2018年03月29日
【追記有り】ラッキーバンクで延滞発生?(ラッキーバンク回答あり)
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3/29 9:30追記:
ラッキーバンクからお知らせがありましたので、記事後半部に加筆を行いました。
ラッキーバンクでいつのまにか延滞が
「ラッキーバンクで延滞が起きているらしい」という噂が耳に入りました。
さっそく自分の投資している案件を調べますと、確かにその通り。
一部案件について、いつの間にか返済期限の延長がされていました。
私の投資状況(247号は償還済)
このうち、返済期間が延長されていたのは264号と305号でした。
これらの案件では、案件1と2の「最終返済日」が異なる事が分かります。
案件2の方が本来の返済日(2018/3/28)、それに対して案件1は3ヶ月遅延が起こっています。
問い合わせてみました
案件の遅延が起こるのは、ソーシャルレンディングの性質上しかたないことと呑み込んでいます。
ただ、それに対してアナウンス無しはいただけません。
行政処分の対応で忙しいのは分かりますが、案件の返済期限を変更するのであれば先だって連絡をするか
最悪でも延長と同時に連絡を行うべきでしょう。
ということで、問い合わせを行ってみました。
(前略)
ローンファンド264号、305号についての質問です。
これらのファンドは募集時、返済完了予定日が2018年3月28日になっていましたが、今見たところ一部のファンドの返済期間が2018年6月末に延長されています。
延長自体は致し方ないものかもしれませんが、そのお知らせと理由の説明は、返済延長の前か、少なくとも返済延長と同時であるべきではないでしょうか。
行政処分対応でお忙しいとは思いますが、連絡のないまま返済延長を行うような事になりますと、ますます投資家の不信を買う懸念があると考えております。
お手数ですが、早急なご対応をいただきたく、よろしくお願いいたします。
これについて、ラッキーバンクからの返事は1時間以内に来ました。
対応速度は迅速で好感が持てます。
(前略)ファンドの償還期限が変更している件につきましては、当初、ファンドからの貸付の返済期限を2018年3月28日までとしておりましたが、現状、当該貸付(元本部分のみ)※の返済期限の延長を予定しております。
2018年3月のファンド持分の償還をお待ちいただいていたにもかかわらず、お客様にはご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。
(中略、延長ファンドの説明)
各ファンドにおけるプロジェクト2の元本相当の匿名組合の出資金並びにプロジェクト1及び2分の分配金は、募集当初の予定どおり、2018年4月5日に支払われる見込みです。
また、当該分配金の詳細は、同日にお客様のマイページ上に反映される予定です。
各プロジェクトの進捗状況や、今後の予定に関する詳細は、3月28日中にマイページの「メッセージ」に配信いたします。
誠に恐れ入りますが、配信まで今しばらくお待ちください。
この度は、当初の計画通り、お客様のファンド持分にかかる元本償還が行われないことに重ね、ご報告が遅れておりますことをお詫び申し上げます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
対応は迅速ですが・・・
ということで、対応は迅速でしたが内容についてはイマイチでした。
3本日中にマイページのメッセージに配信がされるとのことですので、それを受けて当記事は加筆修正を
行う予定です。少々お待ち下さい。
以下、加筆分:
ラッキーバンクのマイページ右上、「メッセージ一覧」に詳細内容が配信されました。
ちなみに私の場合、配信のタイムスタンプは29日の午前1時過ぎ。
「28日中に配信する」という回答からすれば遅刻ですが、目くじらを立てるほどではないと思います。
内容については以下の通りです。
ラッキーバンク・インベストメント株式会社(以下「弊社」)は、掲題のファンドについて、当初、ファンドからの貸付の返済期限を2018年3月28日までとしておりました。しかし、弊社は、以下の理由により、当該貸付(元本部分のみ)の返済期限を変更させていただくこととなりましたのでお知らせいたします。2018年3月のファンド持分の償還をお待ちいただいていたお客様にはご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。
(中略、対象ファンド名)
【返済期限変更の理由】
売却活動の進捗としましては、購入検討者から買付証明書(不動産の取引時、契約前に提出される購入意思表示の書面・購入の申込書)を借入人は受領しており、2018年3月末に売買契約の締結を予定しております。買主側が金融機関によるローン審査を通過した際には、2018年4月の決済・引き渡しを予定しております。金融機関の審査が承認されなかった場合は、売却活動の継続や、同一の買主が他の金融機関へ融資打診を行うなどの対応が想定されます。
【今後の予定】
現在、借入人は、対象物件の売却活動を行っており、買付証明書を提出している検討者と交渉中です。
