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2019年02月06日

歯を抜く

寒い時期は脚が動きづらいことが多かったが、今年はあまりない。何か改善できたのだろうか。
肩の疼痛もそれほど酷く感じることも少ない。ただ、両腕が痺れを感じるようになってきた。意識の外におけば気にならないが、朝起きた時には痺れているなぁと感じる。腕の筋トレの相反する作用か。

昨日、歯を抜いた。左上の奥歯。歯茎がずっと腫れ、ある程度腫れが大きくなると出血していた。
歯茎の口内炎という診察で治療をしたが良くならない。結局は根から来ているという判断。
歯医者の今の主流は抜かない治療。この歯も3本音がある内の1本だけ抜くという。

そんな器用なことができるのか。もともと被せていた歯、削られている。
1本の根だけ抜くという状態を想像するに、その1本の根だけ抜くために歯の“切り離し”をしないといけないだろう。ということは、円形のノコのようなモノで歯を割るのか。完全に切り離すには歯茎にもあたるのではないか。色々考えると恐怖だ。

歯医者ではずっと目を閉じていた。以前、抜歯した際にテコのような道具を見た。
いやいや、歯ってペンチでしょ、テコは何に使うの。その支点はどこになるの、とか。
今回もセンセイが使う道具は見ないようにした。
今回も何の声掛けもなく、いきなり麻酔を歯茎に。しかも3か所。何か所かは教えてほしい。

イヤな音で抜く根の部分は削られる。時々すべって歯茎の方に機械が当たる。
これって仕方がないことなのか、とか考えながら手にも力が入る。
痛い時は思うようにしている。さらに痛かったことを。病院に運ばれた日、目の上をベッドの背板にぶつけて5センチくらいパックリ開いていた。
何の説明もなく「閉じますね」でホッチキスを打ち付けられた。痛いより驚いた。麻酔をして縫合するものだと思っていたから。

ようやく抜く根にペンチで掴めるスペースができたようだ。ペンチで力を入れて抜く。「ポキッ」と折れた。あーあ、この後の処理を想像するだけで憂鬱になった。さらに削るか、棒のようなもので粉々に粉砕するかだろう。
その両方だった。ある程度処置が終わった時にセンセイが自分にだろう、つぶやいた、小さな声で。
「まだ残ってるな・・・」

正直で優しいセンセイだ。でもつぶやかないで説明として言ってほしい内容だ。
また、棒のようなものでゴリゴリ。いや、その周辺は象牙質でなく、歯茎の中の肉でしょ、そんなにゴリゴリしなくても。と思うが仕方ない。
「残っているか確認のためレントゲンを撮ります」

残っていたようだ。レントゲンを見ながらゴリゴリ。
終わった時に「もう残ってないですか」と聞きたかったが止めた。残ってないから終わったのだ。
昨日は血まみれで食欲もなかった。酒も飲んではいけない。

「キズが治って、骨が生えて、歯肉が盛り上がってきてから被せますね」と言われた。
えっ、骨って生えるの。センセイに聞いた。「そうですよ、骨が出来てくるんです」
知らなかった。抜いた部分が盛り上がるのは歯肉だけだと思っていた。

今週も来週も出張がある。しばらくは右半分で噛まないといけない。
posted by shigenon at 08:39| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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