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2024年01月29日

首から先の連動した動き

朝から社内報を各拠点に発送する作業。
もうすでに送った拠点もあり、社内報の箱は開いている。寒いしワーキングスペースじゃなく自席で封入をやろうと運ぶ。
箱の開いた部分を両手で持つ。持ち上がらない。箱の下から腕を使って持つとなんとか持てる。
どれくらいの重さなのだろう、10キロあるのだろうか。でもあってもそれくらいだろう。それがうまく持てない。筋トレでは33キロを押しているのだが。

グリップが付いたものを上げたり引いたり押したりするのとは違うことは判る。だが不安定なものを持ち上げるということが10キロ程度で苦労する。本当に重いのかどうか、隣席の女性に持ってもらったが、何とか持っていた。
空いた箱を空いたフタをつかんで上げるといった動作は指で挟む力と手首の力、そして腕の力だろうか。
これがダメなのだろう。握力は筋肉がかなり付いた今でも6,7年変わっていない。それぞれの単体の力もあるが複数の力を組み合わせるということも必要だ。
単に引っ張り上げるだけだと箱のふたがよじれて破れる。そうならないよう、手の力を入れたまま手首を動かしたり力を調整していたと記憶している。それを頭が覚えている。力を入れるだけでなく力を抜く調整、それができない。

最初の頃に書いたよう、受傷後はなぜかスリッパを履けない。履いてもすぐ脱げる。これは他の中枢神経損傷者の人も同じだったという。足首がうまく動かないからか。いや、足首だけでなく足先から踵までの動きだろう。スリッパを足に密着させるには脱げないように足指や足全体の角度、足首をうまく微調整しているのだ。その複数の動きのコントロールができないのだろう。
スリッパが脱げずに履けるようになったのは、足首に柔軟性が出たから。脱げにくくなっただけだが。
冬になり、ブカブカのボアのスリッパをはいている。それは踵も靴下のように覆えるのだが、スリッパの状態で使用している。
履き始めは脱げることなく履いていたので、何か自分の状態が進歩したように感じていた。それが、先週あたりから階段を降りる時に脱げるようになった。

自分では悪化せずに良い状態が続いていると思っていた。そして機能も良くなっているのではという期待を持っていた。
足首や手首から先の動かし方、それも複数の筋肉をうまく使う動き。それが回復していない。それをリハビリしていない。どういう訓練をすればよいのだろう。長い棒を手のひらに立ててバランスを取るような事を思い浮かべるが、どうなのだろう。
中枢神経損傷者がこのような動きに難があることは明らかになっているのだろうか。そしてそれに対するリハビリとかは行われているのだろうか。優先度が低くはない事柄だとは思うのだが。
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posted by shigenon at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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