2018年06月02日
maneoへの質問に回答がありました(DM社と売却予定価格)
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疑問の内容
数日前、maneoに二つの質問をしていました。
一つ目は、下記の記事で呈した疑問です。
・追加投資を行いました(5/24 maneo)+LENDEXからのメール
あと、一つ気になることが。
本件の貸付先はDM社となっているのですが、下記案件の貸付先も同じDM社でした。
・参考:1,200億円突破記念ローンファンド【第3弾】
maneoのルール的には、同じアルファベットは同じ貸付先を示すはずです。
しかし、この案件のDM社は「リース業、店舗設備の割賦販売」。
1,200億円突破ファンドの方は不動産業。
もちろん兼業ということも考えられますが、ちょっと首をひねってしまいます。
同じDM社という名前は付いていますが、あまりにも業種が異なるのは何故だろう、と思ったわけです。
また、もう一つは以前にコメントでいただいた内容です。
maneoは以前、不動産担保案件における不動産評価額は「TAS評価額」もしくは「業者見積り金額」という
形で示しているのが多かったのですが、最近は「売却予定価格」が多い様子。
売却予定価格というのが何らかの裏付けのある価格であれば良いのですが、もし「希望売却価格」であれば
大問題です。極言、1,000万円の土地を1億円で売却希望と言ってもいいわけですから。
以上二つの疑問について、maneoから返答が来ましたので紹介します。
maneoからの回答
maneoからの回答は以下の通りでした。
・貸付先について
⇒「不動産事業者」と「リース事業者」につきましては、
DM社になりますが、別の貸付先となります。
これは少し驚きな回答でした。
DM社という同じ名称は使っていても、その実貸付先が異なることがあるということです。
好意的に取れば、別名の貸付先が実は同じだったという事はないので、大きな問題はないという解釈が
できるかもしれませんが、「貸付先の識別」という点では適切とは言えないと思います。
どちらにせよ無事に返済されるのなら問題はないのですが、改善をお願いしたいところです。
もう一つ、不動産評価額については下記の通りです。
・不動産評価額について
「売却予定価格」は、特定の買主により提示された買取予定価格でございます。
「TAS評価額」や「業者ヒアリング評価額」も引き続き採用しておりますが、「売却予定価格」は売買契約が締結されている場合等に、その価格で売却が行われる可能性が高いという判断のもと表示しております。
また、「TAS評価額」や「業者ヒアリング評価額」との乖離につきましては、誠に恐れ入りますが各案件により異なっております。
こちらは期待していた答えでした。
実際の売買契約が結ばれている場合、もしくは、(おそらく)過去の売買契約の実態がある場合に、その
金額を「売却予定価格」としている、とのことでした。
これにしても、「特定の買主」というのが実は身内でした、というオチだとどうしようもないわけですが、
それはさすがにmaneoではしないだろうと判断しています。
以上、maneoへの二つの質問に対する回答でした。
今後の改善をお願いしたい点はありましたが、それなりに納得はできるのではないかと思います。
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posted by SALLOW at 17:41
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どこまでを偽情報とするか、だと思います。
売買予定価格とは言え「見せ玉」の可能性は十分にあるので、20億と言っても信用はできません。
しかしそもそも、土地の価格は需要と供給で水物ですから、例え数倍違っていても偽だと言い切ることもできないでしょう。
本来なら路線価とか、そういった「事実情報」のみにすべきなのでしょうけどね。
こういった背景もあり、最近私は案件紹介時に不動産の評価方法も加えるようにしました。
本件自分も投資しており非常に不安です
本当に20億の価値のある土地なのか?
今となってはマネオ側の偽情報の可能性ありますでしょうか?
