「我を呪っている」と言うだろうとしています。

日蓮がこのようなことを書いているところからすると、実際に、「日蓮は、我を呪っている」と人々に言われていたことが窺われます。日蓮からすると、死んだ後に無間地獄に堕ちてしまうのが可哀想なので言っているのであり、ある意味、慈悲の言論ということなのですね。

やはり、日蓮ほどの人であっても、「日蓮は我を呪っている」と言われることを気にしているようですね。呪っているのではなく、慈悲の気持ちで言っているのですよと弁明しているところが興味深いですね。

日蓮は、厳しく他宗排撃を行っていますから、「日蓮は、呪いをかけている」と言われていたでしょうね。日蓮としては不本意でしょうが、他者はそのように思っていたようです。考えてみますと、手厳しく批判されると「呪っているのか」と言いたくもなるでしょう。

ただ、日蓮は、呪う気持ちなど全くなく、正しい法門を追求する過程での厳密な言論をなしていただけなのですね。

正しい仏法を追究し、法華経こそ最第一との確信を得てからの言論には、他宗への配慮はなくなり、容赦ない言論をしていましたから、誤解されることも多かったでしょう。公場での法論を求めても応じる僧はおらず、日蓮としては、心苦しかったでしょうね。

日蓮の本意は、清澄寺の大衆にも、なかなか伝わらなかったことが、この御文からも窺われます。ましてや、他宗の人々には伝わらなかったでしょうね。

我々としては、日蓮の言論は、無間地獄への道を塞ぐ言論であることをしっかりと認識し、信仰に励むことですね。

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2022年02月14日

法雨を受け取る信仰が肝要であること

一、「等雨法雨(等しく法の雨を雨らす)(等しき法の雨雨る)」の事
仰せに云わく、「等」とは、平等のことなり。善人・悪人、二乗・闡提、正見・邪見等の者にも、妙法の雨を惜しまず平等にふらすということなり。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1152頁(御講聞書)

日蓮仏法の功徳は、雨が等しくすべてのものを潤すように、どのような人々にも平等に降り注ぎます。

ここに差はないのですね。邪見の者にも妙法の功徳が降り注ぐのですから、その余の人々に降り注ぐのは当然ですね。

仏法においては、まず、すべての人々に功徳の雨を降らせるのですね。ただ、その後、いつまでも邪見のままであるならば、無間地獄となります。まずは、功徳を与えるのが仏法のようです。この意味で平等なのですね。

ただ、その後が問題ですね。信仰をするのか、邪見のままであるのかという点において差が生じます。いくら仏が慈悲深かろうとも、信仰をしない人に対しても平等とするわけにはいきません。やはり、信仰のあるなしという差があるならば、然るべき報いで違いを出す必要があります。

信仰がある人には仏界の境涯、邪見の者には地獄界の境涯という風に差をつけるのですね。

仏は、常に平等に妙法の雨を降らしますが、そのチャンスをものにすることが肝要です。受け手である我々が信仰によって、その妙法の雨を自らのものにできるか、そこがポイントですね。

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2022年02月13日

日蓮仏法は平等の法門

今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、男女・貴賤共に「無上宝聚 不求自得(無上の宝聚は、求めざるに自ずから得たり)」の金言を持つ者なり。智者・愚者をきらわず、ともに即身成仏なり云々。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1140頁(御講聞書)

日蓮仏法を信仰する人は、男であろうと女であろうと、また、貴い立場の人も賤しい立場の人も共に仏法の宝を得ることができるといいます。

差別のない平等な世界観が示されています。また、智慧のある人だけでなく、愚か者であっても、信仰によって即身成仏できると言っています。確かに、智慧、知識が重要ですが、やはり、根本は信仰なのですね。そうでなければ、愚者が即身成仏できるという法門にはなりません。

人はそれぞれ個性がありますが、それは、言葉を変えると男女の差、貧富の差、才能の差といえます。この差によって、成仏できるか否かが決まるとするならば、差別の法門になってしまします。やはり、日蓮仏法は平等の法門であり、信仰さえあれば、どの立場、どのような能力であろうと成仏が可能とする法門です。この点に根本的な救いがあるといえましょう。

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2022年02月12日

簡単に仏になれる?

今、日蓮等の類いは、題目の法音を信受する故に、疑網さらに無し。「如我等無異(我がごとく等しくして異なることなし)」とて、釈尊と同等の仏にやすやすとならんこと疑いなきなり。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1135頁(御講聞書)

日蓮仏法の信仰をすると釈尊と同等の仏にやすやすとなれるという御文です。簡単に仏になれると言っています。

本来、仏になることは、自らの中にある仏性を顕現化させることですから、難しいことではないのかもしれませんね。しかし、我々には、疑う気持ちがあります。この御文では、「疑網」と表現していますが、このような自分は仏になれないのではという疑いがあると仏になれなくなります。「疑網」がなければ簡単に仏になれるが、「疑網」があると仏になれないということですね。

簡単に仏になれますよと言われ、「そんなわけはない」と反応することは、まさに「疑網」の状態であり、その「疑網」に基づき、仏になれないという結果になります。

いかに「疑網」を取り除くか。ここに我々の信仰があるように思えてなりません。

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2022年02月11日

礼儀は人のためでもあり、自分のためでもあること

鏡に向かって礼拝をなす時、浮かべる影また我を礼拝するなり云々。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1071頁(御義口伝)

人に頭を下げることを異常に嫌う人は、礼儀は人のためにするものだと思い、礼などするものかと思い上がっていますが、この考え方が誤りであることを示している御文です。

確かに礼儀は人のためですが、同時に自分のためでもあるのですね。鏡の譬えを使って分かりやすく説明されている御文です。

このことから考えますと、人に頭を下げることを異常に嫌う人は、実は自分に対する礼を失しているといえるでしょう。ある意味、自己肯定感が低いことのあらわれともいえましょう。自分は偉いのだと自己肯定したいにも関わらず、実は、自己肯定感が低いという歪な状態ですね。

やはり、礼儀のない人はおかしいということです。自己分裂の状態の人ですからね。

我々としては、本尊に向かい礼拝をしますが、本尊がまさに我々であるわけですから、自分に礼拝をしていることになります。自分自身を絶対的に肯定する法門が日蓮の法門です。日々、礼拝をしていきたいものですね。

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2022年02月10日

功徳とは何か

詮ずるところ、今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、「六根清浄」なり。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1062頁(御義口伝)

六根とは、「眼根」、「耳根」、「鼻根」、「舌根」、「身根」、「意根」の6つのことですね。この六根が清浄になるとは、眼、耳、鼻、舌、身、意の煩悩のけがれが落ちて清らかになることです。身も心も清々しい状態になることですね。南無妙法蓮華経と唱えると六根清浄になるという。唱えないわけにはいきません。
「功徳」とは、即身成仏なり。また「六根清浄」なり。
同書 同頁

六根清浄とは、功徳なのですね。即身成仏が功徳というのはその通りと思いますが、六根清浄も功徳という点は見逃してはなりません。身も心も清らかになることそれ自体が功徳ということです。自分の外から、なにがしらの利益を得ることが功徳と考えてしまいがちですが、自分の外に求めなくとも、自分の身と心に功徳の源泉があるのですね。

この御文からも南無妙法蓮華経と唱える意義が明確になります。

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