2018年07月01日
JCサービスがmaneoマーケットに反論。泥沼化の兆し?
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JCサービスがまさかの全面対決姿勢
以前の記事の続き、になります。
・maneoマーケットがGIレンディングを切り離したようです
最終資金需要者において上記説明とは異なる使途に一部資金が使用された疑いがあることが判明いたしました。これを受けて、弊社は、かかる疑いのある対象ファンドの新規募集を停止した上で、最終資金需要者の認識や見解について説明を受け、事実関係の確認を実施いたしました。
その結果、大変遺憾ながらグリーンインフラレンディング社から弊社が説明を受け、投資家の皆様にご説明申し上げていた使途とは異なる使途に一部資金が使用されたものと評価せざるを得ないとの判断に至りました。
「グリーンインフラレンディング」における今後のファンドの募集は停止させて頂きます。また、新規の投資家登録も停止させていただきます。
(6/29、maneoマーケットの発表)
この発表は事実上、maneoマーケットがGIレンディングを切り離したものです。
これで終わったかに見えましたが、まだ続きがありました。
7/1に今度はGIレンディングの経営母体であるJCサービスが、お知らせを発表しています。
・グリーンインフラレンディングについて (JCサービス)
このような状況の中、株式会社グリーンインフラレンディングの HPにおいて、6月29日、maneoマーケット株式会社により、株式会社グリーンインフラレンディング及び弊社に対して事前の説明等もなく、一方的に、「ファンド募集停止等のお知らせ」を掲載し、「投資家の皆様にご説明申し上げていた使途とは異なる使途に一部資金が使用されたものと評価せざるを得ない」とし、「今後のファンドの募集」を停止するとの「お知らせ」が掲載されました。
株式会社グリーンインフラレンディング及び弊社としては、maneoマーケット株式会社に対しまして「資金の使途に関する同社の確認」のための作業に協力してまいりましたが、同社が事実関係の十分な精査確認もないまま、一方的に、自社の見解をもとにこのような対応をされたことは大変遺憾であります。
まさかの全面対決姿勢。
maneoマーケットがGIレンディングを切り離すに至ったその裏には、JCサービスとの間で渋々ながらも
合意が取れているものだと思ったのですが、全くそんな事はなかった様子です。
ということはあの発表、maneoマーケットの先走りということでしょうか。
金融庁の調査が入っている、しかも政治資金絡みでもあったので、とっとと幕を引きたくてああいう行動に
出た、ということなのかもしれません。
しかしそれにしても、maneoでJCサービスと思われる案件が募集されているのもまた事実。
(匿名化のため、JCサービスなのかどうか、肯定も否定もできませんが)
もしその案件がJCサービスなのだとしたら、JCサービスとしてはほとぼりが冷めたらGIレンディングで
募集を復活させようとしたところ、寝耳に水の切り離し宣言でカチンときたのかもしれません。
ちょっと泥沼化の様相を呈してきましたね。
投資家としては内輪もめはどうでもいいから返す物返せよ、というところなのですが、はてさて。
今月のGIレンディングの償還がどうなるかがポイントでしょう。
一番怖いのは、maneoマーケットから切られた事を返済焦げ付きの理由に使わないか、ということです。
案件がまともに動いているのであれば、そこまでの心配は要らないのかもしれませんが、昨今の状況や
JCサービスの脇の甘さ、内部統制の問題を考えると、一抹の不安はよぎります。
一つツッコむのなら
JCサービスのお知らせには、次の一文も掲載されていました。
また、一部報道において、ファンドで募集した資金の一部が投資家への事前の説明と異なり融資先の企業から弊社の関係会社または関係者に渡ったかのような記載がありますが、そのような事実はありません。
これはまあ、言葉遊びですね。
JCサービスからJC証券にお金が渡ったのは事実。そのお金がJC証券から細野氏に渡ったのもまた事実。
(NHKが報じているという事から、事実として間違いないだろうと判断しました)
これまでの事を考えると、JCサービス内で資金の分別管理がきちんと行われているとはとても思えません。
(でなければ、一部のお金が社長の口座に直接入金される、などという問題は起きないわけで)
分別管理が行われていないのなら、お金に印が付いていませんから、細野氏に渡ったお金がどこから出た
ものなのか、証明も反証もできないことになります。
証明も反証もできないものを持ち出して「事実がない」と言うのは、ただの詭弁の類です。
事実がないと言うのなら、JCサービスからJC証券に渡ったお金、JC証券から細野氏に渡ったお金の出所を
明確に発表すべきでしょう。
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posted by SALLOW at 23:15
