旅は各駅停車でスタート。
岡山までそんなに遠くはない。これまで岡山までは新幹線しか使用したことなく在来線は初めて。
贅沢な旅をしようとは思わない。どちらかというとケチケチだ。今は入ってくるお金より出ていくお金の方が多いのだ。いや、今はではなくこの先ずっとだ。
交通はよほど不便がない限りは安い経路を使い、宿は寝るだけだと安いことにこしたことはない。
今回の目的は広島と山口で呑むだけだ、岡山からバスで広島がお得なことは盲点だった。ただ食べることと呑むことはケチりたくない。
岡山では中華そば。岡山は中華そばの美味しい店が多い。その中の1軒を選んで訪問。
食べてからバスの時間まで2時間ほどあるので喫茶店で時間を潰す。岡山から広島までは高速バスで2時間半、新幹線の倍くらいの時間か。でも17時前とちょうど良い時間に着く。早く着いてもやることはないのだ。
18時ちょうどにN君が店長を務める店に入った。前にここに来たのは6年前、その時とN君はなんら変わっていない。もう上の子は大学3年生という。生まれた時に何か贈ったのを覚えている。
店では広島の名物を堪能した。小イワシの刺身、魚のすり身を揚げたがんす、刺身と山芋を和えたバクダン。お酒も広島の地酒をどんどん吸い込んだ。庄原のお酒、超群がとてもおいしかった。
3時間ほど滞在して店を出た。気持ちはもう1軒行きたい気分だった。でも女性のいる店に調子に乗っていくほどでもない。ここは冷静になって繁華街をブラブラだけした。
住んでいた23年前に行ったことのあるショットバーがまだあった。
翌日は雨模様。少し降っていたのでホテルのフロントで傘を買うが、そうしているうちに雨は止んだ。
広島駅まで歩いて15分ほど、そして西条駅まで向かった。このあと傘はほとんど使わなかった。
西条は広島の酒処。その中でも施設のよい加茂鶴に行く。
見学といってもビデオが回って酒を造る道具が置いてあるだけだ。そして有料の試飲。蔵元限定販売のお酒を買って帰る。
西条から東広島まではバスで。当初の予定より1時間早くなっている。昼飯を蔵元経営のレストランで食べようかと思っていたが東広島でお好み焼きにする。広島焼きは広島で食べたい。
東広島駅近くの地元の人が昼から呑んで過ごすお好み焼き屋、自分にはちょうどいい。新幹線の時間まで1時間時半とゆっくりできるのでビールとハイボール、そしてお好み焼き。
新幹線はキティ仕様だった。特別展示室とかもあったようだが興味はない。
新山口には15時に到着、そのままホテルに入って目的の焼き鳥屋さんのオープン18時までゆっくり過ごした。
マスターは変わっていなかった。もう83歳には見えない。手は焼き鳥を焼いているが口はずっと喋りっぱなしだ。これが元気の秘訣なのだろう。
3年前に来ている。もっと会っていなかったような気がしたのだが。
昔話といっても毎回同じ話になるのだが、それはそれでいい。店の同じカウンターの端に座っているとここで過ごした28歳から37歳までに戻れる。
翌日は早い新幹線で帰った。
山口にいたとして行きたい場所といっても車がないと行けない。もう焼き鳥屋のマスターと会うという目的を果たせば何もない。
昼過ぎに家に着いた。そしてジムへ。
そういえば旅行中は何の痺れも痛みも感じなかった。ただ逆にそれだから歩くときに何も考えなくなってしまう。何も考えずに歩いていると自分の不具合すら忘れ、しばらく歩いてうまく動かない脚にようやく気付くときがある。
今日は出勤。また明日から3連休だ。
明日は高校の同級生が集まり、早く亡くなった岩崎の墓参り。
https://fanblogs.jp/shigenon/archive/281/0?1689317061
2023年07月14日
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