ソーシャルレンディング投資記録（旧ブログ）

　BuzzFeedの記事が面白かったので、紹介したいと思います。


　　・「上司に叱られたら感謝せよ」これって常識？ アメリカのビジネス本がじわじわ来る


　世界最大の人材紹介会社のCEOが書いたビジネス本、その題名が
　「研修では教えてくれない　会社で働く人の常識110」というもの。

　BuzzFeedの記事は、本の中で取り上げられた「常識」のうち、特にエッジが効いている15個を
　取り上げ、常識なのかブラックなのかを投票してもらう、というものでした。
　
　ちなみに、ビジネス本の編集部あとがきによると、これらの内容は
　「非常に真っ当な、会社で働く人なら誰でも当然実行すべきことばかり」らしいです。


　なお、私の仕事観は、下記の記事あたりを読んでもらえれば理解いただけると思います。
　要約すると、「仕事は、時間と金銭の交換作業。それに意義を感じてもいいが、人に押しつけるな」です。


　　・「超一流のビジネスパーソンは、アーリーリタイアメントなんかしない」という記事を読みました

　　・「40代、35％が貯蓄ゼロ」でも悲観することはない理由　という記事を読みました


　以下、私の自己チェックと、その選択肢を選んだ理由です。
　皆様の考え方と同じもの、違うものなどあるとは思いますが、ご笑覧下さい。


　１．定時より早く出社し、定時より遅く退社せよ　→　ブラック
　　正確には、「常識ではない」が答えですが、その選択肢はないのでブラックで。
　　理由は簡単で、「だったらその分残業代を出しなさい」です。


　２．服装は自分の趣味ではなく職場に合わせよ　→　常識
　　職場でのドレスコード指定は業務命令のうちですし、TPOを弁えた服装をするのは
　　そもそも良識人としての通常の行動だと思います。


　３．目上の人が入ってきたら起立せよ　→　ブラック
　　儀礼的な場所であればともかく、一般のオフィスにおいてそこまでする必要はありません。
　　そういえば昔、某社で電話中に役員が入って起立しなかったから罰則、という話があって
　　随分と叩かれていました。つまり、そういうことだと思います。


　４．みずから進んで残業せよ　→　ブラック
　　残業代が全て付くなら構いませんが、文章の趣旨からしてそうではないでしょう。
　　なら、ブラックで確定です。


　５．個人的な問題を職場に持ち込むな　→　常識
　　同僚とは言え他人です。自分の問題で他人を煩わせるのは筋に反します。
　　それと、職場は仕事をする場所です。
　　

　６．雑談は最小限にとどめよ　→　常識
　　同上の理由です。


　７．誰かについてよいことを言えないのなら、何も言うな　→　ブラック
　　それが目的や目標達成のために必要な事実であれば、良い事でも悪い事でも言うべきでしょう。
　　良い事しか言ってはならない風土は、某ハングルを使う国の北の方みたいなものです。


　８．ジョークが面白くなくても笑顔を見せよ　→　ブラック
　　それは相手によるでしょう。


　９．上司に忠誠を誓え　→　ブラック
　　「これを言ったら無条件ブラック発言」のうちの一つだと思います。
　　たかだか仕事で忠誠とは、大げさな発言ではないでしょうか。


　１０．上司に叱られたら感謝せよ　→　ブラック
　　100%こちらに否がある場合を除き、叱られれば反発するのが人の性です。
　　論理的に諭し、教えて、どうしても無理ならしかるべきところに相談すればいいでしょう。


　１１．上司が答えられないような質問を人前でするな　→　ブラック
　　７と同じです。
　　それが目的や目標達成のために必要な事なら、質問をすべきです。


　１２．社長を励ませ　→　ブラック
　　社長から（独りよがりでなく）本当に励まされたのであれば、もちろんお返しをします。
　　ギブアンドテイクを謳うなら、その人からギブをするべきです。


　１３．愛社精神を持て　→　ブラック
　　私と会社の付き合いは金銭労働契約、あとは少しの惰性と興味と趣味だけです。
　　愛社精神を持つ事は否定しませんが、押しつけるのはやめて下さい。


　１４．会社に対して不誠実な同僚を許すな　→　ブラック
　　「社会に対して」不誠実な同僚を許すな、であれば常識です。
　　会社に対して不誠実や敵対的であっても、それは「考え方の多様性」の一部でしょう。


　１５．人生は公平ではないことを理解せよ　→　常識
　　むしろ、社会人の中で公平だと思っている人がいれば、そちらの方がびっくりです。


　投票結果（多数決）と私のチェック結果が違うところは、以下の５カ所でした。

　　７．誰かについてよいことを言えないのなら、何も言うな
　　８．ジョークが面白くなくても笑顔を見せよ
　　１１．上司が答えられないような質問を人前でするな
　　１３．愛社精神を持て
　　１４．会社に対して不誠実な同僚を許すな

　これらを選んだ理由とともに考察すると、自己分析ができそうです。
　私の場合は、

　　「論理的に考えて必要な発言ならば、相手の心情に関係無く言うべき。事実と感情は別」
　　「会社に対してどんな考えを持っていても構わないが、それを押しつけるな」

　という考察になりました。皆様はいかがだったでしょうか？


　ランキングに参加しています。
　リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。