コロナ禍で居酒屋の経営は厳しい。
家の周りには多くの居酒屋があり、それなりに固定客はいる。固定客といっても、ほとんどがその店に居つく常連客。自分が居酒屋SやYでそうだったように、長い時間そこで過ごす。
だから店が無くなれば行き場を失う。そういった飲みスタイルに慣れているから、古参の客がいる店には行きづらい。
駅の近くの居酒屋がテイクアウトの弁当を販売している。17時から販売のようで、17時前にその前を通ることが多いのでこれまでに買ったことがなかった。そこも古くからある居酒屋だ。のれんに“寄贈:○○会”とあるから、常連客も多いのだろう。
昨日は駅に着いたのが17時を過ぎていたので販売中。覗いてみると全て500円でボリュームがある。
とんかつ弁当があった。なかなかの厚みと大きさだ。これが500円ならお得だ。
食の話を昨日書いたが、とんかつは好物のひとつなのだ。まあ、一番好きなのはカツ丼だが。
大学に入り、住んだのは大学の裏手の学生アパート街。マンモス大学ということもあり、地方出身者も多くいる。住んでいたあたりは「〇大スラム街」と揶揄されるほど“下宿生”が多いエリア。
その中に「おなじみや」という食堂があった。
昼は学食、夜は「おなじみや」で晩飯という生活が多かった。
1981年だ。当時はコーヒーが250円〜300円くらいか。定食は500円〜600円が多かったか。「おなじみや」は安かった。カツ丼が350円だった。安いが、十分なボリュームがあった。
初めての一人暮らし、好きなモノが食べられるのだ。1週間カツ丼を食べたことを覚えている。
その居住エリアは1年しか住まなかった。2年生になって、これも大学の近くだが引っ越した。その「おなじみや」は引っ越してからもバイクで何回か行った記憶があるが、いつの間にか行かなくなった。
いつか行ったときは、その周辺自体が大きく様変わりし、店は跡形もなかった。
いや、こういう話を書くつもりがなかったが、とんかつ流れでこうなった。
脚は右足首の痺れが気になるが、健脚。肩の疼痛は大きくなった筋肉の中で、可愛く突き刺している。
手の痺れ、たぶん強さは変わっていないが、感覚はいい。暖かくなったからか。
2020年08月07日
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