融資型CF最大の癌というか、問題点ですね。
土地だけで20億円はあり得ない、それは上物の価値を含んでいるということで説明は付くのですが、実際の建物が匿名化されている以上、その価値の合理性が分かりません。
結局は、maneoの説明と評価額を呑み込まなければならないわけで、最終的には「maneoなら妙な事はやらないだろう」という、妥当性はさておき根拠のない信頼に基づいて投資する必要があります。
(ちなみに私もパチンコ関連だろうと踏んでいます)
本来の投資の形からすればずいぶんと歪だと思います。
最近投資型CFに手を出しているのは、あちらは匿名性がないからという理由です。
疑い始めると担保物や事業を完全特定できない以上は、疑問点が湧いて、投資できないのでリスクをどこまで許容できるかだと思います。
DM社の関連する情報からすると、断定は出来ないですがパチンコ屋の物件取得と思いますが…
コメントありがとうございます。
そうですね。あくまでも好意的に捉えた場合になりますが、ぴよぴよ様のコメント内容が一つの答えになるのではないかと思います。
否定的に解釈すれば、「特定の買主により提示された買取予定価格」というのは売買契約を伴っていないため、価格の提示だけをして実際には買う気はない、ともとれます。
「売買契約が締結されている場合等に、その価格で売却が行われる可能性が高い」というのも、所詮は可能性の話しかしていませんので、書面を取り交わしていない以上は何の拘束力も持ちませんし。
とは言え、maneoがそこまで明らかな騙しをやってくることはないだろうということで、一応納得しています。
最後は業者の信用に依らざるを得ないあたり、現在のソーシャルレンディングの限界ですよね。この状況が何らかの方法で打破される事を望みます。
ちょうど僕も1,200億ファンド第3弾を調べていたのですが。
売りに出ている土地の相場から計算すると10億円にもならないし。
公示地価をもとにすると東京駅だと該当しそうだけど、はたしてそんな土地が本当にあるのか?
20億円の妥当性に疑いモード全開になってました。
maneo回答によると、要するにDM社と更地にしたあとの売り先との間で、売却価格20億で話が付いているということですね。
あくまでも予定は未定でしょうが、さすがにmaneoの回答ですから、まるっきりウソってことはないでしょうし。
少し安心しました。ありがとうございました。
DM社については、「別会社で単純な間違いです」くらいの回答が来るものだと予想していたのですが、思ったよりも深読みしたくなるような回答でした。
「DM社ですが」「別の貸付先となります」という内容から、ハレルヤ様のコメント通り、グループ会社なのではないかと推測しています。
これ以上をmaneoに聞いたところで、貸付先の匿名化に引っかかるので教えてはもらえないでしょうから、とりあえずはこれで終わりですが。
おっしゃられている通り、裏書き一つ変えれば約束手形の受取人は変えられるので、実質的な影響はそれほどないのかな、というのが私の感想です。
売却予定価格については、予想通りのコメントでした。どちらかと言えばこっちが気に掛かっていただけに、妙なコメントが飛んでこないで良かったです。
yos 様
上のコメントでも書きましたが、おそらくグループ会社なのではないかと思います。
法人格が異なるので別の貸付と見なしている、という回答は論理性はあります。もっともそれであればアルファベットを変えておけば無用な疑問を抱くこともなかったわけで、同じアルファベットを使用したのが偶然なのか意図的なのかは少し気になります。
(聞いても答えは戻って来ないでしょうが)
何があったんでしょうね
DM社の件は、意外でしたね。年商2000億以上とか詳細情報が同じ内容書いてあるので、てっきり同じ貸付先だと思っていました。グループ会社で借入法人A(リース業専業)と借入法人B(不動産専業)でmaneoの借入極度額を倍にするために別々に借り入れているのかちょっと疑ってしまいますね。形としては、別法人ですから別の貸付先と回答しても問題ありませんが、同じ記号で表すあたり何か意図を感じます。
個人の不動産レバレッジの方法にペーパー法人を乱立させて金融機関から別法人として融資をつけるスキームがありますが、大本の代表者個人は同じか家族なので信用収縮があると全部焦げ付くわけです。
約束手形の受け入れなんで裏書一つで、受取人は変えられるのでmaneoとしては借入人は違えど手形さえ押さえてしまえば借入人に入る前に弁済されるわけで関係ないと言えば関係ないですが…
売却予定価格については、まあそうなりますわなぁという回答ですね。身内ということはないと思いますが、過去の取引実績も加味していますとかそういった文言があると分かりやすいですね。