プロジェクト2の元本相当の匿名組合の出資金並びにプロジェクト1及び2分の分配金は、募集当初の予定どおり、2018年4月5日に支払われる見込みです。また、当該分配金の詳細は、2018年4月5日までにお客様のマイページ上に反映される予定です。
なお、対象物件が早期に売却され、2018年6月末を待たずに出資金が償還されたときには、当該月の末日をもって契約の終了といたします。
もっとも、対象物件の売却活動状況によっては、契約期間の再延長の可能性がございますのでご了承ください。
所感
ラッキーバンクの説明を、まずは呑み込んでおきます。
その上で判断しますと、不動産業界において借入期間の延長が起こるのはある程度仕方ないと思いますので
延長の事実そのものについては、特に悪い印象はありません。
ただ、行政処分の内容と今回の件を合わせて考えると、今回延滞を起こした貸付先は、状況証拠としては
X社ではないかと考えられます。
理由は、行政処分ではX社の契約関連の甘さを指摘されているからです。おそらく行政処分が下りなければ
この案件も借換で済ませたのでしょうが、処分のためにそれができなくなり、今回の延滞となったものと
推察されます。
現状、私のラッキーバンクへの自分的評価は、行政処分を受けた時から変化無しです。
(つまりマイナス)
今後、4/2までが期限の監督官庁への報告を遅滞なく投資家にも情報提供し、合わせてX社の財務情報など
重要な情報を開示し、また人員強化により脇を固める事ができるかどうかが鍵となるでしょう。
逆に言えば、これはラッキーバンクにとってもチャンスであると考えます。
2回の行政処分を踏み台にして経営体制の改善を図り、日本第3位の貸付実績を持つに至ったクラウドバンク
という事業者もありますので、是非それを先達としてもらいたいものです。
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 09:30
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はい、私も確認して記事に追記しました。
内容的にはまあ・・・というところなのですが、どうも状況証拠的にこの延滞案件はx社貸付分ではないかと思うのですよね。
ですので、X社の財務情報が分からない現状では予断を許さないと思います。
一つ安全材料があるとすれば、延滞と同時に早期償還(私は対象案件がありませんでした)があったことでしょう。償還できるものは償還し、無理なものは延滞するのは正しい姿勢だと思います。
後は、今後の姿勢ですね。
悪い情報ほど素直に、素早く一報する。自分でも耳が痛い事ではありますが、やはりその積み重ねが信頼を生むのでしょう。
ご回答ありがとうございます。
先ほどLB社HP内のメッセージを見ましたら、昨夜2時前に305号ファンドの返済期限変更のお知らせがきていたのが確認できました。
お騒がせして申し訳ございませんでした。
返済期限延長については先般申し上げた通り私にとっては許容範囲ですし、貸し倒れについてはリスクとして認識してますので万一棄損があったとしてもそこに文句はございません(みんクレのように他者への流用でしたら言語道断ですが)。
今回の件を機会にLB社には反省して頂き、何かトラブルが起きた時にこそ、投資家に対して迅速に、正直に、誠実に対峙して頂けるようになれば良いですね。
>困っています 様
どうも今回の一連の問題からすると、分配予定額の書き換え処理に追われて投資家への連絡が遅くなった、もしくは投資家への連絡は後で一斉にやるつもりだった、という事のように見えます。
分からなくはないのですが、現状からするとやはり脇が甘い対応ですね。
全投資家に対してあらかじめ、「**号が延滞となります。詳細は**日までにご報告します」と一報を入れるだけでずいぶん違うと思うのですが。
不動産のプロではあったとしても、こういう役所絡みの想定外の出来事には弱く、パニックを起こしているのかな? とも推察しています。
今回の事を反省材料として、社内にこういう事が得意な人を引き込み、経営体制を強化してもらいたいですね。どこかの業者のように天下りを数名受け入れるのはやりすぎの気もしますが。
>jall 様
情報いただき調べて見ましたが、確かに契約成立通知書も書き換わっていましたね。
確かに契約期間は事業者側の一存で変えられますが、事前に一言あるだけでずいぶん印象が変わっていたでしょうに、残念です。
今回延滞した案件は、記事にも書きましたがX社絡みと思われます。
行政処分前ならお代わり案件を出せたものの、処分後なので出せず、代わりに延滞となったのでしょう。
3ヶ月後ろ倒しをしている理由も、実際に書いてある理由以外に、行政の怒りが4/2では溶けず、ファンド組成を再開できないかもしれない、と考えているのではないでしょうか。
>captain 様
はい。私も借換・借入延長は許容範囲だと思います。
それは良いのですが、仮にも行政処分を受けてそれまでの信頼を失墜している身であれば、延長前に投資家に一言はあるべきだったでしょう。
行政処分の内容自体も脇が甘いな、という印象ですが、その後の対応もなんというか「成熟していない会社の匂い」がぷんぷんとします。