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コメントありがとうございます。
真実については私が調べた範囲では分かりませんし、おそらく内部情報まで入っていると思いますので、意見を言うべき立場ではないと思います。
ただ大変失礼ながら、若干感情的に過ぎるコメントのように感じています。
その内容が真実であれば無論問題とすべきなのでしょうが、寡聞にして確信を持てるだけのエビデンスは見つける事ができませんでした。
それを知識不足、調査不足と言われるのであれば、それは致し方なく認めるべきでしょう。
その上で、ソーシャルレンディングの現状においては、素行の悪い事業者が混じってくるのは仕方の無い事であると考えています。
当然責任は追及すべきでしょうが、それよりも私の興味は、いかにこれからのソーシャルレンディング業界を健全に発展させていくかに尽きます。
私がGIレンディングに投資している金額は致命的なものではありませんし、人柱としては相応の代償でしょう。結論としてGIレンディングやJCサービスの行く末よりも、私はソーシャルレンディングの行く末により大きな興味を抱いています。
重ねて失礼な物言いとなってしまいますが、問題が起きてから指摘するのは容易い事でしょう。私にはそこまでの知識も背景もありませんので、傷つきながら投資を続けていきたいと思っています。
かつて、ジャパンコストプランニング(JCP)という名の会社があった。
JCPの水処理装置+コジェネを組み合わせた装置をメンテナンスする会社として
JCサービスは設立されました。中〇保氏は代表取締役にはなれない状況でしたので、
表立って名前は出てきませんがJCPの会長として会社を取り仕切っていました。
さて、JCPはどうなったのか?
負債総額 約54億で2007年に破産しております。
今回は現時点で200億ですか。
スキームも前回は装置をリースバックすることでリース会社よりキャッシュを
引っ張っていましたが、設備の実力(価値)以上の高値で売却する方法は、
今回も変わりないようです。
前回は複数のリース会社でしたが、今回は個人です。
よく調べ、よく考えましょう。
負債も膨らませれば破産したって債務はサービサーが圧縮しちゃうし、
うまく資産を逃がせば普通に働くよりもいい暮らしができるって不思議ですね。
2回も潰して改善しろよって?
えぇ改善されてますよ。債権者が
個人(突き上げきつい)→ 法人(めんどいからサービサーに債権売却) → 自分の息のかかった?事業者A?
ね!
そうですね。今回の問題で、脇の甘さが露呈した印象です。
もっともそれは瀧本社長も、少なくとも数ヶ月前には気付いていたようです。maneoファミリーの監視を行う人間を増強した、というブログ内容がありました。
おそらくこの時点では、既に金融庁の調査が始まっていたのではないかと思っています。
ソーシャルレンディングを続けていこうとする人間としてバイアスがかかっている考え方ですが、現状黎明期を脱しつつあるSLは、そろそろ試練の時なのでしょう。
これを乗り越え、内部統制を進めて、もう一段上の信頼を勝ち取れる投資になるかどうか。今年が勝負の年になるのではないでしょうか。
通りすがり 様
maneoとJCサービスの間に関係があるのはもちろん確かで、ただ焦げ付く事を予想してその後の動きを取ったのかどうかというと、申し訳ありませんが私には少し微妙に思えます。
というのも、maneo本体で貸し付けていようが、maneoファミリーで貸し付けていようが、何か起こればmaneo自体の信頼が失墜することに変わりはないからです。maneoとmaneoマーケットは違うよ、といくら言ったところで、同じ名前を冠している以上信じる人は少ないでしょう。
ただ、今回の敵対的なコメントについては、ちょっとプロレスのようなものを感じるのも確かです。
トカゲの尻尾切りをしようとしている可能性も考えてはいますが、既にmaneoマーケットの名前がこれだけ世の中に出回った以上、何らかの手を打たなければならないでしょう。
(道義的にではなく、損得勘定の問題です)
もともとマネオがJCサービスに融資していて、焦げ付きそうになったお金を回収するためにクラウドファンディングを使ってますからね。
マネオにしてみればずっと自転車操業をしていたJCサービスをよく知っていたので、このような結末は見えてたのではないでしょうか?JCサービスがマネオに対して敵対的なコメントを出しているのも、マネオを残すために関係ないですよ的な事を第三者に見せつける茶番に見えてしまいます。
トカゲの尻尾を切る準備ですかね。。
なんとか振りほどいて関係を断とうとするマネオと、
なんとかしがみ付こうとするGI。
私も投資しているから何%位戻ってくることやら。
マネオファミリーなら安全とマネオを信じ切っていましたが、
マネオがこんなに脇が甘いとは思ってもいませんでした。
自前にこの位のことは想定しているかと思っていましたが、
残念な話です。
トラストレンディングの方がずっとましかもしれません。
政治献金 ×
天下りの受け入れ 〇
の法則でしょうか ?
