ソーシャルレンディング投資記録（旧ブログ）

記事が１日遅れてしまいましたが、OwnersBookに新規案件が出ていましたので紹介させてもらいます。


　　品川区新築マンション第1号ファンド第1回

　　予定利率：5%
　　期間：6ヶ月
　　貸付総額：7,050万円
　　担保：不動産担保（第二順位）　不動産評価価値4.3億円、先順位2.5億円


　品川区にある新築マンションを担保にしたローンファンドです。
　不動産評価価値は4.3億円、先順位（銀行からのシニアローン）が2.5億円ありますので、差し引いて
　残りの担保価値は1.8億円となります。

　

　不動産の評価価値を正とすると、シニアローン＋メザニンローンの合計額は評価価値の74.4%です。
　と言うことで、何らかの原因で物件の価値が毀損する事があった場合、その額が25.6%を超えると
　今回のローンファンドの元本に損害があることになります。

　ローンファンド期間は6ヶ月です。
　東京23区の物件の価値が半年で1/4吹っ飛ぶという状況は、地震かゴジラくらいしか思いつきません。
　元本の安全性という点では、（天変地異を除けば）十分だと思います。

　

　物件リスクを見ますと、「稼働率単位」がリスク最大になっています。
　これは、新築のため稼働率が決定できません、なので最大にしています、という意味だと思います。

　品川区の賃貸住宅稼働率は、こちらによりますと、2017/2/24現在で87.7%です。
　将来的にはどうなるか分かりませんが、少なくとも短期で賃貸需要が大きく変動するとは思えません。
　そのため、利払いについてもリスクはさほど無いと思います。


　OwnersBookの案件の場合、過去の案件の利率を見ますと、7ヶ月で4.5%というものがありました。
　今回は6ヶ月ですので、同じ4.5%くらいになりそうなところ、前述のリスク要因（完成前）があるので
　+0.5%を乗せて5%にした、というところでしょうか。

　以上、内容を簡単ですが分析してみました。
　結論：OwnersBookらしい、安全性の高い案件だと思います。
　ソーシャルレンディングを始めたばかりの方にも勧められる、比較的安定性の高い案件ではないでしょうか。


　OwnersBookは、親事業者のロードスターキャピタルの健全性も高く、事業者リスクが低いSL業者です。
　Webサイトに財務情報が公開されていますが、平成27年12月の決算発表で純資産約16億、経常利益6.8億。
　売上高経常利益率23%と、不動産業界の平均である4.1%を大きく引き離す優良企業です。

　OwnersBook 純資産と経常利益の出典：OwnersBook公式Webサイト

　不動産業界の平均売上高経常利益率の出典：EDINET


　なお、私は前回記事にした案件に全力突撃したので、今回は見送ります・・・。


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