2018年06月16日
キャッシュフローファイナンスが債務超過状態
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ある意味、その度胸は評価すべきでしょう
どうにも週末は情報感度が鈍ってしまって困ります(主な理由はお酒ですが)。
今週、キャッシュフローファイナンスが決算を発表していました。
キャッシュフローファイナンスは2017年2月にサービスを開始、1年半が経った業者です。
このキャッシュフローファイナンスが、財務状態を公開しました。
いやもう何と言いますか、公開義務ないのにこの内容で良く公開したよな、と言うのが第一印象でしたが。
サービス開始して最初の決算期で、いきなり3,270万円の赤字。
資本金を食いつぶして債務超過状態になっています。
内容を見てみます
CFFの公開情報によると、現時点における貸付金(総額ではなく現状貸し付けている分)は約16億円。
・返済実績一覧 (キャッシュフローファイナンス)
上の財務情報では、貸付債権が約6億円。
現時点での貸付債権は16億円。
この決算の事業年度が2017年9月末までの1年であることから、現在の貸付債権よりは金額が少なくなる
ということなのでしょうか。
貸付債権6億円に対し、売上高2,000万円ということは、事業者利益は3%と標準的です。
気になるのは「売上原価」です。
販管費は給料とかそういったものだと思いますが、売上原価はシステムの使用料とかでしょうか。
だとしたらmaneo、少しはプラットフォームの利用料金を手加減してやれ、と思います。
現時点の貸付債権額は16億円ですので、売上高は5,000万円程度まで増えていると予想されます。
売上原価と販管費がほとんど変わらないという仮定をした場合、収支はトントンというところでしょうか。
(売上原価と販管費の中身が分からない以上、これらが売上高に比例しないとは言えませんが)
債務超過の影響と、私の考え
CFFはAH社相手の貸付と分配業務に特化しています。
本体はAH社ですので、こちらがおかしな事にならなければ大丈夫、という意見もあるでしょう。
とはいえ、さすがに事業者の債務超過は看過できません。
AH社が生きていても、CFFが吹き飛んだら投資家への分配は滞る事が容易に予想されます。
(まあ、そのスキームはさすがに訴訟必至ですから、maneoも許しはしないでしょうが)
ということで、CFFには収支を改善する事に加え、資本金の増強を強く望みたいところです。
できればその資本金が関係者ではなく、外部から入ってくれれば言う事はありません。
なお私の選択ですが、CFFからは最近撤退気味です(現在の総投資額は40万円、6ヶ月で完済予定)。
代わりに、maneoのCFFセレクトファンド案件に投資をしていきたいと思っています。
セレクトファンドはmaneoが中抜きしていますので、何かあった時に無関係と主張はできないからです。
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posted by SALLOW at 20:30
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ええ、何というか「焦土」です。
それでも、Webサイトで発表する義務がないのに発表したのは大したものです。
とても好意的に解釈するなら、「これから挽回する目処はありますよ」という自信の現れなのかもしれませんね。
ひどいですね...
ただ発表した度胸は認めるべきですね