コメントありがとうございます。
その情報は私の調査では手に入らなかったので、申し訳ありませんが一方的に鵜呑みにする訳にはいきません。
ですが、その情報が正しいとすれば、「2回も会社潰しておいていい加減反省&改善しろよ」というのが素直な感想ですね。
特に、会社が小さい頃であれば、まあ良いとは言いませんがそういう経験も必要だよね、とは思います。
私は起業をした事がありませんので、起業というチャレンジングな事をした方を結果で酷評するのは間違っていると考えます。
しかし、社員が150人もいる会社でそれをするのはあまりにもお粗末すぎます。正直、CEOとしての適正を疑うと判断しなければならないでしょう。
いずれにせよ、maneoマーケットもかなり本腰は入れている様子。今後に注目したいと思います。
正確には・・・
公務員→スマートシティに目覚めて起業and倒産(1回目)→起業and倒産(2回目)→JCサービス(3回目)
です。
1回目・2回目ともに知ってますが、嘘・嘘・嘘のオンパレード。
案件なんてほとんどなし、借金で会社経営を装い、嘘がバレて資金調達できなくなり、資金ショート。
同じことを繰り返してます。
「状況証拠的に明らかにアウトだろう」というmaneoマーケットと、「ほとぼりが冷めたらまた募集を開始するつもりだった」JCサービスの認識の違いでしょうか。いずれにせよ、投資家をほったらかして勝手な喧嘩を始めるな、と言いたいところですね。
今回の心付けについては、相手が無所属とは言え与党ではないのでモリカケのように大声では扱われていませんが、猪瀬元知事よりよほど大事の話になるのではないでしょうか。当事者としてはマスコミの忖度があって良かった、という側面もありますが。
中久保社長は確かに、金融機関での経験が無かったですね。そういう意味ではやはり、お金に関しては脇が甘いというか、そもそも認識が甘かったのでしょう。今回の事を良い薬として、社内統治をきっちりして欲しいところです。
未入力 様
・GIレンディングで集めたお金がJCサービスに行く
・JCサービスから増資用資金ということで、JC証券にお金が行く
・その資金の一部が細野氏へ貸し付けられた
ということで、誰がどう見ても関係があると思うのが当然でしょうし、むしろ関係が無いのならその証明責任はJCサービスにあると思うのが当然ですが、当事者はこれで逃げられると思っているのでしょうか。
この際、金融庁のブチ切れを最も恐れるmaneoマーケットが全力を出して、JCサービスをガン詰めでもしてもらえると有り難いのですが(あまり追い込むと案件焦げ付きを招く恐れがあるので、そのあたりは今後の可能性もちらつかせつつ、大人の会話で)。
グリフラで集めたお金がjcサービス からjc証券に送金されたのですから。
maneoもそうですが、こういった言葉遊びは投資家の目を逸らすためで不誠実としか思えません。
怒りを通り越して悲しくなります。
社長の少ない経歴を調べると公務員→阪神大震災を機に自然エネルギー発電などスマートシティ構想に惹かれる(太陽光発電に目覚める)→現JCサービスとなっているようですが、マネオファミリーではノンバンク含め金融機関での経験がない社長であるのでお金絡みは心配ですね。