ちなみに私自身ですが、今回の貸付については延滞があったとしても、貸し倒れについてはかなり楽観的です。
それよりも問題なのは、ラッキーバンクがきちんと内部体制を見直し、再起できるかどうかでしょう。そちらについては今のところ五分五分で懐疑的です。
ご回答ありがとうございます。
私自身不動産をかじったこともありますし、借り換えや借入延長は許容範囲と考えております。
丸1日以上経過し、マイページもメッセージもメールにもLB社から連絡が無いのは引っ掛かりますが、別のブロガーさんのコメントでLB社からの今回の延長の件で回答があった旨のブログを拝見できましたので、もう少し信じて待ってみることに致します。
私が投資している3月末完済予定の126号も確認したところ遅延しておりました。
当該ファンドの匿名組合契約成立通知書を確認しましたが、
同意なく期限が勝手に書き換わっておりました。
(別紙の返済予定表は3月末で完済のスケジュールでした)
あくまで推測ですが、3月末完済予定ファンドの雲行きが怪しい印象です。
私は「分配予定額明細を書き換え、出資金額の返済を遅延し、そのことについて一切の説明がない、ことを説明して下さい。」と、問い合わせたのは昨夜の「2018/03/27 (火) 20:47」です。
私はブログ等はしていませんが、過去にメールでの問合せは2〜3回し、翌日には返信(内容はさておき)はありました。
今回は返信がありません、望んでいることではありませんが「とうとう火の車になったのか!?そして逃げる準備!?」と不信は募る一方です。
なお問合せ案件は126号です。
>captain 様
ラッキーバンク社はなんというか、悪意は感じないのですが未熟さと脇の甘さが出てしまったような印象を受けています。
LB社が当ブログの常連でもない限り、1時間以内で私の問いあわせから私のブログを割り出して優先的に回答を返した、というのはちょっと考えにくい事かと。
ですので、単純にcaptain様の問い合わせがメールに埋もれているのではないかと推察しています(それはそれでダメだろう、というツッコミは当然ですが)。
いずれにせよ、もし万が一ブログによる発信力の差で返答の優先度を決めているのであれば、それは投資家を選別する自分勝手な行為であり、容認できるものではないと思います。
状況証拠だけで断罪することはできませんが、例えメールが埋もれていたにしても返答が来ないのは残念ですね。そのお話が本当であれば(すみません、それも信じるに足る証拠がないので)、私も少しLB社に対しての見解を変えなければならないかもしれません。
お褒めの言葉、ありがとうございます。励みになります。
>ZILsan 様
私もカメルーン仲間です(延滞歴は数ヶ月ですが)。
クラウドクレジットは、事業者としては伊藤忠やマネックスのデューデリジェンスはくぐり抜けているわけですから、問題はないと考えています。ですが案件のリスクについては、既存のソーシャルレンディング業者とは一線を画していると思います。
LB社についてはなんというか、「マンパワーの配置が、金融庁の指導と処分を食らう事を想定していなかった」ように思います。
余力がないために対応が後手後手に回っているのではないでしょうか。
一度精算して借り換え、というのは、今は少なくとも無理でしょう。金融庁への報告を待たずにファンド組成なんてしたら、今度こそ関係省庁がブチ切れるのは火を見るより明らかです。
個人的な考えですが、@ラッキーバンクがこれからの対応で今までのミスを濯ぐこと AX社の財務情報を開示すること B利率を妥当なラインに落とすこと(10%はいくらなんでもやりすぎです)の3点。
これらを達成できるのなら、クラウドバンクのように再起も可能でしょうし、私も再投資を考えたいと思っています。
お世話になります。
確かに今回の対応は後手に回ってますね。
いずれにせよ、無事に帰ってくることを
祈るだけです。
私は、クラウドクレジットのカメルーンで
当然のように遅延されていますので、
それとは違うと考えてます。
(もう一年以上待っているものが複数あります。)
ただ本来なら、一度清算して再度借り換えを
すべきでしょうが、今は金融庁のしたで
業務改善命令を出すのが第一ですので、
いろいろあるのでしょう。
クラウドバンクのように、改善していけば
良いと思いますが、どうでしょうか?
いつもブログ拝見させて頂いております。
お問い合わせから1時間でのご回答でしたか。
私も305号ファンドの返済延長に気づいて、昨夜のうちに問い合わせのメールを送りましたが、私にはLB社からは未だ返信ございません・・・
SALLOW様の本日のブログを拝読し、当方の予想通りではありましたが、延長についての事前連絡がない事、返信を頂けない事も含め少しづつLB社には不信感が芽生え始めております。
返信する人としない人の違いは何なんでしょうか?
私はSALLOW様のように自らブログを発信しているわけではないから、軽く見られているのでしょうか?
先月末は早期償還も含め無事に分配があり、LB社を信用していただけに、今回の件は大変残念に思います。
愚痴のようになってしまい、申し訳ございません。
SALLOW様の適格な情報配信は、本当に為になります。
これからも、ブログ楽しみにしております。