7年前、環境関連の民間資格のビオトープ管理士に合格して登録した。
環境系の資格を名刺に書いておくと、企業イメージにもプラスになる。
いや、環境系だけでなく、そこそこ難しい資格を名刺に書いているだけで顧客の信用度が違うと感じる。
しかし、この資格の勉強は大変だった。
とにかく出題範囲が広い、専門分野はかなり深く知ってないと問題が解けない。
問題内容が毎年変わる。ある科目の点数が良くても他の1科目でも合格ライン以下だと不合格になる。
だから参考書や過去問題集を解いただけでは受かりそうに無い資格だった。
でも、努力を重ね何とか合格するに至った。
勉強をしてみて自覚したのだが、もう50歳近かった私は、
若い頃と比べ格段に記憶力や暗記力が落ちていた。でも、合格した。
若い頃なら2回読めば記憶に残るのだが、この年だと5回くらい繰り返しが必要だった。
いくら記憶力、暗記力が落ちたといえ、同じことでも覚える気持ちで5回やれば覚えられる。
そんな気持ちでがんばった。
私は10年前まで東京で7年間働いた。
不景気の中でも資格を取得していた関係で、派遣社員という形であっても
仕事にかろうじてありつくことができて、生きることができた。
なぜならば、私の仕事は国家資格や公的資格を持ってないとその仕事をやってはいけないという法令上の制限があるからだ。
今回、資格を取得した理由は、昨年、年金法が改正されて、65歳にならないと年金がもらえなくなったため、
65歳まではどうしても働いていかなくてはいけなくなったからだ。
私は長い不景気の中で、体力気力に限界を感じながら常に将来の社会ニーズと社会動向を予測しながら生きてきた。
私の年齢になると、雇う側(会社)から見た場合もう有名大学卒や国公立大学卒なんて関係なくなる。
要は業務に必要な資格を取得していて、豊富な実務経験を有し、品質管理や利益管理ができて客先対応ができるか、
周囲の人間とうまくやれるか、部下を指導して仕事を教える能力があるかが問われる。
今思うに、若い頃に努力して苦労してきてよかったと思う。
若い頃、小さい失敗を多くした。小さな失敗でも傷つきショックに思うことが多かったが、今となっては
「失敗は成功のもと」であると思う。
自分が社会に出て苦い思い、つらい思いをしたことが今役立っている。
ダメもとで努力してみようという心は少しは衰えたが、まだ健在である。
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