2018年07月09日
SBI SLでも一部ファンドで遅延が発生。SBI SLの回収能力に期待します
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SBI SLからの連絡
さて、JCサービスにmaneoマーケットに騒がしいソーシャルレンディング業界ですが、ここに来てまた別の
出来事が起こりました。
SBI SLで、ファンドの遅延が発生しているようです。
起こる時には色々起こるものですね。
お知らせ内容の紹介
SBI SLからのお知らせを引用します。
対象ファンドでは、毎月8日から翌月7日までを分配金の計算期間とし、計算期間の終了日である7日までに利息の支払があった場合には、同月15日(同日が営業日でない場合にはその翌営業日)にご登録いただいている口座に分配金を送金することとなっていますが、上記のとおり、2018年7月2日を期日とする利息の支払がなされていないことから、同月17日においては、現在、一部の分配をすることができない状態となっております。
なお、お客様の対象ファンドと、今回利息の支払がなされていない貸付金に対応する出資金額は以下のとおりです(括弧内はお客様の対象ファンドに対する当初の出資額です)。
SBISL不動産バイヤーズローンファンド 16号 257,350円 (500,000円)
SBISL不動産バイヤーズローンファンド 19号 581,980円 (1,000,000円)
今回の利息の支払がなされなかったことに伴い、弊社は、現在、貸付債権の一括回収をはかるべく、担保不動産の競売手続等を進めることを検討しております。担保不動産はすべて東京都内に所在しており、弊社が第一順位の抵当権を設定しております。しかしながら、どの程度回収ができるかは担保不動産の価値等によることになりますので、この点、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
本件に関してご不明点等ございましたら、お問い合わせいただきますようお願い申し上げます。
SBI SL不動産バイヤーズローンファンドの一部に遅延が発生している模様です。
他にもいくつか遅延発生があるのかもしれませんが、私の場合は上記の2案件でした。
不動産バイヤーズローンファンドは、担保価値に対してLTV 80%以下での融資を行っています。
調べてみましたら、16号のLTVは73.7%、19号のLTVは75.9%でした。
さらに、担保物件は東京都内で第一順位。
SBI SLは堅い案件評価を行う事を考えても、普通に考えれば担保売却で元本は戻りそうです。
(オープンにされていない情報がなければ、の話ですが)
SBI SLの人気案件であるローンファンドで初めての遅延。
さて、SBI SLはこれをどう回収するか。
「法人向け貸付事業:貸倒れ0件」を名乗り続けるためには、ここで実力を見せなければなりません。
私も上記の通り遅延発生しているファンドに投資していますが、そもそもソーシャルレンディングにおいて
遅延発生が起こらないという事はあり得ないと思っていますので、特に驚きはありません。
それよりも、SBI SLの回収の手並みを見られる良いチャンスだ、と思っています。
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posted by SALLOW at 18:30
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情報ありがとうございます。
私の方でも問い合わせを行い、同様の情報を得ました。
先ほど記事をアップしております。
それにしても、首都圏LTV80%の担保を放り出して逃げるというのはちょっと驚きました。
これで身内貸しであれば、実際よりも担保価値を高く見積もっているとか、実はワケアリ物件だったとかで、放り出しても惜しくないのかもしれませんが、SBI SLが外部貸し付けでそこまで甘い査定をやっているとは思えません。
(自分たちは安定・信頼で人気なのだと、他ならぬSBI SLが一番自覚しているでしょう)
何にせよ、早めに決着が付けばいいですね。他も色々騒ぎになっている中、引っ張るのは得策とは言えません。
TAKA 様
はい。私も同様の情報を得て、先ほど記事をアップしました。
何度も書きますが、「まさか逃げるとは」と言うのが素直な感想です。
匿名性が解除されれば、こういう事業者も白日の下に晒されるわけで、人が悪いですがそういった意味でも楽しみです。
いずれにせよ、まずは目の前。SBI SLの回収能力、お手並み拝見です。
SBIに電話で聞いてみました。滞納分はメッセージに書いてある金額だそうです。
滞納業者には連絡が取れず、早速競売の準備に入っているそうです。
また、担保評価は、SBIでも当然しているので大きな隔たりはなさそうですね。迅速な処理を願ってます。
昨日、SBIは本当に各事業者ごとにLTL80%で貸し付けているか?と不安になり、
SALLOW様にご意見をうかがった物ですが
本日SBiより回答を貰いましたので報告させて頂きます。
@やはり今回の各ファンド遅延は同一事業者
A現在事業者とは連絡が取れない状況
その為売却前提で進めており、長期化が予想される
B遅延事業者からは各ファンドごとに別々に担保を設けており、
SALLOW様のご意見とおり、LTVは個別におよそ80%未満の割合で貸し付けていた
C事業者に対するモニタリングはその都度行っていたが
今回は予想できなかった
D競売状況以外、他含みある懸念事項は無いとの事
とのことでした
以上となります
お久しぶりです。
私は上記の説明からすると、85万円ほどロックされているということでしょうか。
日本の不動産は全体的に見ればピークアウトも近いのではないかと思いますが、少なくとも首都圏においてはまだまだ人口増加は続くわけで、物件の余り具合もマダラ模様になるのではないか、と思っています。
結果としてこれからは、案件の所在が集中してしまうリスクを取るか、それとも大都市圏以外に案件を分散させることで価値が漸減していくリスクを取るか、ということになるのだと思います。
いずれにせよ、maneoのお手並み拝見はまったくの同意見です。
未入力 様
はい。おそらくファンドは分けていても、その中の一部の事業者は同じであったということでしょう。
このあたりも、匿名化の解除により貸付先がきちんと表記されるようになれば、納得して投資を行う事ができます。今期中の解除と金融庁は言っていますが、なるべく早くお願いしたいものです。
担保価値については、SBI SLの文章は「各ファンドについて、担保余力評価総額に対する融資割合は、原則として80%未満です」となっているだけですね。
ですので、気になされているような事がないとは限りません。ただ、これまでの全てのローンファンドで、総計したLTVは80%を必ず下回っていましたので、各ファンドに対しても80%そこそこのLTVはあるのではないか、というのが私の考えです。
ちょっとSBI SLに聞いてみます。
私の場合は19.21号で遅延が発生したとメールが来ました
このバイヤーズローン、16〜22号?で重なり合って遅延発生という事は
ファンドは分けているものの、借り手は同じ事業者だったという事なんですかね…
となると、バイヤーズは1ファンドごとに複数事業者に貸し付けてるわけですから
複数事業者の担保を平均化した場合がLTV80%であって
遅延事業者の持つ担保がLTV80%未満とは限らないケースもあるやも
と不安になってきています。
宜しければ、SALLOW様のご意見を聞かせて下さい
私も50万ほどつかまりました。
転売が滞っているとしたら
日本の不動産市場もピークかもしれませんね。
お手並み拝見ですね。