2017年07月21日
案件紹介(maneo サマーCP、ガイアファンディング 40億突破記念、LENDEX 第2号案件)
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maneoで募集中:サマーキャンペーン9%案件
maneoで久しぶりの高利率、9%案件が登場していますので、内容を見ていきます。
・サマーキャンペーンローンファンド
予定利率:9%
期間:7ヶ月
貸付総額:7億円(総額、主案件部分)
担保:港区土地建物 評価額24億5,000万円、先順位14億5,000万円
LTV:88%
不動産購入資金の貸し付けとなります。
スキームは下記の通り、単純な案件です。
利率、期間、不動産担保付きという条件を総合的に考えますと、キャンペーンファンドに相応しい好条件で
基本的には投資問題無しの案件だと思います。
ですので、敢えてリスク面だけを拾ってみました。
@担保の質
本件担保は、不動産担保ではありますが「購入予定物件」です。
購入予定の物件は、所有済みの物件を担保にする場合に比べ、一般的には担保の質は劣ります。
貸付金を持ち逃げされたら元も子もないからです。
もっとも今回の場合、代表者保証は付いていますし(お守り程度の効果ですが)、
何よりも担保に先順位がありますので、おそらくは金融機関も絡んでいるものと思います。
持ち逃げの可能性は、皆無とは言いませんが低いと思われます。
A担保の量
評価額24億5,000万円で先順位14億5,000万円。これに対し貸付金が7億円ですので、LTVは
(14億5,000万円+7億円)÷24億5,000万円=88%となります。
高くもなく低くもなし、という標準的な基準ですが、収益還元評価というのは少しだけ注意が必要です。
TAS評価と比べ、収益還元評価による評価額は景気の波に左右されやすい性質があるからです。
(現在の価格を評価するTASと比べ、収益還元評価では将来の価値も含めて評価するため)
もっとも今回の場合、直下地震でも来なければ地価が下落するとは考えにくい港区、さらに貸付期間が
7ヶ月ということから、さほど問題にはならないかもしれません。
以上の内容より、全力を突っ込むかどうかは人次第ですが、投資するのは問題ない案件だと思います。
私は資金が不足しているので投資できませんが、もしあれば50〜100万円くらい投資したかもしれません。
ガイアファンディング:成立ローン総額40億円突破記念ファンド
ガイアファンディングから、ローン累計額40億円突破の記念ファンドが登場しました。
・成立ローン総額40億円突破記念ローンファンド
予定利率:10%
期間:13ヶ月
貸付総額:6,710万円(主部分)
担保:ハワイ・オアフ島不動産 評価額1億3,200万円
LTV:51%
オアフ島にある不動産を担保とする案件です。
LTVは低く安定している物件だと思います。ハワイならカントリーリスクもさほど無いでしょう。
引っかかる点があるとすれば、一つは資金用途が「仕入れ資金(物件購入代、工事費等)」とあるので
不動産はまだ購入していないのでは? と言う事です。
先のmaneoの案件でもそうでしたが、未取得の不動産は担保の質として一段落ちます。
二つ目は、本案件が以前の案件の借り換えということです。
「許可の取得に予定以上の時間を要した」という一文からは、許可は下りている可能性もありますが、
「新たな計画のために改めて手続きを行う予定」ともありますので、ちょっと微妙なところです。
建築許可が下りなかったらどうなるのか? という点は、最悪のリスクとして考えるべきでしょう。
もっとも、貸付金額6,710万円×13ヶ月×利率12%(ガイアファンディングの取り分含む)から
利息は872万円程度です。
不動産会社が吹き飛ぶレベルではなさそうですので、さほど心配は要らないかもしれません。
今見ましたら、預託口座に最低投資金額の3万円がありましたので、投資することにしました。
LENDEXの第2号案件
LENDEXから第2号案件が登場しました。
・不動産担保付きローンファンド 2号
予定利率:10%
期間:11ヶ月
貸付総額:2,100万円(主部分)
担保:京都市中京区不動産 評価額3,120万円
LTV:67%
LENDEXから第2号案件の登場です。
LENDEXについては、以下の記事で主に事業者について取り上げましたので、こちらもご覧下さい。
・新しいソーシャルレンディングサービス?「LENDEX」
・LENDEXに関する追加情報(ネガティブ情報を含みます)
京都市中京区というと、ビジネス中心の四条烏丸などを含む地区です。
ここにある不動産(面積を考えるとおそらく町家)を取得、リノベして民泊施設とするものです。
案件の性質としては、クラウドリアルティのこの案件と似ています。
東急リバブルが査定した評価額3,120万円ですが、34平方mでこの金額ということは相当の一等地です。
リノベーションするということは、上物にはほぼ価値はないと見なすべきでしょう。
そうすると、烏丸から河原町にかかるどこかのエリアの不動産だと思われます。
・京都市中京区の地価 (土地価格相場が分かる土地代データ)
評価額を丸呑みするとなれば、利率的には有利な案件だと思います。
少額の投資をしても良いかもしれません。
リスクとしては、まず事業者の信頼性。
あとは細かい事かもしれませんが、第1号案件と事業者のアルファベットが被っている事が気になります。
(第1号:東京都内の不動産事業者A 第2号:京都府内の民泊事業者A)
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 11:20
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