2018年08月11日
ネクストシフトファンドの新案件は年利7.2%。実利を追求できる水準です。
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ネクストシフトファンドの紹介
新規事業者であるネクストシフトファンドは、2018年4月にサービスを開始しました。
投資スキームはソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)。
ただし、ソーシャルレンディングという言葉は前に出さず、「社会的インパクト投資」を謳っているという
のが特徴だと思います。
「社会的インパクト投資」というのは、
「社会的課題(貧困、福祉、教育etc)の解決を図ると同時、利益も追求する投資行動」のことです。
平たく言えば、「社会的意義も強調した金儲け」でしょうか。
元々はイギリスで、厳しい財政下で社会的課題をどう解決するかという答えの一つだったようです。
ただ、政府が率先してインパクト投資を推進するというのは、個人的にはどうかと。
国家ぐるみで善意の強要をしているように思えて、あまり賛同できる話ではないと考えます。
(個人でやる分には良いのですが、国家が予算不足を理由にして主導するものではないでしょう)
ネクストシフトファンドの、事業者としての信頼性は高いと思います。
以前調査した結果については、下記の記事をご覧下さい。
・参考記事:SLの話題(ネクストシフトファンドがサービス開始)
新ファンドは悪くない条件です
さて、そのネクストシフトファンドのファンドの話です。
オープン最初のファンドはカンボジア向けのマイクロファイナンスファンドで、利率は4.5%〜5%、しかも
ドル建てで為替リスクがあることから、お世辞にも魅力的な案件とは言えなかったと思います。
ですが今回のファンドは少なくとも、利率を見れば実利を追求できる水準でした。
(その分、どこかでリスクは高くなっているのでしょうが)
・ジョージア×カンボジア マイクロファイナンスファンド1号
予定利率:7.2%(*USD建てのため為替リスクあり)
期間:13ヶ月
貸付総額:2,000万円
担保:無し
一つのファンドで、ジョージアとカンボジアへのマイクロファイナンス投資が行える案件です。
投資期間は13ヶ月、目標年利率は7.2%。ただしUSD建てのため為替リスクはあります。
投資先であるMFI(マイクロファイナンス機関)は複数化してリスクを分散。
カンボジアとジョージアにどの程度の割合を投資するかは、条件によって別途決定するそうです。
最終貸付先と担保は、それぞれ以下のようになっています。
・ジョージア:中小企業向けローン(不動産担保)
・カンボジア:農機ローン(動産担保)
前述の通り、事業者事態のリスクは低いと思うのですが、貸付先のリスクは低くはありません。
これに加えて為替リスクをどう判断するか、だと思います。
利率は前回より高くなっており、これらのリスクを呑み込めば実利を追求できる案件ではないでしょうか。
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社会的インパクト投資
「インパクト投資」という言葉を、ここ最近良く聞くようになってきました。
その意義は分かるのですが、インパクト投資を世に広めたければなおのこと、投資者に対するリターンを
疎かにしてはいけないと思います。
投資家にとっては、通常の投資もインパクト投資も、資産運用の観点からすれば同じわけですから。
なおのこと、インパクト投資の名を借りた善意の強要は、決してやるべきではないと思います。
個人的には、世界ではなく日本の社会問題解決を目指す案件があれば、投資を検討したいと思います。
ただ日本の場合、そういった案件で投資家側が利益を得るのは難しいかもしれません
日本の社会的問題は資金の需給ギャップというよりも、国民の思う「当たり前の生活」の水準が世界と比べ
高すぎる事に端を発しているからではないか、と思うからです。
それこそ、ソーシャルレンディングではなく投資型のクラウドファンディングの出番かもしれません。
いずれは、そういったファンドにも投資を検討していきたいと思います。
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posted by SALLOW at 10:20
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