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2022年02月09日

我が身が本尊となるような信仰

本尊とは、法華経の行者の一身の当体なり云々。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1059頁(御義口伝)

本尊とは何なのか。非常に大きいテーマです。日蓮仏法でいえば、大曼荼羅が本尊ですが、その本尊とは、法華経の行者の一身の当体であるという。信仰心が透徹している法華経の行者は、その身そのまま本尊であるというのですね。

本尊といえば、自分の外にあると思いがちですが、そうではないのが日蓮仏法なのですね。我々としては、我が身が本尊であるといえるほどの信仰心を持ち、法華経の行者たるべきでしょうね。

日々の勤行は、まさに我が身が本尊であることを確認する作業といってよいでしょう。また、法華経研鑽、御書研鑽も我が身が本尊であることを確信するために行うことといえましょう。

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2022年02月08日

妙法の大良薬を服用すればよいこと

妙法の大良薬を服する者は、貪・瞋・癡の三毒の煩悩の病患を除くなり。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1052頁〜1053頁(御義口伝)

煩悩の根本は、貪、瞋、癡です。合わせて三毒といわれていますね。貪は、むさぼることであり、瞋は、いかりの状態であり、癡は、愚か者の状態ですね。

十界論でいえば、地獄(瞋)、餓鬼(貪)、畜生(癡)となりますね。この三毒、三悪道の煩悩という病を治す薬が妙法といっています。

我々が為すべきことは、「妙法の大良薬を服する」ことです。そうしますと、貪、瞋、癡が除かれます。非常に結構な話と思います。ただただ、妙法を自分の中に取り入れるだけでいいのですから、これほど簡単なことはありません。

しかし、妙法を服する人は非常に少ない。宗教なんか、仏教なんかという感覚が現代人にあるようで、大した科学的知見があるわけでもない割には、科学的にどうのこうのと能書きを垂れます。要は信仰心がないだけなのですが、この信仰心がないという点は、由々しき点でしょうね。

我々は、法華経信仰、御書信仰で生きていきたいですね。

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2022年02月07日

変なことを言う人を避けましょう

成仏するより外の「神通」と「秘密」とはこれ無きなり。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1049頁(御義口伝)

仏法の根本義は、成仏することにあります。ここを外して仏法はないですね。

宗教の世界では、神通力、秘密ということを強調する人々がいます。超能力的なものを強調してみたり、秘された法門があると言ってみたり、所謂、怪しいことを言い出す人々がいます。しかし、これらは、偽物ですね。

日蓮からすると成仏すること以外に「神通」も「秘密」もないわけで、自分だけが特別の能力を持っていると触れ回る人間は、相手にしないことですね。特に宗教の世界では、このような人が多いので注意する必要があります。

変な教義に囚われることなく、法華経、御書を読みながら信仰していくのがよいですね。

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2022年02月06日

如来とは誰か

今、日蓮等の類いの意は、総じては「如来」とは一切衆生なり、別しては日蓮の弟子檀那なり。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1048頁(御義口伝)

「如来」は仏の十号のひとつです。よって、仏と考えてよいですね。この「如来」とは誰のことなのか。日蓮によると一切衆生なのですね。個別にいうと日蓮の弟子檀那となります。

如来となるために信仰をしているわけですね。この一節は御義口伝の寿量品二十七箇の大事の中にある御文です。寿量品といっても正式には、如来寿量品であり、如来が付いています。如来の意義を踏まえながら寿量品を読むことが肝要ですね。

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2022年02月05日

自分以外に仏を求めないこと

仏身を持つとは、我が身の外に仏無しと持つを云うなり。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1035頁(御義口伝)

仏というと自分の外にあるものであり、縁遠いもの、雲の上のものと思いがちです。しかし、日蓮は、我が身が仏であるといいます。

仏法を信仰するわけですから、仏になることが最重要課題です。その仏が自分の中になければ、仏になることなどできません。また、仏法を説く必要性もないでしょう。こう考えれば、当たり前のことなのですが、いざ、信仰をはじめますと、仏という崇高なものは自分とかけ離れたものと思うのですね。常に、仏とは我が身にあるという信仰を持ち続けるようにすることが大切ですね。

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2022年02月04日

睡眠のリズムを正すと成仏できる

自身法性の大地を、生死生死と転り行くなり云々。
『日蓮大聖人御書全集 新版』1010頁(御義口伝)

「生死生死と転り行くなり」といっても、現在、生きている我々からすると死というのは、先々のことであり、生死がめぐるとは実感しづらいところがあります。

これを寝ている時と起きている時と考えると、起きては寝て、起きては寝てとめぐるものだと感じやすくなります。

規則正しく起床と睡眠とがめぐりゆくならば、体が健康になるだけでなく精神的にも健康になります。端的に言うと成仏しているともいえます。

現代において、特に日本人は睡眠が足りていないといわれています。適正な睡眠時間を確保することが成仏への道といえましょう。

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2022年02月03日

追善供養の御文

今、日蓮等の類い、聖霊を訪う時、法華経を読誦し南無妙法蓮華経と唱え奉る時、題目の光無間に至って即身成仏せしむ。
『日蓮大聖人御書全集 新版』991頁(御義口伝)

先祖をはじめ、身内で亡くなった人々、また、縁のあった人で亡くなった人々に対して、追善供養を行いますが、この御文は、まさに追善供養の御文ですね。

我々は、本尊に向かい、方便品、如来寿量品を読誦し、南無妙法蓮華経と題目を唱えます。この題目の光が、無間地獄にまで届き、亡くなった人々を即身成仏させるというのですね。

