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2022年12月26日

求人の多い施工管理職


建設会社といっても大きく言えば土木工事、建築工事、電気工事、設備工事などを主体とする会社に分かれる。

公共事業の場合、建築工事と違い設計会社と施工する工事会社は別である。

工事発注が別々で、施工会社は設計業務に入札参加できないしくみだ。

公共工事の場合、設計施工分離の原則がある。

なぜかというと、

1、工事業者に設計をさせると、施工しやすいとか儲けられる工法や設計を行う傾向になる懸念がある。

2、設計会社は設計を専門に何十年も行っているため、設計のノウハウは設計会社が強い。

3、中立公正な立場で設計の前段階での比較設計などは設計会社が行う必要がある
  例えば役所や設計会社担当者しか知らない計画段階で道路や地下鉄のルートが事前に漏れたりすると
  その土地を買収して一儲けたくらむ輩が出るだろうが、
  設計を行う建設コンサルタントはその情報を漏らすことはない。
  もし、もらしたら逮捕であろう。
  時々、役人工事業者に予定価格を漏らし、逮捕される事例がある。

主にそのような理由で設計会社と施工会社は別発注にするのだ。

ところで、私はもう60歳近いシニアなのに

施工管理をやらないかというオファーが多く来る。

現場監督の手伝い業務、補助業でもいのでを仕事しないかとのオファーもある。

工事現場では職人が足りないだけでなく、監督管理する施工管理者も不足しているのだ。

施工管理職というのは現場の監督など現場の責任者であり、現場全体の管理を行う仕事で

仕事の範囲が広く多岐にわたるし、いろいろな専門知識、マネジメント技術など必要であり責任が重いのである。

したがって、心身ともに大変であるから、やりたがる人は少ない。

求人を見ると月給が30万円から50万円と悪くはない。

しかし、実態としては日曜日休める程度で、毎日朝早くから遅くまで忙しく大変だ。

施工管理の仕事内容でも現場での工事段階ごとの写真撮影、写真整理、

キャドでの図面の修正、数量計算、書類作成など手間がかかる仕事があるが

その業務は設計職務と共通スキルで対応できるものがある。

だから、私のようなシニアにもうるさいくらい施工管理、施工管理と建設会社や派遣会社がオファーをよこす。

もし、体力に自信があり、少し頭が使えて、パソコンができるようなら

施工管理の手伝いでもそこそこ給与はもらえるので高い給与がほしい人は向いているかもしれない。

建設工事では現場の作業員や職人がやれないようなパソコンを使用した仕事が多い。

それが施工管理の仕事だ。

posted by ひでお at 00:00| 転職で思うこと
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ひでお
50歳で仕事のストレスでうつ病と不安障害を併発して、 5年仕事を休み、もうだめかと思っていたのでしたが 資格を数種類取得していたので社会復帰出来ました。 資格取得のコツ、体験談、有利だったことなど記載しております
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