ソーシャルレンディング投資記録（旧ブログ）

　今回はタイトル通り、仮説を書いていこうと思います。
　内容は全て私見であり、何らかの確信や証拠を持って言っているわけではありません。


　さて、最近のソーシャルレンディングを騒がせている一連の遅延や貸し倒れ問題。
　その口火を切ったのは、グリーンインフラレンディング（GIL社）の問題なのは間違いないでしょう。

　GIL社の問題は一事業者の問題に留まらず、政治資金問題まで絡んで大事になりました。
　結果として金融庁からの行政処分もあり新規案件が停止。これにより全案件の遅延が発生。
　さらに、maneoマーケットにも行政処分が下りました。

　このmaneoマーケットへの行政処分により、どうやらリファイナンス（借り換え）が厳しくなった模様。
　その事は、リファイナンスという言葉は使っていなくとも、maneoマーケットの改善策から読み取る事が
　できそうだと考えています（下記赤字）。

《当社の改善策の概要》
（注：8/24　maneoマーケットからのメールより）

１．経営体制の見直し【平成31年３月完了予定】

２．営業者の選定基準の策定【平成30年９月末完了予定】

３．営業者の管理について
（１）モニタリングの実効性を確保する取り組み【平成30年９月末完了予定】
（２）ファンドに対するモニタリングの強化【平成30年10月末完了予定】

４．組織の見直し
（１）人材確保による法令違反行為等の未然防止、早期発見【継続実施】
（２）研修や人事評価の見直しによる法令遵守意識の向上【継続実施】

５．投資者対応
（１）グリーンインフラレンディングの投資家向けの状況報告【継続実施】
（２）匿名組合契約約款・金銭消費貸借契約書の改訂、スキームの見直し【平成30年11月末完了予定】

６．役員報酬の自主返納【実施済】
今回の行政処分を受け、次の通り、関係役員の役員報酬を自主返納。
　　　・代表取締役　瀧本　憲治　報酬月額の50％、３ヵ月
　　　・取締役　　　安達　義夫　報酬月額の15％、２ヵ月

　


　ガイアファンディングの当初遅延問題、キャッシュフローファイナンス（CFF社）の遅延問題。
　これらの問題は、いずれもリファイナンス案件であることが共通しています。

　しかし一方でmaneoファミリーの中でも、LCレンディング、スマートレンド、クラウドリースなど未だに
　リファイナンス案件を募集している事業者があるのも事実。
　この違いは何だろう、と考えたわけです。


　結論から言えば、
　「その案件がExitできる見込みがある　or　貸付先が別の収入ルートを持っている」
　ということが、リファイナンス案件が今も募集できる条件ではないか？　と思いつきました。

　ある案件を借り換える時、その案件が償還できる見込みが（客観的に）あるのならそれでよし。
　でなければLCなどの案件のように、貸付先事業者が別の事業で継続的・安定的な収入を得ている場合でも
　行き当たりばったりではないので借り換えが可能。
　・・・という感じで、リファイナンスの条件が厳しくなったのではないでしょうか。


　繰り返しますが、これはあくまでも私の想像。
　確信などどこにもありませんので、その分は差し引いて話半分として下さい。

　一応、LCレンディング、スマートレンド、クラウドリースの3社については状況証拠というか、そのように
　考えれば一理はありそうな気はします。
　しかし一方、アメリカンファンディングでは今でもリファイナンス案件を取り扱っており、これは当初の
　ガイアファンディングのリファイナンス不可能案件と何が違うのか、良く分かりません。



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