追善供養の題目は、どこまでも届くという法門ですが、日蓮仏法は力強いと感じますね。何のためらいもなく、追善供養により死者は成仏しますと言っているわけであり、この確信が、所謂、信仰というものですね。我々は、このような信仰を持つべきですね。

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2022年02月02日

言い争いは、単なる喧嘩になってしまうこと

田舎において邪正を決せば、暗中に錦を服て遊行し、澗底の長松、匠を知らざるか。兼ねてまた定めて喧嘩出来の基なり。
『日蓮大聖人御書全集 新版』875頁(強仁状御返事)

強仁という真言僧から法論の申し出があり、それに対し、日蓮が返事を書いていますが、その一節ですね。

田舎において法論をしても、暗闇でいい服を着てうろうろしているようなものであり、海の底に素晴らしい松があったにしても、匠の手によって作品となることもないのと同じようなものと言われています。簡単に言えば、田舎での法論は意味がないと言われています。とにかく法論をすればよいという安易な考えを日蓮は持っていないのですね。

また、田舎での法論は、決まって喧嘩のもとになると指摘しています。所詮、喧嘩になってしまうだけであり、これまた、意味がないと言っているわけです。

では、法論は、どうすればよいのか。
世・出世の邪正を決断せんこと、必ず公場なるべきなり。
同書 同頁

法論に限らず、世間一般のことについても、邪正を決めるのは、必ず公場によるべきであるというのですね。

公平に判断する人々がいる場であり、多くの人々に公開されている場での法論であれば、意味があるということです。このような場であれば、いい加減な言論はできないですし、責任感のある言論が期待できます。

日蓮にとっては、このような公の場での法論が本当の法論なのであり、単なる言い争いレベルの法論は、法論ではないのですね。

世の中、公開の場での言論ではなく、それこそ田舎法論のような言論が多いような気がします。そして、喧嘩になり、収拾が付かなくなるという結果に陥ります。そのような人々も、公開の場に出てくると何も言わなくなるのですね。所詮は、田舎法論レベルということなのでしょう。

やはり、言論を為す場合、公開の場を意識することですね。

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2022年01月28日

才能よりは金言

才芸を誦し浮言を吐くには依るべからず。正しき経文・金言を尋ぬべきなり〈これ七〉。
『日蓮大聖人御書全集 新版』851頁(真言見聞)

才芸とは、才知と技芸とのことですが、才能のある人、技術のある人、芸事に優れている人等、特別な能力を持っている人のことを指しているといってよいでしょう。確かに、才芸がある方がいいのですが、日蓮からすると、この才芸に依存してはならないというのですね。所詮、才芸は才芸であり、根本とすべきものではないということです。

また、浮言などに依存してはならないといいます。これは、その通りとすんなり思えますね。そうはいっても、世の中、意外と無責任な言論が多く、その無責任な言論に影響を受けることが少なくありません。やはり、注意しておかなければなりませんね。油断してはなりません。

では、何を根本とすべきなのか、それは、正しき経文・金言だというのですね。法華経と御書と考えておけばよいでしょう。

ちょっとした才能やいい加減な言論などで調子に乗るのではなく、長い年月に渡って読み継がれてきた古典たる法華経、御書に基づいて信仰していくのが正しいあり方ですね。

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2022年01月27日

違いがわかる人間になることが重要です

日蓮幼少の時、習いそこないの天台宗・真言宗に教えられて、この義を存して数十年の間ありしなり。これ存外の僻案なり。
『日蓮大聖人御書全集 新版』804頁(題目弥陀名号勝劣事)

「この義」とは、南無妙法蓮華経も南無阿弥陀仏も同じであるという考え方のことです。同じ南無であっても、妙法蓮華経と阿弥陀仏とでは違いがあるわけですが、仏法であれば何でもよいという考え方があったようです。

日蓮ほどの人であっても、幼少の頃は何も分かりませんから、習いそこないの天台宗・真言宗の人々の言っていることを、そのまま正しいのだと思っていたようであり、その期間も数十年であったようです。

しかし、日蓮は、比叡山で仏法研鑽に励むうちに法華経最第一との確信を得るようになります。南無妙法蓮華経も南無阿弥陀仏も同じという考え方が間違っていることに気付くのですね。

このようなことは、現代にもあり得ますね。以前、新宗教団体は、法華経、御書の団体であると思っており、ある意味、新宗教団体イコール法華経であり、御書であると思っておりました。

しかし、新宗教団体での活動を続けていきますと、肝心なところや最終的なところで新宗教団体の言っていることが法華経、御書とかけ離れていることに気付くのですね。

新宗教団体は、表面的には、法華経が大事、御書が大事とは言うのですが、何か嘘っぽいのですね。実のところ、法華経、御書などどうでもよく、新宗教団体が利益になることに熱心であり、会員のことなど、どうでもいいという面が見えてくるのですね。

そうしますと、新宗教団体と法華経、御書とは、全く違うということに気付きます。法華経研鑽、御書研鑽をしたい場合、新宗教団体が発行する法華経と御書とは購入しますが、それ以外の新宗教団体の活動なるものは、研鑽の邪魔になることはあっても、役立つことはないのですね。

結局、新宗教団体とは距離を置くようになり、法華経、御書との距離が近くなったというわけです。新宗教団体は、正しく活用すべきであり、利用されてはなりません。正しい活用法とは、出版物としての法華経、御書を購入するに留めることであり、活動なるものは一切しないということですね。

研鑽は、自分ですればよいですね。その際、『御書辞典』や『日蓮辞典』などを参照すればよいでしょう。

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