2019年07月31日
クラウドクレジットで実名化ファンドが次々登場。「クラウドファンディング2.0」の兆し。
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次々に匿名化が解除されています
海外案件を扱うソーシャルレンディング事業者、クラウドクレジットの話題です。
以前クラウドクレジットでは、金融庁における通達を受けて匿名化解除の方針を発表しました。
海外案件のみを扱うこの事業者の場合、匿名かを解除する実質的な意味合いは国内事業者に比べて薄いかも
しれませんが、その姿勢はもちろん評価すべきだと思います。
最初に実名化された案件は、貸付先の募集が完了してからの対応となりました。
以前の記事では「貸付金額が集まってから貸付先を公開するような後出しジャンケンがないように」と期待
を書いたのですが・・・。
・クラウドクレジットで匿名性解除のニュース。気をつけるべきポイントのおさらいです。
正直に言います。申し訳ありませんでした。
上の記事を書いたあと、怒濤の実名化が実行されました。
一部だけ、しかも募集終了の案件だけ匿名化されたらどうしようなどという私の懸念は、単なる杞憂に終わ
ったようで何よりです。
・【匿名化解除】「マイクロローン事業者ファンド」シリーズ貸付先公開のお知らせ
・【匿名化解除】「ブルガリア中小企業向けローンファンド」シリーズ貸付先公開のお知らせ
・【匿名化解除】「東欧金融事業者支援ファンド」シリーズ貸付先公開のお知らせ
・【匿名化解除】「モンゴル金融事業者支援ファンド」シリーズ貸付先公開のお知らせ
・【匿名化解除】「インドネシア小水力発電支援ファンド」シリーズ貸付先公開のお知らせ
・【匿名化解除】「モンゴル中小企業支援プロジェクト」シリーズ貸付先公開のお知らせ
さらにこれに加え、実名化初の案件も登場。
基本的にクラウドクレジットにおいては、匿名化は解除されたとみて間違いなさそうです。
・【実名化案件】キルギスマイクロファイナンス事業者支援ファンド
杉山社長のインタビュー
この匿名化解除に関して、クラウドクレジットの杉山社長がインタビューに答えています。
・クラウド融資、匿名化解除で本来あるべき姿に (QUICK MoneyWorld)
内容を要約すると、以下のようになります。
・貸付先のほぼ全社から社名開示の同意を得ている
・投資家に事業内容などをより深く理解してもらえるため、貸付先も実名化を希望
・実名化により投資家が貸付先を調査でき、お金が何に使われているのかを知ることができる
・今後は貸付先を招いてのセミナーなども考えたい
・次の目標は黒字化と、分散投資を促す機能の実装
・業界目標としては、税制改正(総合課税から申告分離課税に)
最後の税制改正については、個人的な理由から総合課税でもかまわないような仕組みを作っていますが、
申告分離課税になったならそれはそれで有効に利用するまでです。
クラウドクレジットが案件の透明化を図り、さらに事業を拡大していくことを期待します。
また、これまでのソーシャルレンディングでは匿名化のために問題が起きていることは事実です。
実名化によりその問題の根っこがなくなり、杉山社長のおっしゃっている「クラウドファンディング2.0」が
実現することを願いたいと思います。
――投資家にもメリットが大きいと?
「2つのメリットを得られると考えています。ひとつは、当社の場合は英語にはなってしまいますが、投資家がインターネット上の公開情報を用いて独自に案件の実在性を調査することができます。また、自分の投資したお金を誰がどのように使い、社会にどういう付加価値が創出されたかが明確に分かるようになります。貸付型クラウドファンディング業界がようやく本来のあるべき姿に戻り、『クラウドファンディング2.0』が始まったと言えます」
(上記インタビューより引用)
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posted by SALLOW at 11:00
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