2017年06月05日
スマートレンド案件紹介(エステ向けクレジットサービス)
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案件紹介
スマートレンドから、割賦販売事業者への運転資金ファンドが登場しました。
案件紹介という記事の性質上、瞬間蒸発してしまう案件は取り扱いにくいのですが、こちらの案件は
幸か不幸か利率が高くないので、数日間は残っていると判断して記事に取り上げさせていただきます。
スマートレンドは香港事業者へのローンファンドもありますので、こちらも別の機会に紹介します。
・事業支援型ローンファンド 第7号
・事業支援型ローンファンド 第8号
・事業支援型ローンファンド 第9号
・【保証会社付き】あんしんファンド 第16号
*下記は全て、事業支援7号/8号/9号/あんしんファンドの順番
予定利率:6.5%/6.5%/6.5%/4.5%
期間:6ヶ月/15ヶ月/6ヶ月/3ヶ月
貸付金額:全て1,000万円
担保:代表者保証/親会社保証/代表者保証/保証会社保証
同一の貸付先に対し、
期間6ヶ月で代表者保証 → 6.5%
期間15ヶ月で親会社保証 → 6.5%
期間3ヶ月で保証会社保証 → 4.5%
という3種類の案件が用意されていることになります。
貸付先とリスク分析
まず、貸付先を見てみます。
「エステティックサロンを利用する女性向けのクレジットサービスを営む事業者」とあります。
「自社専用のカードを加盟店のエステサロンで使用する」と書いてありますので、
自社割賦ではなく、個別・包括クレジットの類だと推測されます。
個別・包括クレジットの場合、信用購入斡旋となります。
平成20年に改正された割賦販売法により、信用購入斡旋では支払能力調査が義務づけられており、
また、利用者の支払能力を超える過剰与信を禁止しています。
となると、貸付先である利用者は、一定の信用を持っていると言えるでしょう。
また、事業者の方も「包括信用購入斡旋業者登録」をしている業者であり、監督官庁の指導を受けながら
業務を行う事になりますので、こちらもリスクは軽減されていると思います。
(*エステ専用のクレジットサービスと聞いた時、真っ先に思ったのは自社割賦でした。
自社割賦では経産省への事業者登録が必要なく、割賦販売法の対象に入っていません。
もし自社割賦だったなら、利用者の支払能力調査が甘いための焦げ付きや、逆に支払能力を超える
契約を結ばせる事によるトラブルがリスクとして浮上していました)
利用者の支払能力調査がきちんと機能していることは、回収率が99%であることから読み取れます。
ほぼ確実に分割金を回収できていますので、返済原資の安全性は高いと言えるでしょう。
さらに、利用者数も12,000人を超えるということで、大数の法則が働きます。
これによって1人2人の未返済が全体に与える影響は、かなり少ないと判断できます。
また、自己資本比率約50%というのは、クレジットカード会社の中では極めて高い部類に入ります。
出典:業界動向サーチ
上記データは大手カード会社なので単純な比較とはいきませんが、自己資本比率は3.9〜23.5%です。
カード会社の業務形態から考えて、50%というのは相当の値だと思います。
まとめ
安全性が高いと思われる点:
・エステ業態が相手のため、一定の需要は常に見込まれる。
・割賦販売法により支払能力調査が義務化されており、利用者には支払能力があると推定される。
実際、回収率は99%であることから、支払能力調査は有効に機能していると言える。
・クレジットカード業界の平均を大きく超える自己資本比率を持ち、健全な財務内容。
・過去に返済実績あり。
安全性に懸念がある点:
・担保が存在しない点。
・貸付先が吹き飛ぶ事を想定すると、代表者保証は意味がない。
親会社保証は、親会社の規模が不明。
(親会社が貸付先の株をメインで所有する持株会社だったりすると、連鎖で吹き飛ぶ可能性有り)
・保証会社が非公開な点。
名前を出せないのは分かりますが、せめて規模を公開して欲しいところです。
以上を踏まえて私個人が判断するならば、以下の通りです。
保証会社付きは利率が低い上、3ヶ月貸付のため資金待機期間が相対的に長くなります。
貸付先の返済原資は確かであり、財務基盤もそれなりに整っていますので安全性はあると考え、
貸付ポートフォリオ拡大のために、6ヶ月か15ヶ月の案件に少額の投資を行う事を検討します。
ランキングに参加しています。
リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
posted by SALLOW at 16:00
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